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Feb 01, 2019 11:10 Comprehensive Global Research 包括的なグローバル調査のために

 

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」はご覧になりましたか?

リードボーカルのフレディはロンドンに住むインド人でLGBTでした。
生きづらい世の中で、彼の多様性を40年前の世界がどのように受け止めたかを感じさせてくれる映画です。

国独自の時代背景や、習慣を知ることで人々への理解が深まります。

グローバルリサーチでも、mctは背景を知ることが大切だと考えています。
現地に行ってフィールドワークをすると色々なことを理解することができますが、
終わった後に「これは事前に調べておけばよかった」「まだわからないことがある」と
感じたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

mctのグローバルリサーチはフィールドワークの before と after を大切にしています。
様々な事前/事後調査メソッドを活用して、事前の仮設づくり/事後の地固めをします。


今回のセミナーでは、皆様に以下の手法を体験していただきたいと思っています。

・現地のことを短時間で詳しく知るためのエキスパートインタビュー
・時代を巡る Eras Map などのデスクリサーチ手法
・ユーザーに自撮りしてもらうセルフドキュメンタリー
・街で出会った人にランダムに話しかけるストリートインタビュー


もし貴部署・他部署の方で本内容にご興味ありそうな方が
いらっしゃいましたら、本内容をシェア(転送)いただけますと幸いです。


日時:2019 年 2月 28日(木)15:00-17:00
会場:(株)大伸社 本館1階「chika」東京都渋谷区千駄ヶ谷2-9-9 <Access>
参加費:無料
定員:30名(定員になり次第お申込みを締め切らせていただきます)


本セミナーへのお申込みやお問い合わせは下記よりお願いいたします。
詳細・お申込み

Shiho Ishihara株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Dec 17, 2017 10:45 洗濯ものを干せないバルコニー Balcony without clothes line

こんにちは、mctのミーハです。ニューヨークより、洗濯文化の差異についてお話させていただきます。

「バルコニーを何に使いますか?」という問いへの一つの代表的な回答は、「洗濯物を干す」でしょう。エジプト・ブラジル・マレーシア・シンガポール・ベトナムなどを見回すと、それが当てはまります。そういった国々では室外に並んだ洗濯物は日常的な風景であり、バルコニーもその目的で使われています。
“What do you use your balcony for?” I guess “for drying laundry” is one of common answers. Own experience and learnings from our researches related to laundry over many countries including Egypt, Brazil, Malaysia, Singapore, Vietnam and so on suggests that answer. In these likely countries, outdoor clotheslines are a norm and balconies are also mostly used for drying washed laundry.

もしあなたが私と同じような感覚を持っているのでしたら、アメリカに行ったら驚くと思います。バルコニーに洗濯物を干している家がないのです。バルコニーは洗濯物を干す場ではなくて、家族のリラックスの場。テーブルや椅子がそこに置かれて、家族が団らんしています。では、洗濯物はどうしているのでしょうか。
If you have same thought as me, you will be surprised when visiting United States. You might not find any laundered clothes dry outside in the balcony. Instead, balcony is mainly the relaxing area of the family. It is common to see table and chairs placed in front yard or balcony in New York.
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アメリカではランドリーサービスが街中の至る所にあります。東京でコンビニエンスストアがどこにでもあるように、ニューヨークにはランドリーサービスがたくさん存在します。多くの人々は洗濯に、洗濯機を持っている人は衣類の乾燥に、その場を利用します。
Come back to laundry, you can find laundromat or laundry services also at any corners. If you visit Tokyo and feel amazing that you can find convenient stores everywhere, you will feel the same way when visiting New York. People use laundromat service for washing their laundry or just drying the washed clothes if they own a washer. Otherwise, their house must be spacious enough to place a dryer together with their washer.
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ランドリーサービスはアメリカで一つの大きな市場になっていそうなのですが、その背景には米国における規制のお話が関係します。アメリカの街では景観を損ねるという理由で、室外で洗濯物を干すことが禁じられているのです。長い間、洗濯物を干すことが、街のイメージの問題として取り上げられていたようです。
The laundry services and dryer makers must have been fruitful in United States. Here it comes how business can benefit from regulation. It turns out that in many suburban neighborhoods it is not allowed to dry your clothes outside because it is considered to look bad and dirty. For decades, the clothes line has had an image problem in the United States.

ただ、最近、その規制に反対する動きが出てきています。「Project Laundry List」という活動で、自然の光と風の中で洗濯物を乾かす大切さを訴えています。消費者のマインドセットの変化と、それに沿って規制も変化する可能性があり、新しいビジネスのチャンスかもしれません。
However, it is also interesting to know that recently the fight against clothes line bans called “Project Laundry List” for the good of natural drying and environment has happened in America. To predict how laundry services in America will change in the future, it must be good for business player to observe the shift of consumer mindset and regulation landscape.

上記のような海外のリアルな情報を手軽に収集されたい方は、こちらの弊社メニューも併せてご覧くださいね。 
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グローバル・インターネット・エスノグラフィ <日本にいながら、各国の深いインサイトを獲得する>
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My Ha Thi TRAN株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

Nov 24, 2017 06:58 すごくオーガニックなそうめんと豆腐 -Organic Somen and Tofu-

こんにちは、mctのミーハです。私は現在、家族と一緒にニューヨークで暮らしています。日本とは異なる米国の文化について、少しずつ、みなさまにご紹介させていただきますね。今回は、食の安全性について。

米国への渡航前は、そこでの食品の安全性はただの聞こえの良いビッグワードだと思っていたのですが、実際はメーカーサイドもその言葉を本当に真剣・深刻にとらえている現状を目の当たりにしました。 Food safety is the most concern almost everywhere. And before, I heard that “organic” is a big word in United States but only when I came here, I realized how serious the market takes that word.

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食料品店などに入ると、ほとんど全てのカテゴリーの食品(果物・ハーブ・肉・牛乳・飲み物・さらにはクッキーまで)、また、米国産食品から輸入食品に渡り、「オーガニック」とラベルされた製品が目に留まります。そして、その価格は、私の体感としては、ラベルが貼られていない商品に比べて35%程度も高い。 If you walk into any grocery store or pharmacy, you can find almost every category from fruits, herb, meat, milk, drinks, snacks, even cookies, domestic or imported products, having products labeled with “organic”. And not surprising, the price of them are significantly higher than stuffs without the word.

米国で暮らすと、オーガニックという言葉以外にも、非遺伝子組み換え食品、砂糖不使用、塩不使用、人工的な成長ホルモン不使用などといった言葉に囲まれて暮らすことになり、慣れない私は少し頭痛がしてしまいそう。 Among other key words that American consumers looking for at the stores are Non-GMO, No sugar added, No salt added, No artificial growth hormones added and so on. Therefore, it has become a little more headache to go shopping for food in United States.

日本に何年か住んでいる間にそうめんや豆腐がオーガニックかどうかなどを疑問に思ったことはありませんでしたが、突然に、私にとっての大きな問題となってしまったのです。 For several years living in Japan I had never questioned if the somen or tofu I ate were organic or not, but now, suddenly it became a big deal to me. How about food safety concerns in your country?

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My Ha Thi TRAN株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

Aug 18, 2017 10:23 Culture Meet up vol.2 南米エクアドルと日本の「空虚感」の差 Difference in Emptiness between Equadore and Japan

国をまたがって文化の違いを語り合う「Culture Meet up」。今回は、南米エクアドルから日本に来られているJoさんと語り合いました。Joさんはエクアドルでエコ関連のビジネスを立ち上げられていて、同ビジネスに磨きをかける目的で一橋大学ビジネススクール(ICS)に入学、その学習の一環として、現在、同大学とリレーションのあるmctでインターンシップをされているという訳です。

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一つの面白かった話題は、「にぎやかさ」のお話。家で家族が集まるとき、また職場でも、エクアドルではにぎやかだと言う。家では大きな声で話し合い、職場でも音楽がかかる中、はっきりとした声でディスカッションし合う。mctのオフィスでは小声で話をしているとのこと(笑)。にぎやかさは聴覚だけでなく、視覚にも及ぶ。エクアドルではいろいろな色の壁やオブジェで囲また生活で、視覚的にもにぎやか。

そういった喧騒のない日本での生活を振り返ると、少し「空虚」な感覚があるとのこと。明確なネガティブな感情ではないが、少し寂しさのある感覚だそうです。日本のアパートの部屋は白い壁に囲まれており、視覚的にも空虚感があるそうだ。
もう一つの面白かった話題は、商品のバラエティのお話。日本ではとにかく商品の種類が多い。「青色のペン」ひとつをとっても、ロフトの文具コーナーに行けば十種類を超える青色のペンが選択肢に挙がる。珍しいものを探すときは良いのだが、日常品を探すときはストレスを感じるとJoさんは語る。Joさんにとって、そんなにモノの種類は必要ないようです。

日本人ならどう感じるだろう。青色のペンが一種類だけの文具売り場(極端な例だが)。多くの魅力的な商品から自分にピッタリのデザインの商品を選ぶことに慣れている我々は、そこに物足りなさを感じるだろう。

エクアドル共和国の首都キトは標高2800mの高地に位置しており、山々と青い空に囲まれている。車を数時間走らせれば、素晴らしい自然に浸れる場所に着く。一方、ナイトプールが日本の都市部ではブームになってきているが、そのナイトプールの特徴は、人工的に整備され、刺激的なコンテンツとして調整されていることにあるとも言えるだろう。ここにも、日本とエクアドルにおける差が確認できる。

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今回のお話をまとめると、にぎやかさに慣れているエクアドル人にとって静かな場所は空虚。あふれんばかりのモノや情報に慣れている日本人にとってそれらの少ない場所は空虚。国によって刺激の濃淡が異なり、それによって「空虚感」の在り方も異なるというインサイトが得られたという訳です。

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Takeshi Sato株式会社mct ストラテジスト

Jul 21, 2017 11:15 Culture Meet up vol.1-2 つながり感 -Sense of connection-

Second story of IT engineer from Bangalore, India. Another finding we picked up is the sense of connection in Indian daily life.  バンガロール出身、ITエンジニアの第2回目はインドでの日常生活における「つながり感」のお話。

Maintaining the connection with the life happening outside ones own home doors, while one is in their private space, is crucial in India. A typical house consists of both front door and back door, yet they are kept open all day long and only closed when the family goes to sleep at night. Having the doors opened, one can easily have a conversation with their neighbor, or keep updated with what is going on outside. Though security issues like burglary remain their concern, they are outweighed by the need to keep connected. ドアを開放し、周囲の世界とつながっていることは、インド人にとって不可欠なことです。よくあるインド住宅では正面のドアと家の後ろのドアがあるということですが、両方とも一日中開いていて、夜に寝るときだけ閉じるという。ドアが開いていると近所の人と自然に会話を始めることが出来るし、外で何が起こっているかをビビッドに把握することが出来る。もちろん、泥棒のことは気にはなるのですが、家の周囲とつながっていることのほうが重要度が高いということです。

CluMee01-2.jpg *His parent’s house in India. Seems cozy, full of sun light. 彼の両親の家。光にあふれ居心地が良さそうです。

This idea of keeping home doors open to the neighboring community also extends to the workplace. In India, people take lunch break as private time to eat, call home, chill out or chat with colleagues. Eating lunch in front of the computer is considered as an act of either a workaholic or somebody who does not want to connect with their colleagues. Apparently, letting ones colleagues know that they want to spend their lunchbreak alone is an acceptable way to have some me time without being misunderstood as the intention to disconnect from everybody. 家のドアを開けておくというマインドセットは、職場でも似た現象として現れます。インドにおける昼食の時間は、もちろん、昼食を食べたり、家に電話をしたり、気分を落ち着かせたり、同僚とおしゃべりしたりするわけですが、特徴的だと思えるのは、パソコンの前で食事をとる人は仕事中毒か同僚とつながりを持ちたくない意思表明といった(ネガティブなことだと)思われてしまうこと。ただ、昼食の時間を一人で過ごすことを同僚にちゃんと伝えた場合、「自分」の時間を持ちたいんだなと、特に変な誤解なく伝わりはしますが。

Such strong connection with ones family, community, and workplace has probably transformed into the motivation for people like our guest to get out of their comfort zone, establish a new life in a faraway place, and nurture the intention to come back home one day. 母国での家族・地域のコミュニティ・同僚などとのつながりを大切にするがゆえに、今回の我々のゲストのように心地よい母国から遠く離れたインド人は、母国に戻りたいモチベーションを常に抱いているのだろうと思う。

Perhaps with a bit more attention, we may be able to detect such value in even the seemingly littlest acts of people there, and learn from their art of connection. もし我々がインドに行ってあたりを見渡すと、こういったつながりのマインドセットを他の生活シーンからも感じ取ることが出来るかもしれませんね。 

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Nghiem Quoc Hoai MinhDesign Researcher

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