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Nov 06, 2017 10:51 Convivial Salon vol.11『組織の多様性と幸福度〜LGBTの問題から考える新時代のチームワーク〜』に参加してきました。

こんにちはmctの渡邉です。

Convivial Salon vol.11『組織の多様性と幸福度〜LGBTの問題から考える新時代のチームワーク〜』は
Letibeeの榎本さんをゲストにお招きしてNagatacho GRID
で開催されました。
今回はレポートをお届けします!

最近よく目にしたり、耳にするようになった「LGBT」。
なんとなく意味を知っているつもりでいましたが榎本さんの説明がとてもわかりやすく、ようやく正しい理解をできたように感じました。

■「ラベリングされる」経験をする
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まずは参加者全員で自分自身をラベリングされるワークを実施しました。
簡単な自己紹介文をみて「きっとこの人はこんな人物だろう…」と想像だけでチームメンバーのシートへ記入します。
チーム全員分を書いたら答え合わせ。
意外とあっている部分もあれば、全然そんなことないんだけど!という部分もあり、他者の基本的な情報(年齢、居住地、職業、趣味等)をみて「きっとこんな人なんだろうな…」と無意識のうちに他人をラベリングしてしまっているかもしれないと感じ自分自身の普段の振る舞いや発言を見直していきたいと思えるワークでした。

LGBTとは 

L(レズビアン)G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、T(トランスジェンダー)それぞれの立場や違いを学びました。
LGBTを理解する上で重要になるのが以下の3つの基準です。
身体の性(生まれながらの生物学的な性)、心の性(自分が認識している性別)、性的象(愛情・恋愛感情・性的欲求の対象となる性)この組み合わせによってLGBTが定義されます。
私はこれまでこの違いはっきり区別できずになんとなくしか理解できていなかったことに気付きました。

まず、身体の性を基準にした時に、心の性が一致しているのか、一致していないのかを考えます。
一致している人がシスジェンダー、一致していない人がトランスジェンダーです。
例えば、男性として生まれ、自分を男性として認識している人はシスジェンダー。
男性として生まれ、自分を女性として認識している人はトランスジェンダーとなります。

そして次に考えるのが心の性を基準にした時に、性的対象がどのような人であるかです。
心の性が男性で性的対象も男性であればゲイ
心の性が女性で性的対象も女性であればレズビアン
心の性と性的対象が異性である場合はストレート
心の性が男性女性問わず、どちらの性も対象になる人はバイセクシャルと分かれています。

例えば、タレントして活躍されているはるな愛さんは身体は男性として生まれ、性自認は女性で、性的対象は男性なのでトランスジェンダーのストレートです。(現在は性転換手術を受け、身体の性は女性となっています。)
一方、マツコ・デラックスさんは男性として生まれ、性自認も男性で(女装は趣味だそうです)、性的対象が男性なのでシスジェンダーのゲイです。

これまでははっきりと違いがわかっていなかったのでトランスジェンダーとゲイの違いをもし誰かに聞かれていたら答えられなかったと思いますが、今回のサロンをきっかけに3つの基準を元にして説明ができるようになりました。

■病気があることを言い出せない人とその上司
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次に目線を変えて他人の気持ちに寄り添うワークを行いました。
内容は「発作が起きてしまうと仕事に支障がでてしまうような持病があるけれど、職場には言い出せずに働いている人とその上司」という設定で彼らの気持ちになってみるというものです。  

言い出せない従業員としては…
・休みやすい雰囲気を作って欲しい
・発作になるとどうしても仕事ができない、サボっているわけではないのに…。
・打ち明けたいけれど仕事に影響が出そうだから(ちゃんとした仕事を任せてもらえない、辞めさせられるかもしれない等)言うのが怖い
・打ち明けるほうが迷惑なのか、打ち明けないほうが迷惑なのか

上司としては…
・本当にそんなに体調不良になるのかな、しばらく休んだほうがいいんじゃないのか
・もし病気なら遠慮せず言ってくれたらいいのに
・大事な仕事は任せられない
・採用失敗かな、他の人を雇ったほうがいいのかな
というような意見がでて、両者の間に大きな溝があることが明確になりこれを埋めるためには双方の努力が必要であるように感じました。

この溝と同じことがLGBTにも言えるのではないでしょうか。
自分がLGBTであることを抱えて言い出せずにいる人とその周囲の人に置き換えると、どちら側にも壁のようなハードルが存在しているように思います。まずは見て見ぬふりをやめてハードルがあることを認識し、しっかりとハードルを見つめると次のアクションを起こせるようになるのではと感じました。
私自身、今回のサロンに参加するまではどこか他人事のような感覚がありましたが、より身近なテーマとして考えるようになりました。LGBTに限らず、ダイバーシティを受け入れる、進めていく中で自分も他者も認め合えるようなマインドをいつも携えていたいと改めて感じた時間でした。convivi100402.jpg

Saki Watanabe株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 Convivial salon, LGBT,

Jul 10, 2017 02:38 “働き方” 人生の成功とは何ですか?

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突然ですが、みなさんは、「自分の人生の成功とはなんだろう」と考えたことはありますか?               現代社会において言えば、「お金をたくさん稼ぐこと」「出世すること」等、個人によって成功の捉え方は違うと思いますが、多くの方は上記のような考えに捕われているのではないでしょうか。その結果、働き過ぎてしまい、体調を崩し、鬱になってしまう等、様々な症状が出てしまい仕事へのモチベーションが下がったり、大きく言えば自分の生活スタイル・人生に大きく影響していきます。

今回ご紹介する“サード・メトリック”という考え方では、働くことに対する意識を変えよう!ということが提案されています。「お金をたくさん稼ぐこと」「出世すること」ではない第三の価値観に目を向けようというのがそのコンセプトで、簡単に言うと「自分の日々の生活スタイルを見直しませんか?」という呼びかけです。
本書(『サード・メトリック』 著者:アリアナ・ハフィントン)では、重要な要素として4つ説明されています。幸福(ウェルビーイング)・知恵(ウィズダム)・不思議な驚き(ワンダー)・与えること(ギビング)の柱を基本と考えています。4つの要素を合わせて、生活リズムの改善は、自分の健康だけではなく、マインドも大きく変わってくると唱えています。それは、今からでもすぐに始められるもので、睡眠の改善、瞑想、エクササイズ、ヨガ、家族や友人との結びつき、スマホやパソコンといったデジタルデバイスとの付き合い方などの実践方法や行った研究結果を説明しています。
一つ例をあげると、スポーツ世界ではビジネス世界よりも、より結果を重視する傾向があります。その手段の一つとして、睡眠時間の改善といった方法を取り入れて、活躍している選手が多くいるとのこと。

スタンフォード大学睡眠障害クリニックのシェリ・マー研究員は、スタンフォード大学バスケットボール部の選手11人に、2~3週間いつもどおりの生活をしたあとで、仮眠をとって食事に気を配り、毎晩10時間の睡眠を心がける生活を5~7週間してもらった。この実験を3シーズンにわたって続けたところ、11人全員のパフォーマンスが向上し、スリーポイントシュートの成功率は9.2%、フリースローの成功率は9%アップした。プレーの質が上がっただけではない。気分が明るくなり疲労感を感じにくくなったと選手たちは語った。           
※(『サード・メトリック』 著者:アリアナ・ハフィントン P110、111を引用)

生活習慣を見直すだけで、パフォーマンスが向上するだけではなく、メンタルの向上にも役立てることは、ビジネスの世界でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
このような話題に関連して、7/19に開催するConvivial Salonでは、組織コンサルティングファーム・Thrive globalの傳川紀子さんをゲストにお招きして、ボディコンディショニングと仕事や働き方との関係についてレクチャーしていただきます。また職場やおうちで簡単にできる体操やストレッチ、瞑想体験などのミニエクササイズも予定しております。この機会にぜひ、「働き方/ワークスタイル」について考えている仲間と意見交換をしてみてはいかがでしょうか?

□ゲストスピーカー:
傳川紀子氏
Thrive Global ファシリテーター、コーポレート・ウェルネススペシャリスト
約9年間に渡ってのべ40,000人以上へのボディコンディショニング指導や若手経営者への瞑想指導を行う。体を整えることでパフォーマンスを上げる指導を得意とする。2011年に心地よい睡眠のための運動や生活習慣を解説したDVD、Perfect Sleep DVD 5 シリーズを制作。仕事のパフォーマンスを上げるための体操やヨガのクラス、メンタルヘルスセミナーを開催。2016年12月より米国NYを拠点とするThrive Global社 のファシリテーターとして活動を開始。           傳川さん.jpg

Convivial Salon vol.11『カラダから変える働き方変革 』

⇒参加希望の方はこちらから                             http://peatix.com/event/274399/

Kurokawa Madoka株式会社mct エスノグラファー

Apr 12, 2016 05:07 慶応大学経済学部 武山政直教授と語る「サービスデザインでマーケティングはどう変わるか?」

こんにちは、mctの下野です。

4月8日に開催したConvivial Salon Vol.2についてご紹介します。

Convivial Salonはmctの新たな活動として2016年から開催しているイベントの1つで、さまざまな業種、職種で働く人々が、その垣根を越えて集い、対話し、楽しみながら学び合おうという趣旨の共創型セミナーです。

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2回目は「サービスデザインでマーケティングはどう変わるか?」というテーマで、慶応大学経済学部の武山政直教授をゲストスピーカーにお招きし、サービスデザインについて学びました。ポイントは「イノベーションには、サービス発想による事業の捉え直し(リフレーミング)が伴う」。例えば、スーパーマーケットが顧客のゴールを「食材を得る」ことだと定義する限り、マーケティング活動は食材の販売に終始することになります。しかし、食材を得て顧客は何がしたいのか、顧客のゴールを販売の先にある「食事を支度する」「健康な食生活を送る」まで広げて捉え直すことができれば、「食事の支度の負担の軽減」「健康な食生活の支援」といったよりインパクトの大きいマーケティング活動を展開することが可能になります。レクチャーを通して、業界の枠の中のマーケティング競争に留まるのではなく、顧客のゴールの次元を上げて事業を捉え直すことでマーケティング変革の方向性が見えてくる、という重要なヒントをいただきました。

また、今後の展望として「IoTの普及によって市場領域を横断するようなビジネスが増えていく。これはサービスデザインによって新しい市場を生み出すチャンスでもあり、脅威でもある。」といったお話が印象的でした。自社の製品・サービスを「作って、売る」マーケティングから、業界の枠組みを超えて顧客価値を「共に創り出す」マーケティングにいかにシフトするか。そのためのマインドセットや技術を獲得するうえで、サービスデザインはマーケターにとってますます重要になってくるのだと思います。

参加者の皆さんからは、サービスデザインを推進していくための組織デザインや、リフレーミングのコツについて質問をいただきました。自部門の範囲でしか新規事業を考えられなかったり、組織を超えて取り組むことが難しかったり、現状の組織には、サービスデザインを取り組むうえでのさまざまなハードルがあるようです。しかし、後半のワールドカフェでは一転、いろんな業種の方々がチームを組んで、企業の枠を超えて活発なアイデア交換が行われました。参加者の皆さんも課題に取り組みながら、そういったハードルをクリアしていく日もそう遠くないのでは、とお感じになったのではないでしょうか。我々も、強い気持ちを持った皆さんにたくさん参加していただいたことを感謝すると同時に、そんな皆さんによるマーケティング変革の取り組みを少しでも応援できればと思った次第です。

【配布資料ダウンロードはこちら】
https://www.daishinsha.co.jp/mctinc/download/index.html


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Convivial Salonでは今後も経営やマーケティング、デザインといった様々な分野のテーマを取り上げながら定期的に開催していく予定です。

 

○ビジネステーマについて熱く議論したい人

○自社の課題解決の答えを社外に求める人

○お酒を酌み交わしながら気軽に交流したい人

○終業後の時間を有意義に使いたいという人

○学習や成長の機会を求める人

 

そういった方々のご参加をお待ちしております。ぜひ今後もご期待ください。

Fumihiro Shimono株式会社mct ストラテジスト

【タグ】 Convivial salon,

Mar 01, 2016 05:27 早稲田大学ビジネススクール・樋原准教授と語る「オープンイノベーションで勝つ企業、負ける企業」

こんにちは、mctの米本です。

先日219日より、mctの新たな活動として『Convivial Salon』がスタートしました。さまざまな業種、職種で働く人々が、その垣根を越えて集い、対話し、楽しみながら学び合おうという趣旨のもとに企画したイベントです。「Convivial」という単語には「懇親的な」「陽気な」「お祭り気分の」といった意味があり、参加者が気軽に交流しながら楽しく学ぶことができる場づくりを目指しています。


企画の背景にあるのは、われわれmctの大切なポリシーの一つである[Co-Creation/共創]という考え方です。ユーザーを"顧客経験のエキスパート"として招き入れ、参加者全員の創造力を使って課題発見・課題解決に向き合う手法です。Convivial Salonもこのような思想をもとに、mctメンバーがパートナーの皆さんとともに学び、成長できる場を作りたいと考えて企画しました。

 

 

1回目は「オープンイノベーションで勝つ企業、負ける企業」と題して、早稲田大学ビジネススクール・樋原伸彦准教授をゲストスピーカーにお招きし、約50名の参加者全員が集まってオープンイノベーションについて学びました。

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はじめに樋原先生からオープンイノベーションの理論や事例についてご紹介いただき、その後は参加者が自社での取り組みやその問題点などを挙げながら対話を行いました。最初は慣れない場で緊張感も見られましたが、徐々に空気が温まってくると、参加者の方々から様々な意見が飛び交うようになり、終了する頃にはものすごい熱気で会場が一体となりました。

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参加者からは、オープンイノベーションの取り組みに関して、その概念の難しさから目的や意図が共有されないまま取り組まれているケースも多いことや、取り組みの成否を決める評価基準が不明確であるといった問題点が共有されました。また、それらの問題点に対して「オープンイノベーションの独立組織」や「業績好調時の新規事業投資」、「撤退戦略の事前策定」など興味深い解決策のアイデアもいくつか出てきました。

 

面白かったのは「出島」のメタファー。江戸幕府の鎖国時代に唯一、外国との貿易が行われた長崎の「出島」のように、オープンイノベーション活動は既存事業の組織やプロセスとは切り離して考える仕組みが必要であるとする意見です。私たちがよく見聞きするイノベーション事例は、その「成果物」に焦点が当てられていることが多く、「プロセス」を正しく定義することの重要性が十分に認知されていないのかもしれません。

 

イノベーションがうまくいかない要因は、とかく企業の文化や価値観の問題にされがちです。もう一歩踏み込んでルールやシステムの問題として捉えることで、イノベーションと正しく向き合うことができるのではないでしょうか。

 

参加者の方々が所属する企業の多くにおいて、オープンイノベーションはすぐに実現できる取り組みではないものの、そのコンセプトへの理解を深め、可能性を探索するという点で、貴重な機会になったのではないかと思います。

当日の配布資料をダウンロードしてご覧いただけます。

 

【配布資料ダウンロードはこちら ⇒ 配布は終了しました。ご興味のある方は直接お問合わせください 



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Convivial Salonでは今後も経営やマーケティング、デザインといった様々な分野のテーマを取り上げながら定期的に開催していく予定です。

 

○ビジネステーマについて熱く議論したい人

○自社の課題解決の答えを社外に求める人

○お酒を酌み交わしながら気軽に交流したい人

○終業後の時間を有意義に使いたいという人

○学習や成長の機会を求める人

 

そういった方々のご参加をお待ちしております。ぜひ今後もご期待ください。

Akihiro Yonemoto株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

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