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Sep 17, 2020 06:00 Blog|リモートワークで切り開く働き方の未来

リモートワークで切り開く働き方の未来

いきなりですが、GitLabのダーレン・マーフさんは以下のような仕事をしています。彼のポジションは何でしょう?

・リロケーションの専門家として、大都市を離れたい同僚が、ブロードバンドへのアクセスが良い安い地域はどこなのかを考える手助けをする

・エグゼクティブ・コーチとして、シニア・リーダーがリモート・フレンドリーな方法で新しいプロジェクトを推進できるように支援する

・技術アドバイザーとして、新しいリモートツールを評価する

・コミュニケーションのプロとして、在宅勤務のポリシーをリモートワークのハンドブックにまとめる

・イベントプランナーとして、バーチャルなチームビルディングの活動を計画する


答えは、「リモートワーク の責任者(Head of Remote Work)」。

ワシントンポストによると、いま米国で「リモートワークの責任者」がホットな職種になっているそうです。GitLabだけでなく、SlackではCXの副社長がリモートワーク への移行を推進中で、FacebookやQuoraなどでは「リモートワークの責任者」の募集をはじめています。WeWorkの元副社長のリズ・ブロウ氏は「より多くの企業がリモートワークの調整を担当したり、オフィスにいる人とそうでない人がいるハイブリッドなワークプレイスをリードする人物を指名するようになるだろう」と述べています。

いま、テック企業を中心にリモートワークの定着が企業の成長に欠かせないという認識が広がっています。在宅か出社か、あるいはその組み合わせかといった単なる場所の問題ではなく、組織のレジリエンスを高める企業の成長ドライバーとしてリモートワークを捉え、それを加速させるためにどんな役割の人・部門が、何をするべきかを考え、取り組んでいくべきだとmctは考えています。

リモートの普及に伴いますます重要になってくるのが自律、健康、スキル、つながりの4つです。

自律:
仕事がリモートに移行し、従業員はより自律的に働くことが求めらるようになりました。しかし、誰もが自律的な働き方を得意としているわけではなく、企業側も、従業員の個性や能力に沿って自律性を尊重、促進する体制やプロセスを十分に整えることができずにいます。

健康:
オフィスに出社する頻度が減り、顔を合わせればなんとなくわかっていた従業員の健康状態が見えなくなって、さらに在宅勤務ならではの身体的、精神的ストレスといった新たな問題が浮上してきています。

スキル:
多くの従業員がいきなりリモートのスキルを習得し、使いこなすことを強いられてきましたが、どんなスキルが必要で、どのように習得していくのかが明確でない企業もあり、スキルのギャップや格差が広がりはじめています。

つながり:
従業員が物理的に集まる機会が減ってしまい、これまでと同じように組織と従業員、従業員間のつながりを維持することが難しくなっています。さらに、つながりそのものの意味が問われはじめています。



組織は、自律、健康、スキル、つながりの4つの課題に対して、どのように取り組んでいけばいいのでしょうか。まずはじめに、組織がリモートでどんな働き方を期待し、どう行動すればいいのか、リモートワークの方針や期待、役割、進め方について、わかりやすく、具体的に従業員に伝えます。これは、従業員の活動をサポートするガイドブックの役割を果たします。ガイドブックは「こう決まっているから、このルールを守ってください」といった就業規則や業務命令のようなものではありません。個人や組織のレジリエンスを高めるために、自律的な働き方を尊重し、サポートするためのものであることを従業員に理解、共感してもらうこと、そして具体的に役立つコンテンツを提供することがポイントになります。

次に技術・ツール。今回のパンデミックを通じて、リモートに対応していないITシステムの問題を多くの企業が経験しました。次いつ起こるかわからない危機に備えるためには、技術・ツールのリモート対応が欠かせません。技術・ツールの導入においてセキュリティーが重要になるのは当然ですが、同時に、従業員体験(EX)について考えることも大切です。すでにパンデミック以前から、従業員がITシステムやツールを利用する場面が増えていましたが、リモート環境においては、技術・ツールの良し悪しが仕事の生産性を大きく左右するようになります。ガバナンスやセキュリティーだけを考えて従業員に我慢を強いるのではなく、いかに従業員の負担を減らし、仕事をスムーズにし、自律的な活動をサポートするかという視点での導入がポイントになります。

そして活動。リモートワークのガイドブックや技術・ツールをベースに、従業員が主体的に活動する機会を与え、リモート環境での働き方の実践を後押しします。ここでの活動は、単にこれまでオフィスで行っていた活動をリモートに置き換えるというレベルに留まりません。目指すのは、新しい働き方を試み、改善を重ねていくことで、自律、スキル、健康、つながりを向上させ、組織のレジリエンスを高めていくことです。活動を通じて従業員自身の手でガイドブックをより優れたものにバージョンアップしたり、技術やツールの導入や応用に自ら取り組めるような、自律的なプロセスを構築することがポイントになります。

リモートワークのメリットを最大限に生かしている企業はまだほとんどありません。また、一朝一夕で実現できるものでもありません。しかし、その重要性をいち早く認識し、継続的に取り組んでいった企業が、レジリエンスの高い企業に成長していくとわたしたちは考えています。

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Hideaki Shirane株式会社mct CEO / ストラテジスト

Aug 03, 2020 11:32 mcTV|Vol.5 Slackを使って社内外のコラボレーションを行う

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mctでは、実際のリモートプロジェクトでの経験をもとに 、より使いやすいオンラインツールをセレクトし随時『mcTV』にてご紹介させて頂いております。
 
前回のVol.4では『直感的に・心地よくオンラインディスカッションを行う』をテーマにお送り致しました。
ご覧頂けましたでしょうか。 ▶︎▶︎▶︎ 前回の動画を見る(Vol.4)
 
リモート環境下では情緒に関する情報が欠落しがちですが、感情や心の機微を伝えるツールとしてみなさまはどの様なツールをお使いでしょうか。
 
今回は、アメリカ初のビジネスチャットツール「Slack」についてご紹介いたします。
Slackは、お互いにメッセージを送信するという基本的な機能のほか、個性を表現し合うコミュニケーションが生まれるビジネスチャットツールです。
Slackが統合できるアプリは1500以上もあり、GoogleやOutlookメールとの連携も可能なため、ワン・ストップでご活用できる点も魅力となります。
 
ビジネスの場において、円滑なコミュニケーションとスムーズな業務遂行の実現に、ぜひご参考ください。
 
 
 mcTV|Vol.5 【Slack】を使って社内外でコラボレーションを行う
 
 

 

 
 Vol.5 のご視聴ありがとうございました。
 
 
ぜひ引き続き、『mcTV』をご覧頂き、リモートプロジェクトの遂行にお役立て頂けますと幸いです。
 
なお、mctではオンラインツールの簡単な使い方レッスンを実施しております。
プライベートレッスンを設け、Zoom、Vimeo、miro、Slack、Remoといったツールに少しずつ慣れて頂く場を設けておりますので、ぜひお気軽にご活用頂けますと幸いです。
 
オンラインワークショップ実施のご相談も併せて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
 
 次回の『mcTV』もお楽しみに! 
 
 
     お問い合わせ
  
 
✉️ Shoko@mctinc.jp  |  Customer Success   ストラング尚子
 
Shoko Strang株式会社mct カスタマーサクセスアソシエイト

Jul 31, 2020 09:00 Blog|アフターコロナビジョニング Making New Things

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mctの未来探索プロジェクト、「Making New Things 〜アフターコロナ・ビジョニング」。

アフターコロナの未来で人々がどう変化するのか、
変化の先に何が求められるのか、そんなテーマをもとに発足し、サポーター企業のみなさまと共に進行中です。

さて、現在、多くの人が一部もしくは全部、リモートでの仕事を余儀なくされていると思いますが、
今回は、数年前に限界集落に移住し、フルリモートで仕事を続けているリードユーザのインサイトをひとつ、
ご紹介したいと思います。

地方移住とリモートワークが掛け合わさると、その先の未来で何が起こるのか。

今回ご紹介するのは、奥様が地方移住を夢見ていたため、
自ら積極的に会社と交渉し、数年前からリモートワークを始められたという経緯をお持ちの方。

リモートで働いていると、監視の目がないということもあり、
特に個人ワークの部分の仕事の進め方が本人の裁量に委ねられます。
※そのため、責任感の強い人でないとリモートワークは失敗する?

同時に、人の手が加わっていない田舎では、何かしたいと思ったら、意外と簡単にスタート出来てしまう。
今回お話を伺った方は、家の前の空き家を買い取って、ゲストハウスをつくられていました。
このあたり、都市部では想像できないですよね。


the-skye-bridge2      ※画像はイメージです。


印象的だったのが、本業の息抜きの時間に、ゲストハウスの手入れをしていること。
9時から18時までオフィスで仕事、というスタイルからはいい意味で、かなりかけ離れた生活をされていました。

また、近くの農家さんから美味しい野菜をもらったり、自分で魚を釣ったりして、
その土地と深く関わりながら生活する中で、その地域に何か貢献したいという夢が生まれてきたという。

本業の時間とサイドワークの時間のミックス。本業を通して実現したい夢と、その地域に貢献したい夢のミックス。
その土地と繋がりながら、同時に、インターネットを介して遠くの仕事仲間とも繋がることで、
複数の価値が交錯していくことが一つの発見でした。

リモートワークは今後も続くでしょうし、都市への通勤が必要ないならば地方移住も進むでしょうから、
今回お話をお聞きしたような方は、アフターコロナの時代に、ますます増えていくのだろうと思います。

本ブログを書いている佐藤もフルリモートで働いており、
UXリサーチャーの本職の傍ら居住地の奈良を盛り上げる活動をしており、
とても共感しながら取材を楽しく視聴していました。








インタビュー映像をご覧いただくには

「Making New Things 〜アフターコロナ・ビジョニング」では、サポーター企業を募集しています。
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Takeshi Sato株式会社mct ストラテジスト

【タグ】 インサイト, covid19,

Jul 21, 2020 05:00 Blog|アフターコロナビジョニング Making New Things

MNT_logo-03



mctの未来探索プロジェクト、「Making New Things 〜アフターコロナ・ビジョニング」。

アフターコロナの未来で人々がどう変化するのか、
変化の先に何が求められるのか、そんなテーマをもとに発足し、サポーター企業のみなさまと共に進行中です。



今回のリサーチから得られたインサイト

リサーチの結果、アフターコロナに関する面白いインサイトをいくつか獲得しており、その中から1つご紹介します。

「他者と比較せず自分なりの価値基準を持つ ヨソはヨソ、ウチはウチの精神がより大切になる」というものです。


03-Jul-20-2020-06-45-03-09-AM      #インサイトより抜粋


今回のコロナ禍で予測もつかないような経験を経て、「何かを頼る生き方ではなく自らが主体的になることの大切さ」に気づかれた方が多くおられました。

今後も不確実な状況が続く中で、個人が自分なりの価値基準を備える未来が予測できます。また多くの人が主体的に情報を探すという行動へと変容することが考えられることから、「生き方を提案する企業やコミュニティに人が集まるようになる」ということも想像できるでしょう。




エキスパートインタビューの結果紹介

インサイトに関連する活動を先駆けて実践する、”エキスパート”へのインタビューも現在進行中で、今回は完了したばかりのフレッシュなインタビュー結果についてご紹介します。


対象者の中の一人、パラレルワーキングママは、週に2日は正社員として働き、残りはフリーランスとして働いている子育て中のママ。”バリキャリ”、”ゆるキャリ”のどちらか一方ではなく、仕事と子育ての両立を考えフレキシブルに働き方を変える柔軟なキャリアを目指されています。

インタビューの中では、次のようなことばが印象的でした。

『仕事とプライベートのバランスで、どこが一番ちょうどいいかを模索中です』

 ー 仕事に追いかけられるのではなく、自分で好きなことを追っていく心地よさを感じている。
 ー 時短調理器具など、自分の時間を長くしてくれるモノに投資している。
 ー ネットスーパーやアプリ活用で、お金の管理を一元化し、振り回されるのではなくコントロールしたい。


テレワーク・パラレルワークを突き進めると、高いレベルでの時間のコントロールに意識が向き、例えば調理家電など、時間をコントロールするための消費も生まれていくようです。

このように、“エキスパートインタビュー”では、具体的にどのような価値観を持ち、どう行動されているのかを掘り下げることで潜在的なニーズを探索することができました。

サポート企業にとっても、プロダクトやサービスの種や、今後生活者と接していく上でのコミュニケーションのスタンスを今後検討する材料が得られつつあります。








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Saori Kameda株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 インサイト, covid19,

Jul 20, 2020 08:51 mcTV|Vol.4 直感的に・心地よくオンラインディスカッションを行う

0615_オンラインツール04
 
 
mctでは、実際のリモートプロジェクトでの経験をもとに 、より使いやすいオンラインツールをセレクトし随時『mcTV』にてご紹介させて頂いております。
 
前回のVol.3では『伝えたい情報は映像化して社内外に発信する』をテーマにお送り致しました。
ご覧頂けましたでしょうか。 ▶︎▶︎▶︎ 前回の動画を見る(Vol.3)
 
リモート環境下では、チームメンバーがタスクで苦労していても物理的に見ることができないため、一人ひとりの積極性が鍵となります。何も質問せずに、間違った方向にタスクを完了させてしまうような事がないよう、メンバー自らが適切なタイミングで質問をしたり、助けを求める必要がありますね。
 
今回は、実際の会議室やオフィスを模した、直感的なオンラインツール をご紹介致します!
 
ぜひ、ご覧ください ▶︎▶︎▶︎
 
 
 mcTV|Vol.4 直感的に・心地よくオンラインディスカッションを行う【remo】
 
 

 

 
 Vol.4 のご視聴ありがとうございました。
 
 
ぜひ引き続き、『mcTV』をご覧頂き、リモートプロジェクトの遂行にお役立て頂けますと幸いです。
 
なお、mctではオンラインツールの簡単な使い方レッスンを実施しております。
プライベートレッスンを設け、Zoom、Vimeo、miro、Slack、Remoといったツールに少しずつ慣れて頂く場を設けておりますので、ぜひお気軽にご活用頂けますと幸いです。
 
オンラインワークショップ実施のご相談も併せて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
 
 次回の『mcTV』もお楽しみに! 
 
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Shoko Strang株式会社mct カスタマーサクセスアソシエイト

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