BLOG

Dec 01, 2017 06:54 mct INSIGHT#03 デザインという言葉のイメージを探ってみる。

第3回のアンケートへの回答へのご協力ありがとうございました。
最近ニュースでもよく見る「デザイン思考」という言葉や、
〜デザインという言葉が本当によく増えていますよね。
プロダクトデザイン、エクスペリエンスデザイン、
インクルーシブデザイン、スペキュラティブデザイン、
・・・ 

そこで今回はそんなデザインという言葉にみなさんがどのような
イメージを抱かれているか、そして実際に製品やサービスを購入されるときに
デザインのどういった部分に対して金銭を払うのかというのをアンケートを通して探りました。

アンケートは2つのセクションに分け、
1つ目はデザインという言葉に対して
みなさんどのような言葉を思い浮かべられますかというフリーアンサーの質問と 

2つ目は今回も”プール”というツールを用いて、2軸上、
そして3つ目の軸にマッピングする形で回答していただきました。
そしてポイントはどういった部分に金銭を払うかという部分と、
プロダクトがデザインされていると思うか(満足しているのか)
という部分を探るよう設問を設計しています。
アンケートの結果はこのようになりました。 

二つの結果をマッピング化してみました。
まずは1つ目のデザインという言葉に対するイメージです。 

スクリーンショット 2017-12-01 14.46.26

 

これらをマッピングしてみると大きく分けて
見た目の部分に言及する人と機能面に言及する人、
バランス的な部分、システムなど統合されたものに関連するキーワードがあがっていました。
続いてよくデザインされているもののイメージ

 

スクリーンショット 2017-12-01 14.41.26

 

よく「デザインされているも」のに関しては、
小説やギャンブルなど
ユニークな回答がたくさん上がっていました。
それらをジャンルでくくり直してみました。

 結果を見てみてみなさんいかがでしたでしょうか?
なかにはデザインという言葉をさして、
使い勝手が悪く、高価という意味で活用している方もいらっしゃいます。
人によって様々なデザインへのイメージがあることがわかります。

次に質問したのは
とある4つのプロダクトに対して、
デザインのどの部分に費用を払うかということを探っていきました。 

01-2

 
たとえばとある人の回答をピックアップすると、

02-1

 

この方は車に関しては見た目に大きく投資をし、
牛丼は味などのの機能面が重要だということがわかります。
また、インテリアに関しては機能面には費用を払わないのに、
デザインに関しては割と満足しているということは
インテリア製品はこの方のなかで大きく見た目の部分で価値を占める
こういった結果を通して、
それぞれのプロダクトの伸びしろがわかるような結果となりました。

それでは平均はどのようなかたちになるでしょうか。

03-1

このような結果になりました。
みなさんの回答とのギャップはいかがでしたでしょうか。 

このように、
各プロダクトに対してのイメージ、らしさと
デザインは深く結びついており、
それがデザインへの満足度とも関連があります。 

例えば、牛丼はみなさんの回答を見ても、
機能面に関して費用を払うとし、見た目にはお金を払わないという回答が多いようです。
それではよりデザインされていると思うという満足度のために何が出来るでしょうか?
この場合は牛丼のデザインというユーザーでの文脈では
安さ、早さなどの機能面でのデザインに価値が
置かれていることになります。
なのでそういった機能面への期待を裏切るような
デザイン改善策は難しいため、
あくまでユーザーの期待の文脈に乗っ取った上での改善が求められています。
あるいはこの文脈を生かした意外性を効果的に活用する必要があります。

ここでやはり重要なこととしては
あらゆる新製品やサービスの開発にしても
その業界や製品全般へのユーザーからのバイアス(先入観)があります。
そうしたユーザーの製品へのエモーショナルな内面へのリサーチ
ユーザーから見た世界観の理解など
提供側からはなかなか見えない
その「らしさ」を乗り越えるための強い仕組みづくりが重要だと言えます。 

デザインという言葉を使いこなす難しさ。
私も一人のデザイナーとして、
デザインという言葉の使い方にはいつも慎重になることが多いです。
例えば、何かデザインを提案するときには必ず、
1 そのデザインする対象がどう製品サービスの文脈の中で機能すべきか
そして、それに対して、
2ビジュアルやスタイルでどうエモーショナルな付加価値をどのようにつけていくか
この上記2つを出来るだけ分けてクライアントに話すようにしています。

もちろん明快に分けられる訳ではないのですが、

提案時には出来るだけ、お互いにわかりやすい言葉
意味を明快にしながらのコミュニケーションすることが重要になります。
クライアントがデザインという言葉を通して何を伝えようとしているのかに常に着目しています。

一度、みなさんも職場でデザインや分かりづらい言葉に関してディスカッションしてみるのも
面白いかもしれませんね。

mctINSIGHTアプリからこの記事を読んでいる方は
こちらよりアプリに戻れます。
↓↓↓
arrow_u_turn-1-1.png

〜お願い〜
mctINSIGHTでは、
月に1回アプリを用いてアンケートを配信しています。
結果は、分析したのちブログにて配信していきます。
アンケート自体もゲーミフィケーションを用いた面白いものなので、
ぜひご参加ください!!

↓↓↓参加はこちらから!
mctINSIGHT紹介ページ

 

 

Keisuke Kawai株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 CX, mct INSIGHT,

Nov 02, 2017 12:29 顧客視点で体験してみたくなる、CXデザイン事例

 新規事業立ち上げのお手伝いをする中で、プロダクトそのものよりも「顧客経験全体」を考えるためのサポートがmctでは増えてきました。新しい発想を促すために、海外や日本のホットな場所での新しい顧客体験をご紹介することも多々あり、今回はその中から選定した4つの事例をご紹介します。

bully2

 

●”私にぴったり”の体験ができるショップ

パリ伝説のビューティーアポセカリー「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」

各国から厳選された原材料で作られた芸術品のような美容製品が揃う美容薬局。クラシカルで洗練された代官山のショップでは、カウンター越しに薬剤師と調香師が迎えてくれる。体質や好みに合わせた提案や、 商品の箱にオリジナルの文字を刻印してくれるサービスにスペシャルな時間を過ごすことができる。

bully3

 

●増えています。メーカーが作る情報発信地

カフェ×コクヨ 文具好きさんに「THINK OF THINGS」

mctのオフィスもある原宿エリアにできたコクヨのライフスタイルショップ。クリエイターも多いことから「原宿で一番打ち合わせがしやすいカフェ」をめざしたカフェになっている。見れば思わず手に取りたくなる、一度はお世話になっているベーシックなコクヨの文具に囲まれて過ごすことができる。ライフにもワークにも刺激を与えてくれる空間。

thinkofthings

 

●非日常!目のつけどころが秀逸な観光サービス

ホームレス体験ができるホテル「FAKTUM HOTEL

ホームレス体験ができるスウェーデンのホテル。オンライン予約す ると、街の 10 カ所にあるベッド(橋の下、公園のベンチなど)のどこかが使えるようになる。一晩 10 ユーロ。収益はホームレスが売るための雑誌 Faktum の運営に利用され、ただの珍しい体験で終わらず、社会貢献にもつながる仕組みになっている。

FAKTUM

 

●最先端美容サービスはDNAレベルに!

新しい美容体験を提供する未来空間「U+」

遺伝子検査によって、パーソナライズされた化粧品を提案するサービス。その場でのDNA検査から個人のプロファイルを作成、化粧品を製作する。ロンドンの店舗では大型タブレットや独自の照明など未来感のあるインテリアとともに、博士号を取得している店員が最先端の科学を扱うドクターとしての応対をしてくれて、顧客経験を独自なものとしている。

GENEU

発想にインスピレーションを与えてくれる、ワクワクさせてくれるショップやサービス。ぜひ顧客視点で一度お試ししてみてください。リアルな体験を通じて何気なく感じたことがきっかけとなり、優れた顧客経験づくりにつながるかもしれません。

mctでは、「Experience Visioning」「デザイン言語開発」など、顧客経験全体を考え形にするお手伝いをしています。詳しいメニュー紹介は、サイトをご確認いただくか、お気軽にご相談ください。

メニューの一例)

顧客視点でのデザイン言語の開発と導入サポート
  • 顧客経験に基づいたコミュニケーションデザインの開発
  • 顧客経験に基づいたサービスデザインの開発
Saori Kameda株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 CX, UXデザイン, 事例,

Apr 10, 2015 10:15 Customer Experience Index

こんにちは、mctの小幡です。

昨日4月9日(木)、Forrester research Inc.のJonathan Browneさん(通称JBさん)を迎えて、「Customer xperience Index(CXi)」のワークショップ研修を受講しました。

カスタマーエクスペリエンス向上のためのシステム構築~運用が企業にもたらすベネフィットなどについて講義を受けた後、実際に「Customer Experience Index(CXi)」を使ったワークショップを体験します。

「CXi」は「戦略」「顧客理解」「デザイン」「計測」「ガバナンス」「カルチャー」の6つのインデックスから構成されており、カスタマーエクスペリエンスを数値化して、目標管理していくために「何が必要か?何ができるか?」をアセスメントできるツールです。
Forrester researchが、長年クライアントのカスタマーエクスペリエンスを評価してきた実績に基づくノウハウが凝縮されています。

今回は「CXi」の6つのインデックスの中から「デザイン」「計測」をピックアップし、3チームにわかれて自社の顧客経験システムをアセスメント。
短い時間の中で、メンバーでディスカッションしながら改善の機会を発見でき、さまざまな気づきを得られた有益な時間でした。
JBさんの流暢な、ユーモアを交えた日本語でのプレゼンテーションで、あっと言う間の3時間。JBさん、ありがとうございました!

■「CXi」は下記URLからダウンロードできます。
http://outsidein.forrester.com/resources.html

■JBさんのプロフィール
https://www.forrester.com/Jonathan-Browne

ちなみにJBさん、本日4月10日(金)も、三菱総合研究所主催の『"おもてなし"を科学する【カスタマー・エクスペリエンス】紹介セミナー』に登壇されます。
ペルソナ&カスタマーエクスペリエンス学会の理事である同志社大学商学部・高井紳二先生の基調講演、JBさんと弊社代表取締役・白根とのワークショップも実施されます。その模様も、後日お伝えしようと思います。

Tomo Kobata株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 Forrester research, CX,

Search検索

過去のExperience Magazine

  • 米国マーケティング最新事情 / 瀧口範子
  • デザインテクノロジーの最前線 / 桐山孝司
  • 「本能」から人間を読み解く / 佐藤武史
  • 注目のクリエーターズボイス