BLOG

Aug 07, 2017 02:40 実は、ケーススタディ学習には「マンガ」が有効なんです!

みなさん、こんにちは。組織デザインユニットの冨田です。

mctでは、株式会社msc様(マネージメントサービスセンター/http://www.msc-net.co.jp/)との共同メニューとして、「マンガ」を使ったトレーニングプログラムの提供を開始しました。このトレーニングの特徴は、文章ではなく、漫画で表現したケーススタディを教材として用いているところです。

そこで、今回は「マンガの効能」を、「マンガを用いて」ご紹介したいと思います。

mctブログ1回目.png

このように、マンガの主な効能には

1.リアルなシチュエーションに没入することができる

2.自らの視点で解釈し、気づきを得ることができる

3.さまざまな立場で考え、視野を広げることができる

といったものがあります。

マンガを用いたトレーニングは、学習者を物語の中に引きこみ、その物語の登場人物として様々な視点で問題を捉え、解決策を考える過程を通じて、学習者を主体的な問題解決へと導きます。そんな一石三鳥な「マンガ」を使ったトレーニングプログラム、ぜひ一度、試してみませんか?

 

 

---------------------------------------

mctのマンガ研修では、「チームワーク」のテーマでもトレーニングを提供しています。

◆マンガを使った研修・トレーニングのお問い合わせ・資料請求はこちらから◆

http://mctinc.hs-sites.com/organization_manga

---------------------------------------

 

Misuzu Tomita株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jul 10, 2017 02:38 “働き方” 人生の成功とは何ですか?

サードメトリック.png

突然ですが、みなさんは、「自分の人生の成功とはなんだろう」と考えたことはありますか?               現代社会において言えば、「お金をたくさん稼ぐこと」「出世すること」等、個人によって成功の捉え方は違うと思いますが、多くの方は上記のような考えに捕われているのではないでしょうか。その結果、働き過ぎてしまい、体調を崩し、鬱になってしまう等、様々な症状が出てしまい仕事へのモチベーションが下がったり、大きく言えば自分の生活スタイル・人生に大きく影響していきます。

今回ご紹介する“サード・メトリック”という考え方では、働くことに対する意識を変えよう!ということが提案されています。「お金をたくさん稼ぐこと」「出世すること」ではない第三の価値観に目を向けようというのがそのコンセプトで、簡単に言うと「自分の日々の生活スタイルを見直しませんか?」という呼びかけです。
本書(『サード・メトリック』 著者:アリアナ・ハフィントン)では、重要な要素として4つ説明されています。幸福(ウェルビーイング)・知恵(ウィズダム)・不思議な驚き(ワンダー)・与えること(ギビング)の柱を基本と考えています。4つの要素を合わせて、生活リズムの改善は、自分の健康だけではなく、マインドも大きく変わってくると唱えています。それは、今からでもすぐに始められるもので、睡眠の改善、瞑想、エクササイズ、ヨガ、家族や友人との結びつき、スマホやパソコンといったデジタルデバイスとの付き合い方などの実践方法や行った研究結果を説明しています。
一つ例をあげると、スポーツ世界ではビジネス世界よりも、より結果を重視する傾向があります。その手段の一つとして、睡眠時間の改善といった方法を取り入れて、活躍している選手が多くいるとのこと。

スタンフォード大学睡眠障害クリニックのシェリ・マー研究員は、スタンフォード大学バスケットボール部の選手11人に、2~3週間いつもどおりの生活をしたあとで、仮眠をとって食事に気を配り、毎晩10時間の睡眠を心がける生活を5~7週間してもらった。この実験を3シーズンにわたって続けたところ、11人全員のパフォーマンスが向上し、スリーポイントシュートの成功率は9.2%、フリースローの成功率は9%アップした。プレーの質が上がっただけではない。気分が明るくなり疲労感を感じにくくなったと選手たちは語った。           
※(『サード・メトリック』 著者:アリアナ・ハフィントン P110、111を引用)

生活習慣を見直すだけで、パフォーマンスが向上するだけではなく、メンタルの向上にも役立てることは、ビジネスの世界でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
このような話題に関連して、7/19に開催するConvivial Salonでは、組織コンサルティングファーム・Thrive globalの傳川紀子さんをゲストにお招きして、ボディコンディショニングと仕事や働き方との関係についてレクチャーしていただきます。また職場やおうちで簡単にできる体操やストレッチ、瞑想体験などのミニエクササイズも予定しております。この機会にぜひ、「働き方/ワークスタイル」について考えている仲間と意見交換をしてみてはいかがでしょうか?

□ゲストスピーカー:
傳川紀子氏
Thrive Global ファシリテーター、コーポレート・ウェルネススペシャリスト
約9年間に渡ってのべ40,000人以上へのボディコンディショニング指導や若手経営者への瞑想指導を行う。体を整えることでパフォーマンスを上げる指導を得意とする。2011年に心地よい睡眠のための運動や生活習慣を解説したDVD、Perfect Sleep DVD 5 シリーズを制作。仕事のパフォーマンスを上げるための体操やヨガのクラス、メンタルヘルスセミナーを開催。2016年12月より米国NYを拠点とするThrive Global社 のファシリテーターとして活動を開始。           傳川さん.jpg

Convivial Salon vol.11『カラダから変える働き方変革 』

⇒参加希望の方はこちらから                             http://peatix.com/event/274399/

Kurokawa Madoka株式会社mct エスノグラファー

Jul 07, 2017 08:12 チームワークを阻むもの、それは自分の「目」かもしれない

image.png

こんにちは、mct 組織デザインユニットの池田です。

 先日、同僚に誘ってもらい、知る人ぞ知るエンターテイメント、 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加してきました。

 

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは…

ホームページでは「暗闇のソーシャルエンターテインメント」と題されており、その名の通り、完全に光を遮断した空間の中を、複数人のグループを組んで進んでいき、さまざまな体験をするというものです。

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏によって発案され、これまで世界39か国以上で開催され、800万人を超える人々が体験されています。http://www.dialoginthedark.com/

 

軽い気持ちで申し込んだものの、当日受付を済ませた後、気持ちが急激に落ち込み始めました。なぜなら、暗闇がめちゃくちゃ苦手であることを急に思い出したからです。どう考えても90分も耐えられる気がしない。

まずは明るいところで、知り合いではない人も含めて8人のグループを組んで出発するのですが、気持ちがすでに動揺しまくっているので、それぞれの人の顔もまったく覚えられませんでした。

そして、段階的に薄暗い部屋へ…。その時、視覚障がい者の男性がアテンド役として、待っていてくれます。私はアテンドがあることを知らなかったので、すごく驚きました。そして、“暗闇のエキスパート” であるこの男性が、適宜声がけをしてくれてすごく頼りになるのです。

 

「今緊張していると思うから、深呼吸しましょう」

…不安でいっぱいの気持ちを察してくれて、ナイスなアシスト! 

 かと思ったら次の瞬間には…、

 

「真っ暗闇なので、目が慣れるということは一切ありません。だから “見る” ことを早くあきらめることです」

 

…怖い、怖すぎる。もう、ここから出してくれ…

と、半ば懇願モードの私におかいまなく、とうとう真っ暗闇の部屋に足を踏み入れることになりました。

 

詳しい内容を書きすぎるとネタバレになるので避けますが、暗闇空間の中で、今日初めて会った8人の人間が、お互いに声をかけあったり、助け合ったり、譲り合ったりしながら、歩を進めていきます。

そして、この体験をしている最中に、私がとても印象的だったことがあります。

 

「みんなと仲良くなるのが、すごく早い…」

 

気がつけば、みんながお互いを気づかい、名前を呼び合い、ついてこれていない人がいれば声をかけて助け合い、最終的には、暗闇の中でお互いに冗談まで言い合える状態になっていました。もちろん、表情も仕草も周りの状況も分からないので、お互いの言葉に注意深く耳を傾け、信頼関係を築いていきます。もし、私たちが目が見える状態で出会っていたら、この短時間で、こうはなっていないだろうなと思います。

私たち人間は、「先入観」を持ってものごとを見てしまいます。その対象が人間であっても、同じです。私自身も、この時の経験から、これまでずいぶんと人の見た目や些細な言動から「この人はこんな人にちがいない」「自分とは仲良くなれそうもない」と勝手に判断し、人と深くコミュニケートする機会を失ってきたのかもしれない、と反省しました。

 

仕事の場面でも同様に、年々問題が複雑化するこれからの時代においては、今後より「チームワーク」が求められます。その時に必要なのは、相手に対する表面的な評価や評論、決めつけではなく、その人自身が「どんな気持ちで、何をしたいと思っているのか」、積極的な対話や共感を通じて、理解を深めていくことではないでしょうか。そんな、基本的で大事なことを、思い出させてもらった貴重な体験でした。

また「先入観を取り払う」ということ以外にも、この「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」には下記のようなチームワークを促進する要素が巧みに散りばめられており、本当によくできた設計だと思いました。ぜひ多くの方に体験していただきたいです。

 

・共通の目標がある(協力して、課せられたアクティビティを完遂する)

・参加者の不安を受け止めながらも、主体性を引き出してくれるファシリテーターの存在

・非日常的なドキドキを共有している一体感、仲間意識

・視覚を失うことで、他の感覚が鋭敏になり、没入状態(フロー)に入る

・相手の声に耳を研ぎ澄ますことで相手の気持ちを感じる力(共感力)が増す

 

チームワークというテーマについては、また引き続き考えてきたいと思います。

 

お薦めしておきながらなのですが…「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は現在、外苑前会場で最後の開催期間中ですが、残念ながら8月末まで全て満席のようです(その後はしばらく移転先を探索されるとのことです)。大阪グランフロントでは「対話のある家」というイベントを定期開催されているようですので、ご興味がおありの方はそちらもぜひ体験してみてください。

---------------------------------------

 

mctのマンガ研修では、「チームワーク」のテーマでもトレーニングを提供しています。

◆マンガを使った研修・トレーニングのお問い合わせ・資料請求はこちらから◆

http://mctinc.hs-sites.com/organization_manga

---------------------------------------

 

Eiko Ikeda株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jun 30, 2017 02:04 エスノグラフィで組織文化を理解する

撮影風景.pngワークショップで“その会社らしさ”を表している事物を収集している様子

 

こんにちは、白根です。4月の話になりますが、新入社員と先輩社員合同で「自社の文化を解明する」ワークショプをしました。手順は、新人チームと先輩チームに分かれて、会社らしさを感じるモノや空間、メッセージを撮影します。それらを集めて、自社で明文化されているヴィジョンや行動規範と比べます。先輩チームの方は明文化されたヴィジョンや行動規範を表している写真が多く、新人チームの方は、それとは関係のない、あるいは逆の意味を反映した写真が多くなります。 

 

「新人の皆さんも早く当社の文化を学んで正しい写真が撮れるようになってください、以上。」新人チームが間違った写真をたくさん集めてしまったと考えるとここで終わってしまうのですが、実はこのワークショップは、関係のない写真や逆の意味を反映した写真を集めてくれた新人の視点がキーになります。例えば、行動規範では「チームワークを大切にしよう」と謳われていて、新人が撮影した写真はイヤホンをつけて仕事をしている社員や背中を向いて仕事をしている社員とか、ヴィジョンや行動規範と関係のない写真や逆の意味を反映した写真は、会社が標榜している価値観と、現場で実際に起きていることとのギャップを表しています。このワークショップでは、そのようなギャップをもたらしている、「チームワークを大切にしよう」という行動規範よりも影響力のある、社員の間で暗黙的に共有された考え方や価値観は何だろうか、=明文化されていない組織の文化をみんなで考えていきます。それらは、会社の運営を阻害している要因であることもあれば、会社の運営を円滑にしている要因であったりもします。

 

mctでは、クライアントの組織やチームのカルチャーコード(行動規範)の制定や浸透などを通じて、組織変革のお手伝いをしていますが、その最初のステップとして重要なのが、このようなワークを通じて、自分たち自身も意識していない自社の文化を共有することです。その際に、メンバーが組織変革のプロセスや考え方、ポイントを共有することも大切です。組織変革のポイントが共有できるマンガを使った半日から1日の研修もご用意しています。組織変革のテーマにご興味がある方は、こちらもご覧ください。

http://mctinc.hs-sites.com/organization_manga

 

図1.png

マンガ研修の教材 


◆マンガを使った研修について◆
http://mctinc.hs-sites.com/organization_manga

Hideaki Shirane株式会社mct CEO / ストラテジスト

Jun 14, 2017 10:23 プロジェクトチームのクセを認識してイノベーションの可能性を高める

conference-1886025_1920.jpg

 こんにちは、白根です。

イノベーションプロジェクトの進め方についてお話しします。

 

 

イノベーションの価値の大きさとチームの多様性の関係

 

このグラフをご存知でしょうか。

ハーバードビジネススクールのLee Fleming准教授が17,000件の特許を分析したグラフです。
Perfecting Cross-Pollination, Lee Fleming
https://hbr.org/2004/09/perfecting-cross-pollination

image-7.png

 

横軸はプロジェクトチームの専門領域の多様性、縦軸はイノベーションが生み出した価値の大きさ。青い線が示しているように、価値の大きさとチームの多様性が反比例しています。ところが、グラフの右上を見ると、そこにパラパラとイノベーションがプロットされています。つまり、非常に大きな価値をもたらすイノベーションは多様性の低いチームによって生み出されているということです。

このグラフは「価値のあるイノベーションには多様性に富んだチームが必要だ」という説明をする時に使われることが多いのですが、プロジェクトをたくさん経験してきた立場から眺めると、プロジェクトの始まりや途中でもこのグラフと似たパターンになることに気づかされます。

イノベーションのプロセスがこのグラフのパターンで進んでいったために、結果がこのグラフのようになったと考えることはできないでしょうか。もしそうなら、イノベーションのプロセスで意識的にグラフと異なる行動をとることで、結果のパターンをよりよい方向に変えることができるはずです。

今回はイノベーションプロセスの3つの段階での対処方法について考えてみます。

 

 

【1】テーマのスコープをマネジメントする

lens-1209823_1920 - コピー.jpg

例えば、このグラフの横軸はそのままにして、縦軸をプロジェクトのスコープの広さに置き換えると、多様性の低いチームはプロジェクトのスコープが狭すぎ、多様性に富んだチームは、プロジェクトのスコープが意図しない方向にまで広がっているというグラフになります。これは、プロジェクトのスタート段階でよく見かけるパターンです。

image-9.png

多様性の低いチームでは、暗黙のうちにイノベーションを狭い範囲で共有してしまっています。一方、多様性に富んだチームは、目指すべきイノベーションの方向が定まっておらず、プロジェクトのスコープが意図しないところににまで広がってしまいがちです。この行動パターンを変えるには、多様性の低いチームも多様性に富んだチームも、プロジェクトをスタートさせる前に、イノベーションのヴィジョンや定義、戦略、制約事項を明示的な形で共有し、それに沿ってプロジェクトのスコープを決める。そして、多様性の低いチームはプロジェクトのスコープを意識的に広げるように、多様性に富んだチームは意識的にプロジェクトのスコープを広げすぎないようにする。このことを徹底することで、プロジェクトのスタート段階をよりよい方向に変えることができます。

 

 

【2】アイデア創出の幅をマネジメントする

education-548105_1920 - コピー.jpg

次に、縦軸をアイデアの幅の広さに置き換えると、このグラフはアイデア創出段階によく見かけるパターンになります。多様性の低いチームは、メンバーの所属部門が得意とする領域や、自社や業界がこれまでやってきた領域にアイデアが偏りがちです。そうなってしまうのは、顧客が抱える問題を従来の見方で捉えてしまっているからです。一方、多様性に富んだチームでは、顧客の問題に焦点が当てられずに、脈絡なくアイデアが出てしまう傾向があります。

image-10.png

アイデア創出段階では、多様性の低いチームも多様性に富んだチームも、顧客の真の問題に焦点を当てるようにする。その上で、多様性の低いチームは、イノベーションをもたらすアイデアの幅の広さを理解し、意識的に自部門や業界の慣行から離れてアイデアを出すようにする。多様性に富んだチームは、個々のアイデアの良し悪しに終始するのではなく、幅広いアイデアを顧客の問題に焦点を当ててコーディネートするようにする。このことを徹底すれば、アイデアの質は自ずと高まってくるはずです。

 

 

【3】アイデア選定をマネジメントする

good-1123013_1920 - コピー.jpg

そして、アイデア選別の段階でも似たようなパターンになります。多様性の低いチームは、トップや上司などの内部の意向を意識してアイデアの選択が保守的になりすぎ、逆に類似性の低いチームは、現実的な評価をせずに無謀な判断をしてしまう傾向があります。

image-11.png

どちらもリスキー・シフトといわれる集団思考の状態です。アイデア選別のプロセスでこのような状態から抜け出すには、類似性の高いチームでは機会を最大化するために、多様性に富んだチームでは無駄な損失を最小化するために、どちらのチームも個人的な感情から離れ、主観ではなく、質的/量的な市場の評価を判断基準にする。意思決定を段階的に小分けにして、リスクを最小化する。このことを徹底することでアイデア選別の段階の行動パターンを変えることができます。

 

 

チームのクセを認識して、意識的に変える

team-386673_1920.jpg

イノベーションプロセスの3つの段階での多様性の低いチーム、多様性に富んだチームそれぞれの行動の癖と、その対処方法についてお話しました。いずれもベーシックなことですが、自分たちのチームの癖を認識して、意識的にそれを変えるように行動すれば、イノベーションを生み出す可能性は着実に高まってくるのではないかと思います。

 

Hideaki Shirane株式会社mct CEO / ストラテジスト

Search検索

Categoryカテゴリー

過去のExperience Magazine

  • 米国マーケティング最新事情 / 瀧口範子
  • デザインテクノロジーの最前線 / 桐山孝司
  • 「本能」から人間を読み解く / 佐藤武史
  • 注目のクリエーターズボイス