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Apr 15, 2018 12:59 mct 事例のご紹介:コンセプト開発

 

■ミニバンカスタマイズリサーチ~コンセプト開発

ホンダアクセス様(純正用品の開発、生産、販売メーカー)

 

サムネ-5

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 先方PJメンバーの方がフィールドワークを実施され、ミニバンカスタマイズの新価値仮説を開発。先方担当者を交え、その仮説をユーザーに提示し、検証や潜在ニーズを探っていく、コ・クリエーションユーザーリサーチを実施。これまでになかったミニバンのインサイトと潜在ニーズを獲得し、それらの情報から新しいミニバンの方向性、コンセプトを開発した。

 

■取組内容

・コ・クリエーションユーザーリサーチ

・分析共有セッション

・コンセプト開発セッション

 

■取組のプロセス

 

■活用

後に先方にてオデッセイを利用したプロトタイプモデルが製作され、東京オートサロン2018に出展。

 

IMG_5879-1IMG_5887-1オデッセイ・クロスクルーザー

 

※この記事は、ホンダアクセス様の許可を得て掲載しております。

 

Shuichi Jouriku株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/エスノグラファー

Feb 21, 2018 11:49 カスタマージャーニーの在り方を捉えなおす。

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こんにちは、mctの小幡です。

先日2月9日(金)に弊社グループ会社のDCD主催セミナーで「活用できるカスタマージャーニーのつくり方~ギャップファインディングというアプローチ」と題して、レクチャー&ワークショップを実施しました。

30人ほどご参加いただいたDCDのお客さまの積極的なご参画のおかげで、大盛況のうちに4時間のプログラムを終えることができました。終了後のアンケートに目を通しますと、カスタマージャーニーの在り方を考えていただく、よい機会にしていただけたようです。 

何らかの気づきを得ていただいたお客さま
「"ギャップを理解する"という発想がなかったので、ギャップを生かしたアイデアや、仕事をしていきたい」
「"暗黙の前提を考える"というアプローチは、今の業務をあらためて見直すいい機会かと思った」

自分の仕事で実践してみたいと思っていただけたお客さま
「ペルソナ、カスタマージャーニーは有効な手法と思いつつ実践できていなかった。今後は実務に活かしていきたい」
「顧客目線の商品開発が求められている中、このセミナーで学んだことは活かせるなと思った。自分でもカスタマージャーニーを作成したいと思った」
「自社のフローに置きかえてカスタマージャーニーを作成してみたいと思いました」 

自分で制作したカスタマージャーニーの在り方を見直せたというお客さま
「ちょうど仕事でカスタマージャーニーを制作していたところで、自分がやっている事に疑問があったが、いろんな方のご意見、考えを聞けてよかった」 

このブログをご覧の皆さまは、カスタマージャーニーを作られたり、使われたりしたご経験をお持ちでしょうか?
「革新的な製品・サービス改善に取り組むことができた」という方もいらっしゃれば、「実際につくってみて現状のジャーニーを可視化できたものの、なかなか活かしきれなかった」という方もいらっしゃるかもしれません。

より活用できるカスタマージャーニーの基本的なポイントとしては、下記の3点が挙げらると思います。

【ポイント1】マップ活用の目的は明確か?
マップを使って、誰に、どんな行動をしてもらいたいか?(どんな結果をもたらしたいのか?)

【ポイント2】マップのコンテンツは必要十分か?
目的を達成するために、マップにはどんな情報が必要か?(伝えたい内容は何か?)

【3】マップの表現方法は適切か?
マップを見る相手に、直感的にわかってもらえるか?(相手の立場・能力、状況に合っているか?)

コミュニケーションを機能させるための基本的なポイントではありますが、上記ポイントを意識してジャーニーマップを作成するだけでも、活用の幅はぐんと広がると思います。では、カスタマージャーニーを「現状の可視化ツール」として利用するだけに留まらず、顧客自身も気づかない潜在的なニーズを満たすアイデア開発に利用するためには、何が必要なのでしょうか?

私たちは、顧客や企業、あるいは顧客と企業双方にある「ギャップ(=暗黙の前提)」に着目してみることが重要と考えています。

「ギャップ(=暗黙の前提)」を認識し、疑うことは、カスタマージャーニーの在り方を捉えなおすことに繋がります。
その結果として、問題解決の視点が広がり、顧客体験プロセスを創造的に改善するための“着眼点”を持つことができれば、活用の幅も、アイデア開発の次元も大きく変わってくることが期待できます。

さまざまなデザインリサーチ手法をご提供しているmctのメソッドのひとつ「ギャップファインディング」は、顧客体験の深い理解と、顧客自身も気づいていない潜在的なニーズを満たすアイデア開発を支援します。

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「ギャップファインディング」とは?
「ギャップファインディング」は、カスタマージャーニーマップを使って、問題をより創造的に捉えることができるサービスです。顧客と企業の両方が持っている「バイアス(暗黙の前提)」と「顧客が無意識に求めている本当のゴール」とのギャップを明確にすることで問題解決の視点を広げ、顧客体験プロセスを創造的に改善するための「着眼点」をアウトプットします。 

このような方におススメ
◎課題解決のための視点を広げたい。
◎このところのリサーチでは、ありきたりなインサイトや、似たようなアイデアしか出てこない。
◎これまでとは違う視点でユーザーの課題を捉えたい。 

mctでは、具体的なテーマを通じて「暗黙の前提」を紐解いていく《ギャップファインディング体験ワークショップ》というサービスもご準備しています。ご参加いただくと、テーマに関して具体的にどのような「暗黙の前提」があるのか、よくご理解いただけると思います。
ワークショップの資料もご用意していますので、ぜひお問い合わせください。


◆お問い合わせ・資料請求はこちらから◆
http://mctinc.hs-sites.com/Gapfinding_Insight

◆カスタマージャーニー事例:オルビス様/顧客経験向上のためのジャーニーマップ開発WS◆
http://ux.daishinsha-cd.jp/blog/orbis

◆過去のブログ記事:ギャップファインディング関連のmctブログ◆
http://mctinc.hs-sites.com/blog/topic/ギャップファインディング


株式会社mctとは
適切なメソッドを、適切な使い方でご提供することで、
イノベーションのお手伝いをするデザインコンサルティングファームです。

mctのご提供するメソッドは大きく「機会を見つける」「人々を理解する」「インサイトを獲得する」「アイデアを生み出す」「経験をデザインする」の5つに整理できます。
特に重要視しているのは「インサイトを獲得する」ためのメソッドです。

一般的に“インサイト”と言われているものの多くは、データ(現実の断片)を、そのまままとめた「情報レベル」であったり、既知の視点から得られた「知識レベル」にとどまっています。
優れたインサイトを導き出すには、これまでとは違う視点で現実をリフレームし、「理解」することが重要です。

mctのインサイト調査では、様々な現実理解の方法を組み合わせて、未来へのインパクトを持った“インサイト”を導出します。
http://www.mctinc.jp/methods/

Tomo Kobata株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Dec 17, 2017 10:45 洗濯ものを干せないバルコニー Balcony without clothes line

こんにちは、mctのミーハです。ニューヨークより、洗濯文化の差異についてお話させていただきます。

「バルコニーを何に使いますか?」という問いへの一つの代表的な回答は、「洗濯物を干す」でしょう。エジプト・ブラジル・マレーシア・シンガポール・ベトナムなどを見回すと、それが当てはまります。そういった国々では室外に並んだ洗濯物は日常的な風景であり、バルコニーもその目的で使われています。
“What do you use your balcony for?” I guess “for drying laundry” is one of common answers. Own experience and learnings from our researches related to laundry over many countries including Egypt, Brazil, Malaysia, Singapore, Vietnam and so on suggests that answer. In these likely countries, outdoor clotheslines are a norm and balconies are also mostly used for drying washed laundry.

もしあなたが私と同じような感覚を持っているのでしたら、アメリカに行ったら驚くと思います。バルコニーに洗濯物を干している家がないのです。バルコニーは洗濯物を干す場ではなくて、家族のリラックスの場。テーブルや椅子がそこに置かれて、家族が団らんしています。では、洗濯物はどうしているのでしょうか。
If you have same thought as me, you will be surprised when visiting United States. You might not find any laundered clothes dry outside in the balcony. Instead, balcony is mainly the relaxing area of the family. It is common to see table and chairs placed in front yard or balcony in New York.
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アメリカではランドリーサービスが街中の至る所にあります。東京でコンビニエンスストアがどこにでもあるように、ニューヨークにはランドリーサービスがたくさん存在します。多くの人々は洗濯に、洗濯機を持っている人は衣類の乾燥に、その場を利用します。
Come back to laundry, you can find laundromat or laundry services also at any corners. If you visit Tokyo and feel amazing that you can find convenient stores everywhere, you will feel the same way when visiting New York. People use laundromat service for washing their laundry or just drying the washed clothes if they own a washer. Otherwise, their house must be spacious enough to place a dryer together with their washer.
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ランドリーサービスはアメリカで一つの大きな市場になっていそうなのですが、その背景には米国における規制のお話が関係します。アメリカの街では景観を損ねるという理由で、室外で洗濯物を干すことが禁じられているのです。長い間、洗濯物を干すことが、街のイメージの問題として取り上げられていたようです。
The laundry services and dryer makers must have been fruitful in United States. Here it comes how business can benefit from regulation. It turns out that in many suburban neighborhoods it is not allowed to dry your clothes outside because it is considered to look bad and dirty. For decades, the clothes line has had an image problem in the United States.

ただ、最近、その規制に反対する動きが出てきています。「Project Laundry List」という活動で、自然の光と風の中で洗濯物を乾かす大切さを訴えています。消費者のマインドセットの変化と、それに沿って規制も変化する可能性があり、新しいビジネスのチャンスかもしれません。
However, it is also interesting to know that recently the fight against clothes line bans called “Project Laundry List” for the good of natural drying and environment has happened in America. To predict how laundry services in America will change in the future, it must be good for business player to observe the shift of consumer mindset and regulation landscape.

上記のような海外のリアルな情報を手軽に収集されたい方は、こちらの弊社メニューも併せてご覧くださいね。 
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グローバル・インターネット・エスノグラフィ <日本にいながら、各国の深いインサイトを獲得する>
http://mctinc.hs-sites.com/global_internet_ethnography

My Ha Thi TRAN株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

Nov 24, 2017 06:58 すごくオーガニックなそうめんと豆腐 -Organic Somen and Tofu-

こんにちは、mctのミーハです。私は現在、家族と一緒にニューヨークで暮らしています。日本とは異なる米国の文化について、少しずつ、みなさまにご紹介させていただきますね。今回は、食の安全性について。

米国への渡航前は、そこでの食品の安全性はただの聞こえの良いビッグワードだと思っていたのですが、実際はメーカーサイドもその言葉を本当に真剣・深刻にとらえている現状を目の当たりにしました。 Food safety is the most concern almost everywhere. And before, I heard that “organic” is a big word in United States but only when I came here, I realized how serious the market takes that word.

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食料品店などに入ると、ほとんど全てのカテゴリーの食品(果物・ハーブ・肉・牛乳・飲み物・さらにはクッキーまで)、また、米国産食品から輸入食品に渡り、「オーガニック」とラベルされた製品が目に留まります。そして、その価格は、私の体感としては、ラベルが貼られていない商品に比べて35%程度も高い。 If you walk into any grocery store or pharmacy, you can find almost every category from fruits, herb, meat, milk, drinks, snacks, even cookies, domestic or imported products, having products labeled with “organic”. And not surprising, the price of them are significantly higher than stuffs without the word.

米国で暮らすと、オーガニックという言葉以外にも、非遺伝子組み換え食品、砂糖不使用、塩不使用、人工的な成長ホルモン不使用などといった言葉に囲まれて暮らすことになり、慣れない私は少し頭痛がしてしまいそう。 Among other key words that American consumers looking for at the stores are Non-GMO, No sugar added, No salt added, No artificial growth hormones added and so on. Therefore, it has become a little more headache to go shopping for food in United States.

日本に何年か住んでいる間にそうめんや豆腐がオーガニックかどうかなどを疑問に思ったことはありませんでしたが、突然に、私にとっての大きな問題となってしまったのです。 For several years living in Japan I had never questioned if the somen or tofu I ate were organic or not, but now, suddenly it became a big deal to me. How about food safety concerns in your country?

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My Ha Thi TRAN株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

Nov 07, 2017 02:35 mct INSIGHT#02 LGBTから考える多様性

 第2回のアンケートへの回答へのご協力ありがとうございました。
先日弊社で行いましたConvivial Salonでも取り上げました
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)
をテーマにみなさんにアンケートを通して、
まだまだ聞き慣れない言葉でもあるLGBTへのイメージを探りました。


今回は、大きく2つのことを質問しました。
Q.LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)に該当する方々が
・自分の職場にいる  
・自分の上司である
・同性婚をする
・自分の子供の先生である  
ことに対して
「自分はOKNGか」また「他者はOKと思っているか、NGと思っているか」お答えください。

”プール”というツールを用いて、2軸上にマッピングする形で回答していただきました。
今回のアンケートのポイントとしては、「自分にとって」「他者にとって」と分けて聞いたことです。
実際、結果はそれによって大きなギャップがあらわになりました。

アンケートの結果はこのようになりました。

01.png

マップした位置を「−10点〜+10点」で数値に換算しているので、
全ての項目に関してほぼポジティブ、受け入れているという結果でした。
ただ、「職場にいる」「上司である」「子供の先生である」の順に、
受け入れ具合は下がっています。
「LGBTの方が子供の先生である」の点数が低かった理由を見てみると、
もちろん能力とLGBTであることは無関係だとしつつも、先生がLGBTの方になることで
多感な時期の子供にはどういう影響があるのか、
自分のこと以上に過敏になってしまうというものが多かったです。

02.png

上記のように男性、女性の結果を分けてみると
上司にLGBTの方がいても許容度が高いのが女性で、
同性婚には男性の方が抵抗感が高いなど、
男女差も出ていることが見て取ることが出来ます。

また、今回のアンケートのポイントは、
「自分にとって」「他者にとって」と分けて聞いたことでした。
「他者にとってOKNGか」の回答にはどんな気持ちが潜んでいるのでしょうか

一つは、素直に
” 世の中一般の人の認識ではこうでないか”という意味で回答しているかと思います。
(ニュースなどで見聞きする情報から考えられる範囲で)
しかし、「他人は」と主語を変えることで、
自分が主語の時に語れなかった本音や、
その人の心の深層に根強く残る常識が
滲み出している部分もあるのではないでしょうか。

次の質問では、こんなことを聞いてみました。
Q.今までに「勝手に自分にラベルを貼られたこと」
マイノリティーであることで差別を受けた」経験はありますか
その時の気持ちを教えてください
結果はこのようになりました。
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明らかに差別というものは、大人になってから良識のある人はしないでしょう。
しかし、自分が気づいていないバイアスによって、
知らずしらずのうちに相手を傷つけていることも多々あるように思いました。

LGBTに限らず、人からラベルを貼られたり、差別された経験はあるものです。
現代では、人種の壁も超えて、いろんな価値観のある人たちと交流できる激動の時代です。
自分の悪意のない当たり前が、了見が狭いために相手を傷つけることになっていないか
今一度考えてみたいものです。

LGBTへのアンケートを通して
みなさん一人一人のマイノリティに対するイメージを探ってまいりましたが、
実際にLGBTやそうしたマイノリティに関しての啓蒙や企業研修をされている
株式会社Letibee代表の榎本さんにお話を伺って来ました。
________________________________

mctさんによる興味深い調査でした。
あえて自分ではどうか、他の人ならどうかと分けて考えることで、
その間にあるギャップに気づいた人もいたのではないでしょうか。

社会に一定数のセクシャルマイノリティが
存在しているということが浸透してきているのは、
行政や企業の取り組みがメディアに注目され
露出されるようになったことに影響されていると思います。

ただOKと答えた人にも、NGと答えた人にも関係なく、
セクシャルマイノリティの人たちはいます。
それは社会の風潮がどうであろうと過去もこの先も
本質的に変わるものではないということではありません。

こういった調査をきっかけに、自分が当たり前、
そうあるべきだと思っている事柄はどういった考え方をもとに導かれていて、
なぜその考え方を持っているのか、そう紐解いていくと
自分でも気づかない意外な偏見に気づけるかもしれません。

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榎本さんありがとうございました!
長い間、LGBTの方に関して話題に上がることもタブーとされていた過去がありますので、
簡単には”社会の風潮、雰囲気”は変わらないかもしれません。
あえて、なぜLGBTの方だけ注目されないといけないのかと、
憤っている当事者の方もいらっしゃるでしょう。

でも、この過渡期の”なんとなく、LGBTであることはそんなに問題があることではないのでは”
といったその”なんとなく”がもっと表に出てくることで、議論が活発になり、
誰しもが当たり前に持っている差として認知が広まれば
社会の風潮も変わり、もっとお互いに認められる
優しい世の中になるのではないでしょうか?

mctINSIGHTアプリからこの記事を読んでいる方は
こちらよりアプリに戻れます。
↓↓↓
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〜お願い〜
mctINSIGHTでは、
月に1回アプリを用いてアンケートを配信しています。
結果は、分析したのちブログにて配信していきます。
アンケート自体もゲーミフィケーションを用いた面白いものなので、
ぜひご参加ください!!
 
↓↓↓参加はこちらから!
mctINSIGHT紹介ページ

Keisuke Kawai株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

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