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Dec 20, 2021 06:41 Blog|ローカリゼーションを変化させる3つのトレンド

ローカリゼーションを変化させる3つのトレンド

言語サービス市場の急速な変化は、ローカリゼーションのビジョンや戦略、ビジネスモデル、ワークフロー、ベンダー管理、自動化技術の導入など、言語サービスを利用する企業に、あらゆる側面で影響を与えています。言語サービス市場の動向を常に把握しておくことは、LSP(言語サービスプロバイダー)やテクノロジーベンダーにとってだけでなく、それらのサービスを利用する企業にとっても欠かせません。
CSA Researchのレポート”The Language Services Market (2021)”では、以下の4つの項目で、言語サービス市場についての最新動向と、それに基づくアドバイスを提供しています。

1.世界の言語サービスおよびテクノロジー市場の規模と予測
2.言語産業の主要製品の売上分布
3.市場を変化させる3つのトレンド
4.2022年以降の業界の方向性



このレポートの中で、言語サービスを利用する企業にとって特に重要になるのが「3.市場を変化させる3つのトレンド」です。

トレンド1:データ駆動型言語ソフトウェアの登場
データ駆動型言語ソフトウェアの登場によって、今後ますますLSPやそのサービスを利用する企業は、言語ソフトウェアやコンテンツ管理技術への依存度を高めていきます。ただ、これは機械が人を追いやるということではありません。担当者は、プロセスの分析や機械の訓練など、重要な役割を果たすようになっていきます。将来的にあるべきワークフローは図のように、翻訳プロジェクトの中核に人間を配置するハイブリッドモデルになっていくと考えられています。

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トレンド2:機械学習から得られるビジネス機会
LSPやテクノロジーベンダーはすでに、自社のシステムを流れるコンテンツを匿名化し、そのデータを合法的に活用することで、自然言語処理や書き言葉/話し言葉を理解するための様々なサービスを生み出しています。その能力を他言語への翻訳や通訳だけではなく、マーケティングやビジネス分析、顧客サポートなどに活用することで、LSPやテクノロジーベンダーは、顧客にとってより戦略的な役割を担っていくようになります。

トレンド3:翻訳・通訳の先にある進化
これまでほとんどのLSPが、最高の品質、カスタマイズされたソリューション、卓越したサービスという古典的な項目で差別化を図ろうとしてきました。しかし、それらは競争に勝つための前提条件でしかなくなります。言語を中心としたサービスから、より高度なビジネスサービスへと移行し、より戦略的な役割を果たせるかどうかが、言語サービス市場での差別化のポイントになります。LSPやテクノロジーベンダーは、大きくはKPO(ナレッジ・プロセス・アウトソーサー)とGCSP(グローバル・コンテンツ・ストラテジー・プロバイダー)という2つのカテゴリーに進化していきます。KPOまたはGCSPになるためには、LSPは高度な技術的ソリューションやデータ駆動型の機能を導入する必要があります。また、現在のスタッフの再教育や必要に応じた新規採用、そしてマーケティングプランの大幅な見直しにもリソースを割く必要が出てきます。

これら3つのトレンドは、言語サービスを利用する企業にとって、短期的な効率のためにLSPに従来の品質やサービスを求めるのにとどまらず、中長期的な視点で、自社のローカリゼーションを進化させるために、どのようなLSPやテクノロジーベンダーを選定し、その能力をいかに活用するかが鍵になる、といった示唆を与えてくれます。

CSAリサーチ

CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進するご担当者様が、今回ご紹介した”The Language Services Market (2021) ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。
ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。
サービスの詳細につきましてはこちらからもご覧いただけます。


https://mctinc.hs-sites.com/research-advisory-for-localization




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Yuji Kuwayama株式会社mct DX ビジネスデザイン ディレクター

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Dec 09, 2021 07:37 Blog|4Revsにて「Social Innovation Design Canvas」を活用した事業開発リーンスプリントワークショップを開催しました

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約30社が参画しているサスティナブルイノベーションの共創プラットフォーム4Revsにて、11月30日に開催された事業開発リーンスプリントワークショップのメインファシリテーションをmctが担当いたしました。

テーマは「エクスポネンシャルビジネスデザイン」
持続可能なビジネスデザインの構成や切り口、ポイントを、ピーターさんと考案したSocial Innovation Design Canvas を使って事例を紐解きながら参加企業の皆様に学んでいただきました。

Social Innovation Design Canvasを使ったのは今回が初めてでしたが、社会課題をテーマにする場合、このキャンバスは本当に使いやすいと思います。

当日のワークショップにてピーターさんがお話された冒頭の部分について公開の許可を頂きましたの、以下の動画よりご覧ください。キャンバスについても動画内でご紹介しております。



来年度の4Revsの参加企業の募集も開始しております。
4Revsのプログラムの詳細や費用等や、上記のSocial Innovation Design Canvasについてご関心ある方は、いつでもご連絡ください。




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Dec 06, 2021 08:46 Blog|グローバルコンテンツ監査で無駄を取り除く

blog のコピー@4x (1)

コンテンツ監査とは、Webサイトのコンテンツの要素や情報資産を評価するプロセスです。ガバナンスの視点で、コンテンツ戦略の要とされています。

コンテンツ監査では、定性的なリサーチを通じて、「どんなコンテンツがあるか」に紐づけながら「そのコンテンツを誰が作っているのか」「人々はどうやってそのコンテンツを見つけるのか」「そのコンテンツはどのように機能しているのか」「そのコンテンツは最新か、古いものか」を明らかにします。

関連する用語にコンテンツインベントリがありますが、これは、単純に「どんなコンテンツがあるか」を定量的に記録しただけのものです。コンテンツ監査では、コンテンツとその周辺の情報資産や活動との関係を明らかにします。そこから、いま起こっている無駄や不足を分析することが、コンテンツ戦略の土台になります。

Webサイトの評価だけに使われることが多いコンテンツ監査ですが、このアプローチは、Webサイトに限らず、顧客体験全体に適用することができます。CSA Researchのアナリストは、コンテンツ監査をグローバルコンテンツ戦略に不可欠な要素として位置付け、グローバルな顧客体験の向上を目指す企業にその実施を推奨しています。

CSA Researchのアナリストによると、グローバルコンテンツ監査を実施すべきタイミングには、以下の6つの状況があります。

・グローバルなコンテンツ戦略を立てる前
・翻訳のプロセス、技術、戦略を最適化するとき
・顧客の不満などの問題が明らかになったとき、その根本原因を解明する
・予算やリソースの削減が予想されるとき 、適切な優先順位をつける
・M&Aの直後など、ガバナンスを再構築する
・コンテンツ戦略の確実な実行を維持するために、定期的に実施する



その他、CMSプラットフォームやデザインシステムの導入を検討する際も、その前にグローバルコンテンツ監査が欠かせないといえます。あなたの企業にいずれかの状況が当てはまるとなら、グローバルコンテンツ監査の実施を検討すべきかもしれません。

グローバルコンテンツ監査を実施する企業のために、CSA Researchのレポート”Removing Waste through Content Audits ”では、グローバルコンテンツ監査を5つのステップに分け、各ステップでの詳細なガイダンスやチェックリストを提供しています。ちなみに、以下がその5つのステップになります。

ステップ1:目的・ゴールの設定
ステップ2:データソースの特定
ステップ3:コンテンツインベントリの作成
ステップ4:コンテンツ監査の実施
ステップ5:データ分析〜アクションプランの作成


この全27ページのレポートから、グローバルコンテンツ監査の目的やメリット、実施すべきタイミング、5つの実施ステップに加え、グローバルコンテンツ監査のベストプラクティスやグローバルコンテンツ監査計画する際のアドバイスも得ることができます。

CSAリサーチ


CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進するご担当者様が、今回ご紹介した”Removing Waste through Content Audits ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。

ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。
また、12月9日にはCSA リサーチのCEOおよびシニアアナリストを招いてのオンラインイベント「日本企業におけるグローバリゼーションの機会とリスク」を開催します。以下イベント申し込みページより詳細ご確認ください。

https://mctinc.hs-sites.com/csa-research-event




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Dec 02, 2021 04:06 Blog|ローカリゼーションへの投資対効果を高めるには?

blog@4x (2)

弊社のグローバリゼーション戦略パートナーであるCSAリサーチの調査によると、多くの企業が、自国内のマーケティングやセールス、カスタマーサポートと比べて、海外では同様の活動が十分に展開できていません。海外での売上やマーケットシェアを踏まえるとローカリゼーションに追加費用を出せない。そんな側面があるのかもしれません。
しかし、ローカリゼーションへの不十分な投資が、低い売上やマーケットシェアをもたらしてしまっている。そう考えることもできます。過去の実績だけで判断することは、大きな機会をみすみす逃してしまうことにもつながりかねません。

CSAリサーチのレポート”ROI of Customer Engagement”では、データに基づいて合理的にローカリゼーションへの投資を行う9つのステップを紹介しています。

ステップ1:製品別、国別の収益データを収集する
ステップ2:各国・各言語へのローカリゼーションのコストを把握する
ステップ3:ローカライズしない場合に発生するコストを分析する
ステップ4:各国・各言語のローカリゼーションの年間コストを算出する
ステップ5:ビジネス要件を踏まえて、各国・地域で獲得可能な市場サイズ/収益を想定する
ステップ6:想定した市場サイズ/収益と、実際のデータを比較し、検証する
ステップ7:検証結果を、自社の目的・ゴールと一致させる
ステップ8:優先順位をつけ、ターゲットにすべき国や地域、顧客を設定する
ステップ9:すべてを測るのではなく、重要なことを測り続ける



展開すべき国や地域、言語を決め、投資を適切に行うには、その判断をするための指標を決め、それを証明するデータを蓄積しなければなりません。CSAリサーチのアナリストは、9つのステップを実行することで、業界を問わずローカリゼーションの投資対効果を高めることができるとしています。
CSAリサーチのレポート”ROI of Customer Engagement”では、9つのステップの具体的な進め方やポイントに加え、認知、検討、購入という顧客ライフサイクルの各ステップで、ローカリゼーションを通じてエンゲージメントを高めるためのポイントも紹介されています。
に役立つものになると思っておりますので、ご興味ある方には是非使ってみていただきたいと思います!

9つのステップ

CSAリサーチの「リサーチ&アドバイザリーforローカリゼーション」は、グローバルマーケティング/ローカリゼーションを推進するご担当者様が、今回ご紹介した”ROI of Customer Engagement”を含む約500本のレポートをご利用いただける年会費制のサービスです。

ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。
また、12月9日にはCSA リサーチのCEOおよびシニアアナリストを招いての
オンラインイベント「日本企業におけるグローバリゼーションの機会とリスク」を開催します。

以下イベント申し込みページより詳細ご確認の上、ぜひご参加ください。

https://mctinc.hs-sites.com/csa-research-event




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