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May 12, 2017 02:35 2017年度のDMNワークショップが始まります!

 

こんにちは、白根です。いよいよ2017年度のDMNワークショップが始まります。第1回は522日、23日、世界の最先端で活躍するビジネスデザイナー濱口秀司氏のイノベーション塾「SHIFT」です。

http://mctinc.hs-sites.com/dmn/dmn_workshop/

mctでは、昨年からDMN(ダイヤモンドデザインマネジメントネットワーク機構)の企画・運営を担当しています。そこで、あらためてダイヤモンド社の歴史を調べていたところ、『季刊グラフィックデザイン』という伝説的な雑誌の話が出てきたので、思わずネットで一冊購入しました。届けられた19628号をめくってみると、編集長は、後に東京オリンピックのデザイン専門委員長を務める勝見勝。表紙デザインは大橋正がこの号のために制作した版画作品。勝見勝自ら国内外3人の新人デザイナーを紹介し、本誌のアートエディターを務める原弘は、アメリカの雑誌『マッコールズ(McCall's)』を紹介しながら、エディトリアルデザインについて考察しています。「印刷実験室」というコーナーでは、特殊な紙やインキを使って自由なデザイン実験が行われています。ところどころ2ヶ国語になっていて、海外向けに$5.75という価格が設定されいます。奥付には企業広告ページの制作者のクレジットがしっかり2ヶ国語で表記され、誰が制作したのかわかるようになっています。創刊当初から海外の読者を想定し、日本から世界にデザインの考え方や実践を発信する勝見勝の編集方針は『季刊グラフィックデザイン』に参画するクリエイターたちを大いに鼓舞したであろうと想像します。

 BLOG1.png

 

『季刊グラフィックデザイン購入したのは、ダイヤモンド社が『季刊グラフィックデザイン』を出版していたという事実を知ったからです。調べてみると、1961年の6号から1967年の29号までの7年間、ダイヤモンド社が『季刊グラフィックデザイン』を出版しています。ダイヤモンド社は創業者の石山賢吉が1913年に月刊『ダイヤモンド』を創刊したのが始まりですが、その40年後の1953年、彼は70歳を超える年齢でアメリカに渡り、会社や工場の視察で得た知見を日本の会社の「発奮を促すため」に『アメリカ印象記』という本にまとめます。「わたしはアメリカの外形よりも精神を学ぶことを心掛けた」と書かれています。ジャンルは違いますが『季刊グラフィックデザイン』同様、日本を世界レベルにしようという気概を感じさせます。石山賢吉のリーダーシップのもと、ビジネス書のトップブランドへと成長していくこの時期、ダイヤモンド社がどのような経緯で『季刊グラフィックデザイン』を出版することになったのか興味が尽きません。

  

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1986年に100号をもって『季刊グラフィックデザイン』は休刊します。4年後の1990年、ダイヤモンド社のDMN(ダイヤモンドデザインマネジメントネットワーク機構)がスタートします。当初、DMNは企業のデザイン部門を対象に海外の最先端のデザイン動向をリサーチし、レポートするサービスを行っていましたが、1996年に深澤直人のディレクションによるWITHOUT THOUGHTの提供を開始するなど、やがて経営におけるデザインの役割、社会におけるデザインの役割を、デザインやイノベーションの最前線で活躍する人たちと共に考え、実践するネットワークへと成長していきます。目指す方向が『季刊グラフィックデザイン』や『アメリカ印象記』に近づいていっていることに驚きを感じます。そして2017年、今年度のDMNワークショップも、日本から世界最先端の考え方や手法を提供しようという考えをもとに企画されました。世界的な視野で経営とデザインを捉え、日本からイノベーションを生み出す最高の機会として、2017年度のDMNワークショップへのあなたの参加をお待ちしています。

 

Hideaki Shirane株式会社mct CEO / ストラテジスト

【タグ】 DMN,

Aug 23, 2016 04:04 『IoT』~アナログのプロセスを見つけて、デジタル化する

こんにちは、mctの増田です。

 

突然ですが、下記からどんなサービスを連想しますか?

 20160715-DMN-mct-IoT_01-thumb-600x423-754.jpg

 

言うまでもなく、「ポケモンGO」ですね。

 

このような世界を今から15年も前に考えていた森川博之氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)を迎えた「ビジネスデザインプログラム」シリーズの第2回ワークショップ。「IoT」をテーマにした非常に濃密な6時間で、私も運営者としてだけでなく、参加者として体験してきました。

当日の熱気をどこまでお伝えできるかわかりませんが、ダイジェストでご紹介します。

 

 

「モノのインターネット」と訳されることの多い「IoT」ですが、その本質はわかるようで実はよくわからない、という方も多いのではないでしょうか? 

IoTの本質は「アナログのプロセスを見つけて、デジタル化する」こと。そう結論付けたうえで、森川教授は圧倒的な知見と豊富な事例で参加者のイマジネーションを刺激します。

 

個人的にはスペインのコメディー劇場の事例が秀逸でした。彼らが着目した「アナログのプロセス」は、「観客の笑いの量」。確かにこれまで全くデジタル化されてこなかった領域です。 

作ったシステムはシンプル(だけどよくできている)で、

 ①入場料は無料

 ②劇場で「笑った分だけ」料金を支払う(=Pay Per Laugh

 ③笑ったかどうかは各席に設置の「顔認識システム」で判定

というもの。

 payperlaugh-thumb-600x337-760.png

引用:Teatreneu

 

導入後、客離れが深刻だった劇場の観客数が35%もアップしたそうです。 

 

ここで森川教授が称賛していたのは、発想豊かなアイデアもさることながら、「とにかくやってみる」勇気ある実行力でした。上記の事例は結果的に成功をおさめましたが、もし、みなさんが劇場の支配人だったらどうでしょう?「たしかに斬新だけど、笑いに来ているお客に『笑ったら請求』というのはちょっと...」と、リスクの大きさに目が向き、アイデアを実行しない人も多いのではないでしょうか。

では、リスクを取ってでも実行に移している人・企業は、何をしているのか?森川教授からは数え切れないほどたくさんの示唆があったのですが、ここではキーワードを3つだけご紹介します。(レクチャー全体を網羅した当日の議事録をご希望の方は、本記事最下部に記載の担当者までご一報ください)

 

■"エコシステム"をつくる

IoTでは「つなぐ」という視点がとても重要です。アフリカの水飲み場にいろいろな動物が集まってくるように、「いろいろなモノがつながって価値を生むシステム」を意図的に作り出せないでしょうか?

2年前にグーグルがサーモスタット(家屋の温度調節をする機器)を作るNest社を32億ドル(!)で買収したことが話題になりましたが、これは「サーモスタット」というモノ単体ではなく、「サーモスタットをハブとして、家中のデータを集められる」ことに高い価値をつけているのだと思われます。

しかも彼らは「Nestと一緒に働こう(works with nest)」というメッセージを掲げ、社外の開発者に対して積極的に情報を開示しています。既にメルセデスベンツ(自動車)やワールプール(洗濯機)など、50社以上が共同参画に意思を表明しているようです。(確かに、自動車や洗濯機がサーモスタットとつながると面白いことになりそうです...。まさに"エコシステム"ですね)

「モノ」で解決するという発想を「モノを起点に生み出せそうなつながり」という枠まで押し広げると、思わぬビジネスチャンスが見えてくるかもしれません。

 

■"海兵隊"をつくる

これは主に経営層の方向けのメッセージかもしれませんが、IoTで成功している企業は、組織の中に「海兵隊」をつくっているケースが多いそうです。

「海兵隊」は、陸海空がコンパクトにまとめられており、かつ、死亡率が最も高い部隊です。死ぬことに存在価値があると言ってもいいかもしれません。

一番初めに敵陣に乗り込む彼らは、いわば「切り込み隊長」です。未知の可能性を秘めた市場の開拓に果敢に挑む姿はまぶしく、「何かやってくれそう」という期待を強く感じさせます。ちなみに、「目の前が絶壁であっても踏み出すタイプ」の方が向いているそうです。(笑)

スタートアップではない企業において、「死んでもいい(=失敗してもいい)」という考え方は現実的ではない気もしますが、一つのヒントが金融業界にあります。

森川教授いわく、変革に積極的なある銀行は、ITの予算をCTBChange the bank、銀行変革のための予算)」とRTBRun the bank、銀行維持のための予算)」の2つにはっきりと分けているそうです。

CTB」を担当する部隊は、目の前の数字をシビアに問われることはありません。彼ら海兵隊が「敵(=競合)」と考えているのは、銀行ではなく、amazonGoogleだそうです。とにかくチャレンジを繰り返すことが彼らのミッション。そのことをトップが明言しています。

 (失礼ながら)保守的なイメージの強い金融業界において、上記のような先進的な取り組みが進んでいるという事実は、みなさまにとって、何かしらの刺激になるのではないでしょうか?

 

■"強い想い(パッション)"を持つ

森川教授の口からは「強い想い」という言葉が何度も飛び出しました。IoTに限った話ではないですが、パッションがなければ始まりません。先ほどご紹介した「CTB」部隊にしても、単に組織を作るだけではダメで、「強い想いを持っている人をアサインする」ことがポイントなのです。

「強い想い」の例として紹介されていたのですが、みなさんは「Gatebox」という現在開発中の製品をご存知でしょうか?

20160715-DMN-mct-IoT_02-thumb-600x423-757.jpg

引用:vincle

 

「ホログラムのキャラとコミュニケーションできる」こちらのプロダクトは、画像認識や音声認識技術でユーザーの意図を理解し、理想の女性キャラが家電のスイッチを入れてくれたり、朝起こしてくれたりするそう。

 

この話で私が衝撃を受けたのは、開発チームの本気度合いです。彼らは「一生かけて理想の嫁さんを作り続ける」というミッションを掲げ、「もし結婚したら開発チームから抜け、退職する」とまで宣言しているとのこと。

IoT」と言うと「技術」の話が中心になってしまうかもしれませんが、重要なのは「人(の想い)」である、ということに改めて気づかされました。

 

以上、"エコシステム" "海兵隊" "強い想い"という3つのキーワードをご紹介しました。今回お伝えし切れなかった内容にご興味がある方や、実際のPJIoTに取り組みたい想いを強くした方は、下記の担当者までお気軽にご連絡ください。

 

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次回のDMN「ビジネスデザインプログラム」は916日(金)に開催されます。

講師に「一橋大学大学院 国際企業戦略研究科教授である名和高司氏」をお招きし、

「グローバル戦略」をテーマにしたワークショップを開催します。

 

DMN:ビジネスモデルプログラム「グローバル戦略」

http://dmn-program.jp/program/bd_160916.html

  • 日時:2016916日(金) 10-17
  • 場所:(株)大伸社 東京本社 ワークショップスペース[chika
  • 講師:名和高司氏 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科教授

 

お得なDMN年間メンバーシップもございます。

http://www.dmn-program.jp/index.html#member_unit

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▼お問い合わせ

株式会社mct tel: 03-3405-5135

東京 担当:塚田(つかだ)tukada@mctinc.jp

大阪 担当:藤田(ふじた)fujita@mctinc.jp

 

Nobuo Masuda株式会社mct エスノグラファー/エクスペリエンスデザイナー

Jun 13, 2016 04:17 『サービス・マネジメント』~従来の産業の垣根を超えた新しい価値づくり

こんにちは、mctの米本です。

 

今年からmctが事務局を担当している

DMN(ダイヤモンドデザインマネジメントネットワーク機構)」。

今回は、517日に実施した「ビジネスデザインプログラム」シリーズの第1回ワークショップ「サービス・マネジメント(講師:一橋大学大学院 藤川佳則 准教授)」をダイジェストでご紹介します。

 

 

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第一回テーマ

『サービスマネジメント』

 

 講師 藤川 佳則 氏/一橋大学大学院国際企業戦略研究科

 

           准教授 & MBA Program, Academic Affairs担当

 

 

 

 

「脱コモディティ化」「製造業のサービス化」「モノのインターネット化」などの現象に見られるように、サービス企業にとっても、モノづくり企業にとっても、従来の産業の垣根を超えて新しい価値づくりが活発化しています。当ワークショップでは、これらの現象の根底にある考え方、課題、あらたな機会について次の3つのステップで議論していきました。

 

 

ステップ1. TREND | いま地球規模で起きている3つのキーワード

 

 

SHIFT(世界経済はサービス化へ)

 

世界経済がサービスにシフトしています。例えばギャップマインダーを使えば、世界中の国の産業人口が何十年、何百年という単位で一次産業から二次産業、二次産業から三次産業へと移行していく様子を見ることができます。経済のサービス化は、先進国に限った現象ではなく、地球規模で起きている大きなトレンドです。

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MELT(産業の垣根は曖昧に)

製造業/サービス業といった区分が実態に合わなくなってきています。アップルにはiPhoneという製品がありますが、その上で動くiTunesがあり、アップルストアで小売もしています。IBMや富士通など統計上は製造業ですが、活動の中心はサービスです。 自動車産業のバリューチェーンは自動車を販売まででしたが、電気自動車になると納車した後の電力の使い方や蓄電のしかたのサポートなど、販売後もバリューチェーンがつながっていきます。

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TILT(未来は北緯31度の北から南へ)

世界経済の重心が北半球から南半球に移ります。2022年、世界の中間層の人口が貧困層を上回り、2030年には50億人が中間層になります。富が北から南へ動き、雇用が北から南へ動きます。これらの変化が、南側で生まれた企業によってもたらされます。南側の企業はあらゆる側面から北側の企業に挑んできます。世界経済において北側の企業はもはや支配的な存在ではなくなります。

 

 

ステップ2. PERSPECTIVE | 「価値づくり」のむかし・いま・みらい

 

 

グッドドミナントロジックからサービスドミナントロジック、

そしてマルチサイドプラットフォームへ

かつて、モノとサービスは別物で、価値を作るのは企業、顧客は対価を払って価値を消費する存在という考え方=グッドドミナントロジックが一般的でした。企業は、顧客に手渡すまでに高い価値を作り込み、交換価値を最大化することを追求してきました。

サービスドミナントロジックでは、モノもサービスもサービスとして捉え、お客さまが消費行動を取っているときに価値が生まれ、お客さまも価値を生成する役割を果たしていると考えます。この考え方では、企業は、お客さま自身が持つ資源を組織の中に入れて、それらを組み合わせて使用価値を最大化することを目指します。

サービスドミナントロジックの基本概念は価値共創です。価値共創の相手を複数にしていくとマルチサイドプラットフォーム(複数の顧客グループ間のインタラクションを可能にすることによって価値創造を図る技術や製品、サービス)になります。

いまや世界473都市にまで広がっているUber。文字認証によるセキュリティシステムを使って、世界中の語学ニーズと翻訳ニーズを同時解決するduoLingo10億人の飢餓と肥満を同時解決するTable for Two。きれいな水を飲めない10億人に浄水器を届けるLifeStrawSHIFTMELTTILTというトレンドを捉えたマルチサイドプラットフォーム型のビジネスが次々と出てきています。

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ステップ3. DISCUSSION | 皆さんへの問い

 

価値創造 (Value Creation) と 価値獲得 (Value Capture)

事業のサービス化を目指すとき、企業は「どの価値の最大化を目指すのか?(価値創造)と「何に課金するのか?(価値獲得)」の2つの次元で交換価値から使用価値への移行を検討することになります。

コマツは、製品そのものの交換価値の最大化を追求する建設機械メーカーでしたが、KOMTLAXによって使用価値を創造し、その価値を従来通り製品に課金する(交換価値)ことを選択し、事業を拡大しました。そして鉱山採掘事業では、価値獲得をコンサルティングサービスとして課金する(使用価値)展開をはじめています。

価値創造と価値獲得を分けて考えることは、特にマルチサイドプラットフォームを検討する上でとても重要になります。

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いま起きつつある未来

一台も車両を持たない世界最大のタクシー会社Uber、自社ではコンテンツを一切作成しない世界一のメディア企業Facebook、一部屋も不動産を所有しない世界最大の宿泊提供業者Airbnb。自社が資源を保有して、そこから価値を創造していくという私たちが当たり前だと思ってきたことが過去のものになりつつあります。

さまざまな分野で多種多彩な現象が起き、表面上はそれぞれ全然違って見えますが、その背後には、同じような価値作りの論理があるかもしれません。そこにサービス・マネジメントの観点から、どういう視点を提供できるだろうかというのが私たちのチャレンジでもあります。

 

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以上、藤川准教授による濃厚な6時間をダイジェストでご紹介しました。これをお読みいただくだけでも、これからのビジネスデザインのエッセンスがご理解いただけたのではないでしょうか。

次回のDMN「ビジネスデザインプログラム」は715日(金)に開催されます。講師に「東京大学先端科学技術研究センター 森川 博 教授」をお招きし、「IoT」をテーマにしたワークショップを開催します。

IoTはサービスマネジメントとも密接な関係があります。

これからのビジネスをデザインするにあたり、oTにどのようなスタンスで取り組むのがよいのでしょうか?

IoTによる企業の競争力や価値のポイントは、どこにあるのでしょうか?

ぜひこの機会をご活用いただき、貴社のIoT推進の一助としてください。

 

DMN:ビジネスモデルプログラム「IoT

http://www.dmn-program.jp/program/bd_160715.html

  • 日時:2016715日(金) 10-17
  • 場所:ミッドタウンインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
  • 講師:森川博之氏 東京大学先端科学技術研究センター教授

 

DMN:年間メンバーシップ

ビジネスモデルプログラム「IoT」への参加も含んだ、お得なDMN年間メンバーシップもございます。

http://www.dmn-program.jp/index.html#member_unit

 

追伸

今回お世話になった藤川准教授とは、弊社が展開する「ZMET共同プロジェクト」でもご一緒させていただきます。「ZMET共同プロジェクト」は、心理学や脳科学を用いて生活者の深層心理を分析するメソッド「ZMET法」を、共通のテーマを設けて複数の企業で共同で実施する、今年で二回目のプロジェクトです。

今年のテーマは「シンプル」。普段のビジネスにおいても何気なく使っている「シンプル」というキーワードの背後に隠れた、さまざまなインサイトを探求します。

藤川准教授にはキックオフイベントでのレクチャーをご担当いただきます。イベントは、今夏に東京にて開催されますが、前半は、どなたでも参加いただけるオープンイベントとして開催されますので、参加ご希望の方は、下記までお問い合わせください。

 

▼お問い合わせ

株式会社mct tel: 03-3405-5135

東京 担当:塚田(つかだ)tsukada@mctinc.jp

大阪 担当:藤田(ふじた)fujita@mctinc.jp

Akihiro Yonemoto株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

【タグ】 DMN,

Mar 01, 2016 05:29 4月からmctが、ダイヤモンド社が主催する「DMN」の企画・運営を行います。

こんにちは、mctの白根です。

この度、株式会社mctでは、1990年からダイヤモンド社が主催してきたDMN(ダイヤモンドデザインマネジメントネットワーク機構)の企画・運営を担当させていただくことになりました。

深澤直人氏の『WITHOUT THOUGHT』や、濱口秀司氏など世界で活躍するイノベーション実践者による『イノベーションメソッドプログラム』に加え、5月から、新たに「サービスマネジメント」「IoT」「グローバル戦略」「リーンスタートアップ」「オープンイノベーション」「顧客経験(CX)の6つのテーマからなる『ビジネスデザインプログラム』がスタートします。各テーマの理論・背景から組織における実践、成功のポイントまでを1日で体得する画期的な内容で、最高の講師陣による、最高のプログラムに仕上がったと自負しております。

 

例えば、一橋大学大学院藤川准教授による、第1回目の「サービスマネジメント(5月17日)」の内容をご紹介しましょう。

 

皆さんの中には、これまでに「サービス・マネジメント」という言葉をお聞きになったことがある方はいらっしゃいますでしょうか。経営学においても比較的新しい領域である「サービス・マネジメント」は、サービス業だけを対象とした研究でもなければ、学術成果のみを目指す学問でもありません。また、「脱コモディティ化」、「製造業のサービス化」、「モノのインターネット」などの現象に見られるように、サービ ス企業にとっても、モノづくり企業にとっても、従来の産業の垣根を超えて「サービス・マネジメント」の重要性が高まりつつあります。近年、世界経済のサービス化に伴い、経済成長の機会や課題をどうとらえるかに関する議論が、世界規模で、産官学の枠を超えて、国家政策や産業振興、企業戦略など様々なレベルで活発化しつつあります。

 

本セッションでは、まず、現在、地球規模かつ数十年単位で進む変化を三つのキーワード

SHIFT(世界経済のサービス化の進展)

MELT(産業の垣根がますますあいまいになりつつある)

TILT(世界経済の重心が北半球から南半球に傾きつつある)

を通して紹介します。

 

そして、新たなサービス・ビジネスの可能性について、近年世界規模で議論が進む「サービス・ドミナント・ロジック」の観点から議論します。サービス・ドミナント・ロジック(S-Dロジック)とは、「価値づくり」に関する新しい一つの世界観で、その特徴は、総ての経済活動をサービスとして捉え、「交換価値」でなく「使用価値」を重視し、顧客を「消費者」ではなく「価値共創者」として捉えるところにあります。

 

また、「価値共創 」の概念を複数の顧客グループに拡張してとらえる「マルチ・サイド・プラットフォーム (MSP)」の考え方を紹介します。近年話題の世界的な先進企業や事業事例の多く、たとえば、

Airbnb(世界190ヵ国に展開する空部屋シェアサイト)

NestGoogle傘下のスマートホーム企業)

Uber(スマートフォン・ベースのハイヤー配車アプリケ-ション)

Waze(ユーザー同士がリアルタイムの渋滞情報や道路状況をシェアするソーシャル・カーナビゲーション)

等を見ると、いずれもその経営戦略や事業構築の根底に「MSP」の発想を見出すことができます。

 

S-DロジックやMSPの観点から自社の未来をとらえた場合、どのような機会や課題がみえてくるでしょうか。

 

 

プログラム アジェンダ

1.いま世界規模・数十年単位で起きていること

  「地球儀」視点でとらえる「SHIFT」「MELT」「TILT

2.サービス・ドミナント・ロジック

  価値共創の概念、交換価値と使用価値

3.マルチ・サイド・プラットフォーム

  「価値共創」の拡張、価値創造と価値獲得 

4.ワークショップ | 価値共創の未来

  A. SDL - サービス・ドミナント・ロジックへの転換

  B. MSP - マルチ・サイド・プラットフォームの視点

 

(プログラムメッセージ/アジェンダ 藤川佳則)

 

 

いかがですか。あなたの組織がいままさに取り組むべきテーマではないでしょうか。

その他、すべてのプログラムをweb上でご確認いただけますので、まずはプログラム詳細をご確認ください。DMN『ビジネスデザインプログラム』は、あなたの組織のビジネス創造を強力にサポートすると確信しています。

是非とも『ビジネスデザインプログラム』への参加をご検討ください。

 

DMN

http://www.dmn-program.jp/index.html

Hideaki Shirane株式会社mct CEO / ストラテジスト

【タグ】 イベント告知, DMN,

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