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樋原伸彦のイノベーション研究室 Vol.2

『組織はエフェクチュエーションできるのか?』
樋原 伸彦 氏 
早稲田大学 大学院経営管理研究科 准教授

 

 

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本講座は、講師と受講生の対話を通じてアクティブに学習を進めていく

全3回のビジネススクール型プログラムです。

 

 


 

EVENT INFORMATION __________

 

 

樋原伸彦のイノベーション研究室

 

「組織はエフェクチュエーションできるのか?」

 

Day.1 3/3(火)17:00-19:00( 19:00 ~ 懇親会 )

Day.2 3/11(水)17:00-19:00
Day.3 3/18(水)17:00-19:00

 

 

VENUE    _________

 

会場:大伸社本館B1「chika」 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-9-9 <Access>

 

 

PARTICIPATION FEE   _____________________

 

一般参加 15,000円 税別(全3回)/定員20名

DMN会員の方 無料(スペシャル・スタンダード・シングル・エッセンシャル)

 

 

イノベーション研究室お申込み


 

 

CONTENT   ___________________

 

なぜイノベーションプロジェクトは頓挫してしまうのかー

コーゼーションとエフェクチュエーションという考え方があります。コーゼーションとは目的からスタートし、目的達成のために何をすべきかを考え、特定の結果を生み出すための手段を選択するという意思決定プロセスのことを差します。一方、エフェクチュエーションは、特定の手段からスタートして、それらの手段を使って何ができるかを問い、可能な限りの結果をデザインしていくというアプローチです。

多くの企業がイノベーションに取り組む際、期間やゴールを定めたイノベーションプロジェクトを立ち上げ、様々なメソッドやフレームワークを応用して効率的にイノベーションを実現しようとします。これらのアプローチは意図通りの結果を追求するコーゼーション的な考え方です。そしてコーゼーションの考え方に基づくアプローチでは、意図通りの結果が得られない場合、縮小、あるいは中断といった判断がされやすい傾向にあります。

一方、失敗も学習として肯定的に捉え、すでに持つ身近なリソースを有効活用して最良の結果を得ようとエフェクチュエーションは、イノベーションと相性の良い考え方であると言えます。しかしながら、もともと起業家のマインドセットをベースにしたエフェクチュエーションは、個人の価値観や哲学としては理解しやすくても、その考え方を組織として実行することが難しいという課題があります。

本講座では「組織としてのエフェクチュエーション」をテーマとして、3回の講座を通じてエフェクチュエーションの考え方をどのようにして事業会社のイノベーション・エコシステムに落とし込んでいくのかを考えていきます。

 

LECTURER   _________________

 

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原 伸彦 |NOBUHIKO HIBARA


早稲田大学 大学院経営管理研究科 准教授
東京大学教養学部卒業。東京銀行(現三菱東京UFJ 銀行)、世界銀行コンサルタントを経て、2002年にコロンビア大学大学院博士課程修了。PhD(Economics)。2002年からサスカチュワン大学(カナダ)ビジネススクール助教授。2006年から立命館大学経営学部及びテクノロジー・マネージメント研究科准教授。2011年より現職。その間、コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所助手等も歴任