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Nov 19, 2020 06:00 Blog|リモートでチーム合宿やってみた

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こんにちは。mctの景山です。
今年の9月28日(月)・29日(火)に、ユニット1のメンバー5人でリモート合宿をやってみました。

【合宿の動機】
合宿を実施した動機は、以下の3つでした。

①人が集まる意味・価値について考えてみよう
②ワーケーション体験をしてみよう
③普段落ち着いて考えることができない中長期的な目標について考えよう

①は新型コロナウィルスの流行によってオフラインで人が集まることが容易でなくなり、オンラインの活用と代替が広まる中、あらためて「人と直接会う」ことがもたらす意味と価値についてチーム全員でじっくり考え、議論したいと思いました。
②のワーケーションとは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方のことです。私たちもこのコロナ禍で注目度が上がってきているワーケーションを体験してみよう!でも密は避けなければ…ということで、メンバー一人ひとりが別の場所に滞在してオンラインで集まるという形式をとることにしました。
③は合宿一般の動機かもしれませんが、目先の数字や成績にとらわれず、長い目で見てメンバーやチームが本当にやりたいことを話し合おうという目的がありました。特にコロナ禍において、PCのカレンダーの画面を見ながら、1週間〜1ヶ月の予定ばかりを意識して視野が狭くなりがちというメンバーの危機感もありました。

【合宿当日で行ったこと】
1日目の午前は、メンバーそれぞれが滞在している場所の紹介から始めました。滞在先は完全に個々人が自由に選んだので、リゾートホテルの1室や京町屋など、場所選びにも個性が出て面白かったです。

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続けて、メンバー個々人が関心を持っているトピックについて事前に調べてまとめ、「夏の自由研究発表」という形で他のメンバーに発表しました。こちらもふだんはなかなか知ることができない他のメンバーの関心に触れたり、さらに深い考えを知ることができたりして、刺激的でした。

1日目の午後は、ユニット1が運営している「Playful NetWork」の現状診断と、直近のイベント〜半年後を見据えた行動計画をデザインしました。こちらは11月6日(金)に、同志社女子大学名誉教授の上田信行先生が運営する奈良・吉野のneomuseumから、オンラインイベントとして生中継いたしました。(当日のアーカイブ映像は記事の下からご覧いただけます)
これからもプレイフルなことを真剣に企画していきますので、どうかご期待ください!

2日目は、「オンラインツールの使い方」「オンラインでのディスカッションがうまくいく方法」「ワーケーションの効用」「リアルで集まる必要性」などのテーマでディスカッションし、アイデアを出し合いました。このうち「オンラインツールの使い方」と「オンラインでのディスカッションがうまくいく方法」については、今回合宿を行った「5人」という数が、実はオンラインで議論するにはちょうどいいのかも、という意見が出ました。というのも、オンラインツールの画面共有を行いながら、全員の顔を一覧表示できるレイアウトが下の画像のようなものなので、6人を超えると表情がわかりづらくなるかもしれないということでした。

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【リモート合宿を終えた感想】
リモートでの合宿をやってみた感想ですが、ポジティブなものには「普段とは異なる環境に身を置くことで、かえって仕事が捗った」「2日間ずっとミーティングだった割には疲労をそんなに感じなかった」というような意見がありました。座る場所や見える景色が変わるだけでもかなり気分が変わるので、ホテルの部屋を借りる場合は、テラス席など客室以外の空間も利用できるところを選ぶのがいいかもしれません。
逆に反省点は、意外とランチでした。今回は各自が滞在場所のお店に行ったので、結局ひとりぼっちになってしまいました。写真を送りあったりはしたのですが、もう少し食事の時間を楽しくする工夫が必要だと感じました。あとは、ワーケーションといいながら「ワーク」の比率が多くなったこと。もう少し散歩や散策の時間を増やし、「バケーション」の比率を高めてもよかったかもしれません。
とはいいつつも、転んでもただでは起きないのがmctのいいところ。今回「まずはやってみた」経験を生かし、企業のリモートワークショップや合宿のサポートメニューをブラッシュアップします。ご関心をお持ちの方は、どうぞお気軽にお声がけください!

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【PlayfulNetWork1106 オンラインイベントのアーカイブ映像はこちら】

 



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Satoshi Kageyama株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 組織デザイン, Playful,

Nov 18, 2020 06:00 Blog|「Post-Globalization」How to Create Value in a Localizing World

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With the NLU: Next Leaders University webinar “Post-Globalization: How global companies create value in a localizing world,” speaker Frantz Dhers kicked-off with the following question:
“Will our children be more or less global citizens than us?”

▶ 日本語版はこちら

The dominant narrative around globalization has taken for granted that each generation will be successively more global. That the world is getting progressively flatter, connected, and inclusive.

However, Frantz says this may lead to a trap he calls the “Globalized Companies Bubble”. A bubble where globalized companies pursue a particular narrative of globalization which enables a supply chain of production anywhere and with anyone, as corporate level employees as ‘citizens of the world’ and ‘digital nomads’ become predominantly interchangeable and sharing many similar values.

“OUR relationship with globalization IS NOT the relationship of EVERYONE with globalization”

While globalization has led to a convergence of values and standardized many things, it has also led to pressures on authenticity and local autonomy. The bubble insulates organizations from recognizing and engaging with alternative experiences with globalization, which can trap their strategic approach.

Even before this year’s pandemic, global events were causing thought leaders around the world to wonder if we are entering a post-globalized society, a reaction towards localization inspired by economic and social stresses, and greatly enabled by digital transformation.

For Frantz, the first step to avoid the trap mentioned above is imagination. By imagining the future of globalization for our children, for example, we widen our scope to existing trends and implications. This in turn helps identify what actions to take in the present.
Additionally, by doing this organizations reframe globalization from an untouchable deity or force, to a context which can be actively shaped.

“What is the difference between TO ENGAGE and TO SPREAD YOUR OWN POLITICAL OPINIONS today?”

Companies are seeing a shifting consumer mentality from “Who I am and what I want” to “Who we are and what we want”. This puts some pressure on companies to feel they must take a stand.

At the same time, some globalized companies recognize their power to shape globalization, leading to the phenomenon of 'activist companies’, organizations which strategically express a political or social stance.

The key question becomes how globalized organizations will approach their power to shape globalization, while also avoiding the trap mentioned above.



Webinar Poll: Where do you position yourself in the globalization spectrum?
Top answer - “ Globalization is seriously challenged, but globalized firms are resilient”
Second answer - “People are getting more and more global every day, whether or not they want to, so we need global strategies.”

Companies in different industries in different countries will have different approaches. It may be that Japanese companies tend to express a style that is different than French companies. For example, 73% of the Japanese participants in the webinar chose “I am a little in favor of activist companies” (27% “not really in favor”), whereas the same poll with French counterparts in a different webinar were only “very much in favor” or “not at all in favor”.

For Frantz, the point is not prescribing how activist to be, but to consider your company’s value creation and risk management in a localizing context.

To do this, he recommends organizations to focus on localizing to places rather than opinions, in order to avoid ‘Us vs. Them’ situations. Deeply consider values, needs, lifestyles, and expectations of the local target people, whether they be customers or part of the supply chain. It is important to engage locally while considering their mindset, not simply to satisfy our own objectives.

Additionally, he advises against interpreting actions along good vs. bad narratives. Rather, it comes down to decisions between “Do I want to save THE world, or MY world?”

How globalized companies understand this question for themselves and for their partners and customers in local contexts, will lead to more resilient strategies for value creation and risk management.

At mct, we are facilitating companies with this shift to a globalized, yet localizing dynamic - one where complex decisions exist between saving MY world and saving THE world.
With a human-centered approach to deeply understanding users, we can better uncover and understand the kind of expectations and life goals that will help globalized organizations localize. Recently, mct is also recommending our clients to add the layer of societal transformative value to the usual considerations of functional, economic, experiential, and symbolic values.



日本語版


Next Leaders University (NLU)のウェビナー「ポストグローバリゼーション:ローカライズする世界でグローバル企業はどのように価値を創るか(原題:Post-Globalization: How global companies create value in a localizing world)」は、Frantz Dhers氏の次のような質問で始まりました。
「私たちの子どもたちは、私たちよりも、よりグローバルな人々になるのでしょうか。それとも、よりグローバルでない人々になるのでしょうか。」

それぞれの世代は時代を追うごとによりグローバルになっていくというグローバリゼーションにまつわる有力な説は、ごく当たり前に捉えられています。世界は次第に、よりフラットになり、繋がり、包括的になっていくというものです。

しかしながら、Dhers氏は、それが「グローバル企業のバブル」と彼が呼ぶ罠に繋がるかもしれないと言います。ここでいうバブルとは、泡の中にいるように、他の情報や意見が遮断された、一方的な見地に立った考え方しかできない状態のことです。
そしてそれは、グローバル企業がある特定のグローバリゼーションについての物語を追求するようなバブルです。その物語とは、どこでも、そして誰とでも取引できるような生産のサプライチェーンを可能にし、企業の従業員が「世界の民」や「デジタルノマド」として交換可能になり、似たり寄ったりの価値観を共有するようになるという物語です。

「私たちのグローバリゼーションとの関係は、すべての人のグローバリゼーションとの関係とは異なります」

グローバリゼーションは、価値観の収束と多くの物のスタンダード化をもたらした一方で、「本物であること」と「ローカルな自治体」への圧力ももたらしました。バブルにより、組織はグローバリゼーションにおける他の異なった経験から隔離され、それらを踏まえて行動することができなくなってしまいます。そのことにより、彼らの戦略的アプローチが失敗してしまう可能性があります。

今年のパンデミックの前ですら、グローバルな出来事は、世界各地の権威あるリーダーたちに、自分たちはポストグローバル化社会に入ろうとしているのではないかという考えを浮かび上がらせていました。それは、経済的、そして社会的ストレスによって触発された反発であり、デジタルトランスフォーメーションによってとても容易になったローカリゼーションに向かっています。

Dhers氏によると、上述した罠を避けるための第一歩は、「想像」することです。例えば、私たちの子どもたちにとってのグローバリゼーションの未来を想像することで、私たちは既にある潮流やそれが示唆するものに対して、より視野を広げることができます。 それは、現在どのような行動をとるべきかを見極める手助けをしてくれます。
さらに、それよって組織は、神や力のような不動のものと捉えていたグローバリゼーションについて、自分たちで能動的に変えられるという文脈に置くことができます。

「今日の自身の政治的意見に関して『積極的に関与する』と『広める』の違いは何でしょうか?」

企業は、「私は誰で何が欲しい」から「私たちは誰で、私たちは何が欲しい」という消費者のメンタリティの変化に気づいています。これが企業に、自分たちの立場を明確にしないといけないと感じるようなプレッシャーを与えています。

同時に、一部のグローバル企業は自分たちのグローバリゼーションを形作る力に気づいていて、それが「アクティビスト企業」という現象をもたらしています。「アクティビスト企業」とは、戦略的に政治的・社会的立場を表明するような組織です。

ここでの鍵となる問いは、グローバル企業が、上述の罠を避けながら、自分たちの力をグローバリゼーションを形作るためにどのように活用するかということです。




「グローバリゼーションにおいて、あなたは自分自身をどこに位置付けますか?」というウェビナー投票がありました。
一番多く選ばれた答えは、「グローバリゼーションは苦境にあるが、グローバル企業は強靭である」でした。
二番目に多く選ばれた答えは、「人々は、そうなりたいかに関係なく、日々よりグローバルになっていく。そのため、私たちにはグローバルな戦略が必要だ」でした。

様々な国、様々な分野の企業は、それぞれ違ったアプローチをとるでしょう。日本の企業はフランスの企業と異なるスタイルを表現する傾向があるかもしれません。例えば、ウェビナーの日本人参加者の73%が「私は、アクティビスト企業に少し賛成する」(27%は「あまり賛成しない」)を選びました。一方、フランスでのこのようなウェビナーで同じ投票を行ったところ、「とても賛成だ」か「全く賛成しない」の二つの意見にきっぱりと分かれたそうです。

Dhers氏にとって重要なのは、組織がどのくらいアクティビストであるべきかということではなく、参加者が自分たちの企業の価値創出とリスクマネジメントについて、ローカリゼーションにおけるコンテキストの中でよく考えることでした。

そのため、彼は「私たち VS 彼ら」という対立を避けるために、意見のローカライズでなく場所のローカライズに注目するように組織に勧めました。ローカルなターゲットの人々が、消費者となるかサプライチェーンの一部になるかにかかわらず、彼ら価値観、ニーズ、ライフスタイル、期待について深く考えてみてください、と。単に自分たちの目的を達成するだけでなく、彼らのマインドセットを考慮し、ローカルに携わることが大切なのです。

さらに、彼は行動を「良い VS 悪い」の語り口で解釈しないようにアドバイスをしています。それよりも、「私は、世界を救いたいのか、あるいは、私の世界を救いたいのか?」のどちらかを選ぶようにということです。

グローバル企業が、自分たち、パートナー、そして消費者のために、ローカルなコンテキストにおいてこの質問をどのように理解するのかが、価値創造とリスクマネジメントのためのより強靭な戦略に繋がります。

mctでは、グローバル化し、それでいてローカルなダイナミックさを持つというシフトに企業が対応するよう支援しています。そのシフトにおいては、「世界」と「自分の世界」のどちらを救うかという問いにおいて、複雑かつ複数の決断が存在します。
ユーザーを深く理解する人間中心のアプローチによって、グローバル企業がローカライズすることを助けるための期待やライフゴールを、よりよく明らかにし理解することができます。
mctは最近、クライアントに、従来の機能的、経済的、経験的、そして象徴的な価値に加え、社会変革の価値のレイヤーも考慮するように勧めています。


記事原文:Eric Frey 日本語訳:Mayuka Soleim




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Eric Frey株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Nov 06, 2020 12:00 Blog|Customer Experience "Shift now from Evolution to Revolution"

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10年以上前にmctにClue Scanを伝授してくださったエクスペリエンスエンジニアリング社のルー・カーボーン氏が、『経験経済』の共著者のジョー・パイン氏達とCXの起源と未来について語り合いました。

今、私たちはコロナ禍でのエクスペリエンスマネジメントにおいて、非常にセンシティブな地点にいます。CXに対する誤った解釈は、組織を不本意な方向へ導びくとも示唆しています。
 
この先、人々を魅了する 「究極の価値」とはどのように提供していくべきなのでしょうか?
 
 
   ∇  Speakers

ルー・カーボーン - Experience Engineering, CEO  『 Clued In 』
ジョー・パイン - Strategic Horizons LLP, Founder  『 経験経済 』
シャンテル・ボーザ -  BrandLove, CEO  
コリン・シャウ -  Beyond Philosophy, Founder  
 
 ∇  Summary
 
 
 
「自我」を意識させる = ブランドに対する気持ち

________________________________________________

旅行、ヘルスケア、小売、テクノロジー、金融サービス、製造、教育など幅広い業界で20年以上エクスペリエンスマネジメントの理論と実践の開発に携わり、世界をリードしてきたルー・カーボーン氏は、感情的かつ無意識をベースに魅力的な体験を創造する事で、愛着のある企業になると考えています。
 
企業の中には、価値作りのみにフォーカスしエクスペリエンスマネジメントを行うケースが見受けられるが、実際は企業の各自が人として顧客とエモーショナル・ボンドを生み出す事が重要、また企業全体がそのようなマインドで統一されている事が大切だとおっしゃいます。
 
そして、感情的また無意識のエクスペリエンスを通し、顧客が自身の存在を感じられる瞬間(きっかけ)作り出す事が不可欠であると考えています。
 
 
 
顧客の時間を節約 = カスタマーサービス 
顧客の得る有意義な時間 = カスタマーエクスペリエンス
_______________________________________________________
 
IBMで様々な技術職や管理職を経験し、現在はコロンビア大学ハーバード・デザイン・スクールでも教鞭を執るジョー・パイン氏は、" 感情移入 "について話されています。「より良いサービス・利便性・容易性」などカスタマーエクスペリエンスにおいて、混同され易いキーワードを、「忘れられない思い出・人・エンゲージメント」に置き換え、企業の一員である個人と顧客が過ごす時間に価値を生み出す事に重きをおいています。
 
カスタマーエクスペリエンスマネジメントにおいては、本来自身の関わるビジネスとはそもそもどのようなビジネスなのか、今一度立ち戻りそこから可能性を探る事が必要だとおっしゃいます。
 
 
 
 
 

 

Clue Scanについては、ぜひこちらのブログもご参照ください  ⬇︎

 
サービスについて顧客経験という視点からお話します。普段わたしたちが行動するとき、意識しながらしているつもりはなくても、実際はその場その場でいろんな手がかり(クルー)を読み取り、次に起こることを予想しながら行動しています...  続きを見る
 
 

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Shoko Strang株式会社mct カスタマーサクセスアソシエイト

【タグ】 Customer Experience,

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