CHORDxxCODE LAB
“なぜか好き”を価値化するデザイン— テクノロジーでモノの潜在価値(“なぜか好き”)を測って サービスに応用する —
CHORDxxCODE
上岡玲子さん・ソン・ヨンアさん・橋田朋子さん
日程:2019年7月16日(火)・19日(金)・23日(火)
時間:14:00-18:00(13:30〜受付)
23日は終了後懇親会予定(〜20:00)
会場:デザイン・ラウンジ(武蔵野美術大学/東京ミッドタウン・デザインハブ)
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウンタワー5F TEL.03-3470-7221
参加費:
一般(非会員):80,000円/1名(税別)
*DMN法人会員は参加費無料(スペシャル会員6名、スタンダード会員3名、シングル会員1名まで)
*エッセンシャル会員・法人会員の追加のご参加は1名30,000円(税別)
■ワークショップ概要
あなたの家にある、使わないけれどもなぜか捨てることのできない大事なモノ達。それは単に[価格]や[使用期間]や[機能]のような尺度では測りきれない、あなたがモノと過ごす中で育んだ[思い出]や[愛着]、もしかしたら再び使うかもしれない[期待]といった複合的なモノへの想い(=“なぜか好き”)が詰まっているからかもしれません。実は今、モノへのなぜか好きそのものやモノに残されたなぜか好きの痕跡に着目した新たなサービス・プロダクトが世界各地で生まれつつあります。SDGsのような持続可能な開発目標により、作る責任/使う責任がより問われるようになってきた今、一からモノを作り出すデザインではなく、既にあるモノを、“なぜか好き”を起点に再価値化するためのデザインは今後益々重要になるのではないでしょうか?
本ワークショップで学べること
本ワークショップではこれまでモノサシがないために数値化することが難しかったモノへの潜在価値に着目し、「“なぜか好き”を定義する」「“なぜか好き”をテクノロジーで測る」「“なぜか好き”をサービスに繋げる」という3つの構成でモノへの想いを再価値化するデザインを学んで頂きます。
女性視点のユニークなプロジェクトメソッドが満載
・企画者、実践者のための多彩なオリジナルメソッド。
・工学的アプローチによる、デザイン思考を超えるブレークスルー。
・研究者だけが知っている個人ワークとチームワークの最適マネジメント。
■ワークショップの構成
「モノへの思いを再価値化するデザインワーク」
1.定義: “なぜか好き”を定義する
2.計る: “なぜか好き”をテクノロジーで計る
3.サービスデザイン:“なぜか好き”をサービスに繋げる
レクチャー&ディスカッション
モノの存在価値の多角的な捉え方に関するレクチャーを行う. モノの存在価値として一般的な使用期間/価格/機能のような定量可能な顕在的存在価値に加えて, 思い出/嗜好/愛着のような単純には数値化しづらい潜在的存在価値なども考えられることについて知見を共有する.
アイディアシェア
自分の身の回りで, 顕在的存在価値や潜在的存在価値を感じたモノに関してメモ・記録してきたことや, そのような価値を尺度としたモノとの適切な別れのためのメディアについて考えたことをシェアする.
グループワーク/プロトタイピング
グループに別れ,「これからのモノの死の在り方」・「モノとの適切な別れ方」に関して, 実世界でどのような実際のメディア・サービスとして導入可能なのか, デザイン及びプロトタイピングを行う.
発表・講評会
グループごとのプロトタイピングの結果をプレゼンテーションして頂き, 比較検討すると共に講評を行う.
■Workshop Director
CHORDxxCODE(コードアンドコード)
女性博士研究者7名で結成されたリサーチ・エンジニアリングユニット。CHORD(感性)とCODE(論理的思考)をハイブリッドに駆使して、おしゃべりを通じたモノ・コトの分析と新たなメディアテクノロジーの研究・プロトタイプ開発を実践的に行っている。chordxxcode.tumblr.com
東京大学大学院工学系研究科
先端学際工学専攻博士課程修了 博士(工学)
2012年より九州大学大学院芸術工学研究院 准教授.
技術とファッションを融合させた機能衣服・e-textileの研究, 身体や意識を拡張,顕在,制御することを目的としたインタフェースの開発に従事.
ソン ヨンアさん
東京大学大学院 学際情報学府博士課程修了.博士(学際情報学).
個人体験記録に基づく情動センシングと行動誘発に関する研究に従事.
2012年よりサムソン電子研究所と本社に勤務, 2017年より東京大学大学院情報理工系研究科 特任研究員.個人体験記録に基づく情動センシングと行動誘発に関する研究に従事.
橋田 朋子さん Tomoko Hashida
東京大学大学院学際情報学府 博士課程単位取得
博士(学際情報学)
2015年より早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授.
身近な人工物・自然物が持つ潜在的な可能性に着目した「ありうるかもしれない」を作るインタフェースの開発・研究に従事.