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Jun 27, 2022 06:00 Blog|「グローカル」イベント 24 Hours of UXの総括

「グローカル」イベント 24 Hours of UXの総括-1

6月8日・9日に、mctのメンバーは、グローバルUXコミュニティのためのエキサイティングなカンファレンスである24 Hours of UX 2022に参加しました。このカンファレンスは、世界各地のローカルで独立したUX実践者からなる非営利団体24Labsが運営しています。
はじまりは6年前にUXGenevaによって、地域コミュニティの会話を得るために「ビジネス、テクノロジー、人間中心のデザインが交わる草の根的なイベントシリーズ」として開始されました。新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに、世界各地の草の根イベント主催者と協力してオンラインイベントが開催されました。2020年から始まって勢いを増してきた24 Hours of UXは、今年、まさに 「グローカル」 なイベントとなりました。



▶ English Ver.はこちら

このカンファレンスは24時間にわたるノンストップのイベントで、さまざまな地域のUXコミュニティと専門家が一緒に、さまざまな観点からUXの実践、キャリア成長、UXライフに関する経験と重要な学習を共有します。

イベントは24時間休みなしで行われるため、参加者は都合の良い時間に気軽に参加することができました。常に何かしらのイベントが進行しており、まさにグローバルを意識した素晴らしいコンセプトでした。

今年は40以上のセッションが行われ、UX Wellington、UX New Zealand、UX AucklandからUX Philippines、UX Malaysia、Arabic UX Communityなど、6大陸にわたる多くの地域のUXコミュニティの講演者が登壇しました。

グローバルな聴衆にローカルコミュニティをもたらすという使命を持って、セッションのトピックは、異なる分脈でのUX領域の中で、ローカルのUXの問題、UXの方法論と実践、職務経験、個人的なキャリアの成長に焦点を当てました。

Picture0[ 世界中のUX実践者たちが繋がった「24 Hours of UX」 のMiroボード ]

カンファレンスでは多くの素晴らしいトピックや刺激的なストーリーが議論されました。以下は私たちのチームが共有したいと考えているハイライトのほんの一部です。


公共空間設計におけるコミュニティエンパワーメントとしてのVRとゲームツール
(ニュージーランドのUX Wellingtonより)

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ウェリントンのStudioTepuは、VRやゲームツールなどの新しいテクノロジーを使用して、探索フェーズからコンセプトテストまで、デザインプロセスに沿った空間デザインの研究を行った経験を共有しました。新しい技術とゲームは、組織が地域コミュニティ、特に若い世代とより良い関係を築くのに役立ちます。


中国語コンテンツの設計
(IxDA Hong Kongより)

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IxDAHongKongのスピーカーは、中国語コンテンツのデザインにおける一般的な落とし穴についての実体験と、中国特有の言語と文化に合わせたUXデザインの改善方法を共有しました。興味深いことに、中国本土、香港、台湾の人々はすべて中国語を話しますが、3つの地域で使用されている中国語は、それぞれ読み書きが異なります。そのため、言語表示やバイリンガルナビゲーションなど多くのデザインの詳細に影響を与えます。


UXにおける女性のメンターシッププログラム
(UX Chileより)

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UXにおける女性のためのメンターシッププログラムがどのようにチリの多くの若い女性の人生とキャリアに良い影響を与えてきたかについての感動的な話でした。


データ分析のUXを向上させるための原則
(Iterate UXより)


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カナダと米国のUXデザインプロフェッショナルのコミュニティであるIterate UXのTaylor Childersが、データエクスペリエンスに関する知識を共有しました。彼の興味深いプレゼンテーションから、次のようなことが分かりました。

●5秒ルール–優れたデータプレゼンテーションは、聴衆が重要なメッセージを5秒以内に把握するのに役立つ
●具体的に説明する
●複雑さの排除または優先順位付け

今回のカンファレンスを通して、多様なUX視点の学んだことで、mctは世界各地のUXコミュニティとつながることができました。これにより、将来のプロジェクトやイベントのためのグローバルなコラボレーションへの展開がより一層期待できます。

エクスペリエンスデザインの役割が、グローバルなUXコミュニティの着実な成長と共に、より多くの認識を得ていることにわくわくしています。さらに、私たちが最も感心しているのは、「地域のために設立された地域の非営利団体」という組織の精神と、「草の根的なUXコミュニティにグローバルな舞台を提供し、現場からのUXストーリーを紹介します」という会議の目的です。なぜなら、草の根的なイベントを推進することは、私たちの “unique works by ordinary people.”「普通の人々によるユニークな仕事」という価値観に合致するからです。

この成長するコミュニティの一員として、mctはこれらの草の根的な活動にもっと参加し、次回のカンファレンスで日本のUXの視点を世界の皆様に共有する機会を持つことを楽しみにしています。

English ver.


On June 8th and 9th, mct members joined 24 Hours of UX 2022, an exciting conference for global UX communities, “run by 24 Labs, a non-profit made up of local and independent UX practitioners from all corners of the world.” Initiated by UX Geneva 6 years ago, starting “with a grassroots event series at the intersection of business, technology, and human-centered design” to get local community conversations. The pandemic triggered the virtual event in collaboration with many grassroots event organizers from global communities. Started and gained momentum since 2020, this year 24 Hours of UX became a truly “glocal” event.

The conference is a 24 hour, non-stop event where UX communities and professionals from different regions stay awake together, sharing experiences and key learning around UX practices, career growth, and UX life from diverse perspectives.

As the event was scheduled non-stop over 24 hours, participants could easily jump in to participate in any session at their convenient time. There was always something for you at your time – a nice concept with a truly global mindset.

This year the event had more than 40 sessions, featuring speakers from many regional UX communities across 5 continents, from UX Wellington, UX New Zealand, and UX Auckland, to UX Philippines, UX Malaysia, Arabic UX Community, and many more.

With the mission of bringing local communities to a global audience, the session topics focused on local UX matters, UX methodologies and practices, working experience and personal career growth within the UX domain in different contexts.

01[ Miro board of the 24 Hours of UX where UXers around the world connected ]


There were many great topics and inspiring stories discussed within the conference, and the following are just a few highlights our team would like to share.



VR and Game Tools as Community Empowerment in Public Spatial Design
(from UX Wellington, New Zealand)

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Studio Tepu in Wellington, NZ shared their experience using new technologies such as VR and game tools in spatial design research along the design process, from exploring phase to concept tests. New technologies and games help the team have better engagement with the local community, especially the young generation.



Designing for Chinese Content
(from IxDA Hong Kong)
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Speakers from IxDA HongKong shared practical experiences about common pitfalls in designing content for Chinese audiences, and helpful tips on how to improve UX design by tailoring Chinese unique languages and cultures. It is interesting to notice that though people in Mainland China, Hong Kong, and Taiwan all speak Chinese, the Chinese used in the three regions are distinct in how it is written and spoken, which impact many design details such as language offering or bilingual navigation.



Mentorship Program for Women in UX
(from UX Chile)
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An inspiring story about how the mentorship programs for women in UX have been founded, grown, and made a positive impact on the life and career of many young women in Chile.



Principles to Enhance UX of Your Data Analytics
(from Iterate UX)
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Taylor Childers from Iterate UX, a community of User Experience Design professionals from Canada and the United States, shared his knowledge about Data Experience. Some takeaways from his interesting presentation are:

●5 second rule – any good data presentation should help audience capture the key message within 5 seconds
● Keep it specific
● Eliminate or prioritize complexity

Beyond the learnings of diverse UX perspectives, through the conference mct could connect with UX communities from many corners of the world, enhancing the global collaboration for future projects and events.

It is exciting to see how the roles of Experience Design have gained more recognition along with the steady growth of the global UX community. Furthermore, what really excites us most is the spirit of the organization “a non-profit of communities, built for the communities” and the goal of the conference, which is “to provide a global stage for grassroots UX communities, and to showcase UX stories from the field through them” because promoting grassroots event fits with our value of “unique works by ordinary people.”
As a part of this growing community, mct are looking forward to involving more in these grassroot activities and having opportunities to share Japan’s UX perspectives to the global audience in the next conferences.




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My Ha Thi TRAN株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

【タグ】 グローバル, UX, セミナー,

Feb 17, 2022 05:00 Blog|自社のグローバリゼーション成熟度レベルを知る

自社のグローバリゼーション成熟度レベルを知る

どのような改善・変革であっても、まず自社の「現在地」を、客観的な指標で評価することが重要です。CSAリサーチは、自社のグローバリゼーションの「現在地」を評価するグローバリゼーション成熟度モデルをご提供しています。

グローバリゼーション成熟度モデルは、持続的なグローバル成長を実現する道のりの中で、自社の現状のグローバリゼーション能力がどのレベルで、次のレベルに到達するために求められる一連の行動とプロセスを明らかにします。

このロードマップに沿って、次のレベルのグローバリゼーション能力を獲得していくことで、企業はグローバル競争力を高めながら、着実なグローバル成長を目指すことができます。

グローバリゼーション成熟度モデルでは、企業の成熟度を6つのレベルに分類しています。 そして、「ガバナンス」「戦略」「プロセス」「組織構造」「自動化」という5つの軸に沿って、21のカテゴリーと、それらを詳細化した57の構成要素を通じて、グローバリゼーションにおける戦略レベル及び業務レベルの課題を解決するためのポイントを示してくれます。

Level 0
必要性を認識していない

組織は、国際的な成長を正しく管理する必要性や、現地で優れた顧客体験を提供するためのビジネスプロセスを最適化する必要性を認識していない。

Level 1
場当たりな対応に終始
組織は、正式な投資、プロセス、テクノロジー、スタッフを配置することなく、国際的または国内の多文化 的な機会に対し、その場しのぎで対応している。

Level 2
形を作りはじめている
組織は、グローバルビジネスの中核となるタスクのプロセスを公式化し始めている。

Level 3
管理されている

すべての機能に関わるチームが、ローカル市場に最適なサービスを提供するためにプロセスを適応している。しかし、この段階では、2歩進んで1歩下がるという傾向がある。

Level 4
最適化されている
ほとんどのチームがグローバル化されたビジネスプロセスで運営されているが、まだ一部出遅れているチームも存在する。

Level 5
シームレス化している

組織は、グローバリゼーションを、監視、測定、および継続的に改善すべき業務上不可欠なプロセスの1 つとして捉えている。また、国際的な顧客要件、業務、顧客とのやり取りを戦略・業務計画の中にシーム レスに組み込んでいる。



001-2


mctでは、グローバリゼーション成熟度モデルに基づいて自社の現状を評価するチェックリストをご用意しています。チェックリストを使ったグローバリゼーション成熟度を社内で共有するセッションをご提供することも可能です。ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にお問い合わせください。


CSAリサーチ

CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、今回ご紹介した” グローバリゼーション成熟度モデル”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサービスです。
ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。サービスの詳細につきましてはこちらからもご覧いただけます。
https://mctinc.hs-sites.com/research-advisory-for-localization




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Yuji Kuwayama株式会社mct DX ビジネスデザイン ディレクター

【タグ】 グローバル, CSA Research,

Jan 17, 2022 08:02 Blog|2022年、グローバル展開施策を推進する20のトレンド

blog のコピー 3@4x

CSAリサーチ社は、同社アナリストの一次調査をベースに、5つのカテゴリーでグローバル展開施策を推進する20のトレンドを紹介しています。2022年以降には何が起こるのでしょうか?カテゴリーごとに見ていきましょう。

1.大規模なグローバル化の課題
1-1. リスクマネジメント2.0:パンデミックを経験して、企業はリスクマネジメント計画を強化する
1-2. 洗練されたコンテンツデリバリー:自動化を背景に、企業はグローバルなコンテンツデリバリーの最適化に取り組み続ける
1-3. 労働環境の変化:雇用・労働問題は悪化し、企業は自動化への投資を推進する

コンテンツ量の増加、ハッカーの攻撃、従業員の維持、破壊的テクノロジーなど、大規模なグローバル化には多くの課題があります。グローバルコンテンツをうまく管理するための積極的な計画、投資の拡大、そして強力な実行が必要になります。


2.マーケティング/セールス/CXへの影響
2-1. デジタルマーケティングにおける不十分なローカライジング:現地市場でも国内市場と同レベルの一貫した取り組みが不可欠になっている
2-2. 顧客にとって意味のあるグローバルパソナライゼーション:先進的な企業では、マルチローカル・パーソナライゼーションが主流になっていく
2-3. 購買体験への期待の進化:コロナ禍の個人での消費体験を経て、B2Bのバイヤーはいま、D2Cと同じ体験を期待している
2-4. 多言語対応コンタクトセンター:企業は、多言語に対応したカスタマーサービスを実現するためにより多くの投資を行う
2-5. ファーストパーティデータの取得:クッキーの廃止などにより、ブランドは消費者から直接データを取得することに苦労する
2-6. 多言語メタバース:オムニチャネルマーケティングはメタバースに突入する
2-7. LSPによるサブスクリプションサービスの成長:LSPはソフトウェアベンダーに追随してサブスクリプション販売に移行する

パンデミックによって、世界中でデジタルマーケティング/デジタル体験への移行が加速しました。企業は、すべての現地市場の期待に応えるために、グローバルデジタルマーケティングを実現する人材やプロセス、テクノロジーを強化する必要があります。


3.グローバルコンテンツがもたらすデータとメタデータの多重化
3-1. データセキュリティへの注目の高まり:エンド・ツー・エンドのセキュリティが翻訳の共通要件になる
3-2. 追い風としての意思決定インテリジェンス:企業はアナリティクスへの注目と投資を増やす
3-3. メタデータの時代の到来:メタデータはビジネス用語の主流となる
3-4. 機械翻訳のレスポンシブ化:機械翻訳のデベロッパーはメタデータの波に乗る
3-5. コネクティビティの遅れ:言語産業は、スマートコネクティビティをさらに1年先送りする

膨大な量のコンテンツ、複数国への展開、そしてメタデータによって、企業は、デジタル体験を最大化するためにすべてのデータとメタデータを整理、保護、キュレート、活用するという課題を突きつけられています。


4.グローバルコンテンツの変革を支える組織とプラットフォームの変化
4-1. 企業内ローカリゼーションチームの重要な役割:ミッションはローカリゼーションを超えて、グローバリゼーションの成熟に向かう
4-2. プラットフォームとしてのコンテンツ:グローバルコンテンツは、プラットフォーム機能になる
4-3. 品質の定義 - 広告における真実:完璧さではなく、成果に基づいて翻訳品質が定義されるようになる

言語サポートを、もはや翻訳やローカライゼーションに焦点を当てたものではなく、グローバリゼーションの意思決定を支援し、マルチローカルエクスペリエンスを世界中に提供するためのものとして捉え直す必要があります。


5.話し言葉への拡張
5-1. 統合音声アクセス:言語の選択は、主流のコミュニケーションツール内でアクセスできるようになる
5-2. 機械通訳の受け入れ:機械通訳に対する抵抗は、必然的に少なくなっていく

いま、言語サービスの半分以上を占めるのは書き言葉ですが、コミュニケーションは口頭で行われることの方がはるかに多いのが現実です。ストリーミングサービスや会議、日常的な対話のためのマルチメディアコンテンツの形で、音声言語に対するニーズが飛躍的に高まることが予想されています。

見逃せないトレンドはいくつあったでしょうか?
2022年、あなたの企業はこれらのトレンドをどのように捉え、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進していくべきでしょうか?


CSAリサーチ

CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、今回ご紹介した”20 Trends Driving Global Expansion Initiatives ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。
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Yuji Kuwayama株式会社mct DX ビジネスデザイン ディレクター

【タグ】 グローバル, CSA Research,

Dec 20, 2021 06:41 Blog|ローカリゼーションを変化させる3つのトレンド

ローカリゼーションを変化させる3つのトレンド

言語サービス市場の急速な変化は、ローカリゼーションのビジョンや戦略、ビジネスモデル、ワークフロー、ベンダー管理、自動化技術の導入など、言語サービスを利用する企業に、あらゆる側面で影響を与えています。言語サービス市場の動向を常に把握しておくことは、LSP(言語サービスプロバイダー)やテクノロジーベンダーにとってだけでなく、それらのサービスを利用する企業にとっても欠かせません。
CSA Researchのレポート”The Language Services Market (2021)”では、以下の4つの項目で、言語サービス市場についての最新動向と、それに基づくアドバイスを提供しています。

1.世界の言語サービスおよびテクノロジー市場の規模と予測
2.言語産業の主要製品の売上分布
3.市場を変化させる3つのトレンド
4.2022年以降の業界の方向性



このレポートの中で、言語サービスを利用する企業にとって特に重要になるのが「3.市場を変化させる3つのトレンド」です。

トレンド1:データ駆動型言語ソフトウェアの登場
データ駆動型言語ソフトウェアの登場によって、今後ますますLSPやそのサービスを利用する企業は、言語ソフトウェアやコンテンツ管理技術への依存度を高めていきます。ただ、これは機械が人を追いやるということではありません。担当者は、プロセスの分析や機械の訓練など、重要な役割を果たすようになっていきます。将来的にあるべきワークフローは図のように、翻訳プロジェクトの中核に人間を配置するハイブリッドモデルになっていくと考えられています。

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トレンド2:機械学習から得られるビジネス機会
LSPやテクノロジーベンダーはすでに、自社のシステムを流れるコンテンツを匿名化し、そのデータを合法的に活用することで、自然言語処理や書き言葉/話し言葉を理解するための様々なサービスを生み出しています。その能力を他言語への翻訳や通訳だけではなく、マーケティングやビジネス分析、顧客サポートなどに活用することで、LSPやテクノロジーベンダーは、顧客にとってより戦略的な役割を担っていくようになります。

トレンド3:翻訳・通訳の先にある進化
これまでほとんどのLSPが、最高の品質、カスタマイズされたソリューション、卓越したサービスという古典的な項目で差別化を図ろうとしてきました。しかし、それらは競争に勝つための前提条件でしかなくなります。言語を中心としたサービスから、より高度なビジネスサービスへと移行し、より戦略的な役割を果たせるかどうかが、言語サービス市場での差別化のポイントになります。LSPやテクノロジーベンダーは、大きくはKPO(ナレッジ・プロセス・アウトソーサー)とGCSP(グローバル・コンテンツ・ストラテジー・プロバイダー)という2つのカテゴリーに進化していきます。KPOまたはGCSPになるためには、LSPは高度な技術的ソリューションやデータ駆動型の機能を導入する必要があります。また、現在のスタッフの再教育や必要に応じた新規採用、そしてマーケティングプランの大幅な見直しにもリソースを割く必要が出てきます。

これら3つのトレンドは、言語サービスを利用する企業にとって、短期的な効率のためにLSPに従来の品質やサービスを求めるのにとどまらず、中長期的な視点で、自社のローカリゼーションを進化させるために、どのようなLSPやテクノロジーベンダーを選定し、その能力をいかに活用するかが鍵になる、といった示唆を与えてくれます。

CSAリサーチ

CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進するご担当者様が、今回ご紹介した”The Language Services Market (2021) ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。
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Dec 06, 2021 08:46 Blog|グローバルコンテンツ監査で無駄を取り除く

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コンテンツ監査とは、Webサイトのコンテンツの要素や情報資産を評価するプロセスです。ガバナンスの視点で、コンテンツ戦略の要とされています。

コンテンツ監査では、定性的なリサーチを通じて、「どんなコンテンツがあるか」に紐づけながら「そのコンテンツを誰が作っているのか」「人々はどうやってそのコンテンツを見つけるのか」「そのコンテンツはどのように機能しているのか」「そのコンテンツは最新か、古いものか」を明らかにします。

関連する用語にコンテンツインベントリがありますが、これは、単純に「どんなコンテンツがあるか」を定量的に記録しただけのものです。コンテンツ監査では、コンテンツとその周辺の情報資産や活動との関係を明らかにします。そこから、いま起こっている無駄や不足を分析することが、コンテンツ戦略の土台になります。

Webサイトの評価だけに使われることが多いコンテンツ監査ですが、このアプローチは、Webサイトに限らず、顧客体験全体に適用することができます。CSA Researchのアナリストは、コンテンツ監査をグローバルコンテンツ戦略に不可欠な要素として位置付け、グローバルな顧客体験の向上を目指す企業にその実施を推奨しています。

CSA Researchのアナリストによると、グローバルコンテンツ監査を実施すべきタイミングには、以下の6つの状況があります。

・グローバルなコンテンツ戦略を立てる前
・翻訳のプロセス、技術、戦略を最適化するとき
・顧客の不満などの問題が明らかになったとき、その根本原因を解明する
・予算やリソースの削減が予想されるとき 、適切な優先順位をつける
・M&Aの直後など、ガバナンスを再構築する
・コンテンツ戦略の確実な実行を維持するために、定期的に実施する



その他、CMSプラットフォームやデザインシステムの導入を検討する際も、その前にグローバルコンテンツ監査が欠かせないといえます。あなたの企業にいずれかの状況が当てはまるとなら、グローバルコンテンツ監査の実施を検討すべきかもしれません。

グローバルコンテンツ監査を実施する企業のために、CSA Researchのレポート”Removing Waste through Content Audits ”では、グローバルコンテンツ監査を5つのステップに分け、各ステップでの詳細なガイダンスやチェックリストを提供しています。ちなみに、以下がその5つのステップになります。

ステップ1:目的・ゴールの設定
ステップ2:データソースの特定
ステップ3:コンテンツインベントリの作成
ステップ4:コンテンツ監査の実施
ステップ5:データ分析〜アクションプランの作成


この全27ページのレポートから、グローバルコンテンツ監査の目的やメリット、実施すべきタイミング、5つの実施ステップに加え、グローバルコンテンツ監査のベストプラクティスやグローバルコンテンツ監査計画する際のアドバイスも得ることができます。

CSAリサーチ


CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進するご担当者様が、今回ご紹介した”Removing Waste through Content Audits ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。

ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。
また、12月9日にはCSA リサーチのCEOおよびシニアアナリストを招いてのオンラインイベント「日本企業におけるグローバリゼーションの機会とリスク」を開催します。以下イベント申し込みページより詳細ご確認ください。

https://mctinc.hs-sites.com/csa-research-event




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