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Aug 07, 2017 02:40 実は、ケーススタディ学習には「マンガ」が有効なんです!

みなさん、こんにちは。組織デザインユニットの冨田です。

mctでは、株式会社msc様(マネージメントサービスセンター/http://www.msc-net.co.jp/)との共同メニューとして、「マンガ」を使ったトレーニングプログラムの提供を開始しました。このトレーニングの特徴は、文章ではなく、漫画で表現したケーススタディを教材として用いているところです。

そこで、今回は「マンガの効能」を、「マンガを用いて」ご紹介したいと思います。

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このように、マンガの主な効能には

1.リアルなシチュエーションに没入することができる

2.自らの視点で解釈し、気づきを得ることができる

3.さまざまな立場で考え、視野を広げることができる

といったものがあります。

マンガを用いたトレーニングは、学習者を物語の中に引きこみ、その物語の登場人物として様々な視点で問題を捉え、解決策を考える過程を通じて、学習者を主体的な問題解決へと導きます。そんな一石三鳥な「マンガ」を使ったトレーニングプログラム、ぜひ一度、試してみませんか?

 

 

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mctのマンガ研修では、「チームワーク」のテーマでもトレーニングを提供しています。

◆マンガを使った研修・トレーニングのお問い合わせ・資料請求はこちらから◆

http://mctinc.hs-sites.com/organization_manga

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Misuzu Tomita株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jul 07, 2017 08:12 チームワークを阻むもの、それは自分の「目」かもしれない

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こんにちは、mct 組織デザインユニットの池田です。

 先日、同僚に誘ってもらい、知る人ぞ知るエンターテイメント、 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加してきました。

 

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは…

ホームページでは「暗闇のソーシャルエンターテインメント」と題されており、その名の通り、完全に光を遮断した空間の中を、複数人のグループを組んで進んでいき、さまざまな体験をするというものです。

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏によって発案され、これまで世界39か国以上で開催され、800万人を超える人々が体験されています。http://www.dialoginthedark.com/

 

軽い気持ちで申し込んだものの、当日受付を済ませた後、気持ちが急激に落ち込み始めました。なぜなら、暗闇がめちゃくちゃ苦手であることを急に思い出したからです。どう考えても90分も耐えられる気がしない。

まずは明るいところで、知り合いではない人も含めて8人のグループを組んで出発するのですが、気持ちがすでに動揺しまくっているので、それぞれの人の顔もまったく覚えられませんでした。

そして、段階的に薄暗い部屋へ…。その時、視覚障がい者の男性がアテンド役として、待っていてくれます。私はアテンドがあることを知らなかったので、すごく驚きました。そして、“暗闇のエキスパート” であるこの男性が、適宜声がけをしてくれてすごく頼りになるのです。

 

「今緊張していると思うから、深呼吸しましょう」

…不安でいっぱいの気持ちを察してくれて、ナイスなアシスト! 

 かと思ったら次の瞬間には…、

 

「真っ暗闇なので、目が慣れるということは一切ありません。だから “見る” ことを早くあきらめることです」

 

…怖い、怖すぎる。もう、ここから出してくれ…

と、半ば懇願モードの私におかいまなく、とうとう真っ暗闇の部屋に足を踏み入れることになりました。

 

詳しい内容を書きすぎるとネタバレになるので避けますが、暗闇空間の中で、今日初めて会った8人の人間が、お互いに声をかけあったり、助け合ったり、譲り合ったりしながら、歩を進めていきます。

そして、この体験をしている最中に、私がとても印象的だったことがあります。

 

「みんなと仲良くなるのが、すごく早い…」

 

気がつけば、みんながお互いを気づかい、名前を呼び合い、ついてこれていない人がいれば声をかけて助け合い、最終的には、暗闇の中でお互いに冗談まで言い合える状態になっていました。もちろん、表情も仕草も周りの状況も分からないので、お互いの言葉に注意深く耳を傾け、信頼関係を築いていきます。もし、私たちが目が見える状態で出会っていたら、この短時間で、こうはなっていないだろうなと思います。

私たち人間は、「先入観」を持ってものごとを見てしまいます。その対象が人間であっても、同じです。私自身も、この時の経験から、これまでずいぶんと人の見た目や些細な言動から「この人はこんな人にちがいない」「自分とは仲良くなれそうもない」と勝手に判断し、人と深くコミュニケートする機会を失ってきたのかもしれない、と反省しました。

 

仕事の場面でも同様に、年々問題が複雑化するこれからの時代においては、今後より「チームワーク」が求められます。その時に必要なのは、相手に対する表面的な評価や評論、決めつけではなく、その人自身が「どんな気持ちで、何をしたいと思っているのか」、積極的な対話や共感を通じて、理解を深めていくことではないでしょうか。そんな、基本的で大事なことを、思い出させてもらった貴重な体験でした。

また「先入観を取り払う」ということ以外にも、この「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」には下記のようなチームワークを促進する要素が巧みに散りばめられており、本当によくできた設計だと思いました。ぜひ多くの方に体験していただきたいです。

 

・共通の目標がある(協力して、課せられたアクティビティを完遂する)

・参加者の不安を受け止めながらも、主体性を引き出してくれるファシリテーターの存在

・非日常的なドキドキを共有している一体感、仲間意識

・視覚を失うことで、他の感覚が鋭敏になり、没入状態(フロー)に入る

・相手の声に耳を研ぎ澄ますことで相手の気持ちを感じる力(共感力)が増す

 

チームワークというテーマについては、また引き続き考えてきたいと思います。

 

お薦めしておきながらなのですが…「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は現在、外苑前会場で最後の開催期間中ですが、残念ながら8月末まで全て満席のようです(その後はしばらく移転先を探索されるとのことです)。大阪グランフロントでは「対話のある家」というイベントを定期開催されているようですので、ご興味がおありの方はそちらもぜひ体験してみてください。

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mctのマンガ研修では、「チームワーク」のテーマでもトレーニングを提供しています。

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Eiko Ikeda株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jun 30, 2017 02:04 エスノグラフィで組織文化を理解する

撮影風景.pngワークショップで“その会社らしさ”を表している事物を収集している様子

 

こんにちは、白根です。4月の話になりますが、新入社員と先輩社員合同で「自社の文化を解明する」ワークショプをしました。手順は、新人チームと先輩チームに分かれて、会社らしさを感じるモノや空間、メッセージを撮影します。それらを集めて、自社で明文化されているヴィジョンや行動規範と比べます。先輩チームの方は明文化されたヴィジョンや行動規範を表している写真が多く、新人チームの方は、それとは関係のない、あるいは逆の意味を反映した写真が多くなります。 

 

「新人の皆さんも早く当社の文化を学んで正しい写真が撮れるようになってください、以上。」新人チームが間違った写真をたくさん集めてしまったと考えるとここで終わってしまうのですが、実はこのワークショップは、関係のない写真や逆の意味を反映した写真を集めてくれた新人の視点がキーになります。例えば、行動規範では「チームワークを大切にしよう」と謳われていて、新人が撮影した写真はイヤホンをつけて仕事をしている社員や背中を向いて仕事をしている社員とか、ヴィジョンや行動規範と関係のない写真や逆の意味を反映した写真は、会社が標榜している価値観と、現場で実際に起きていることとのギャップを表しています。このワークショップでは、そのようなギャップをもたらしている、「チームワークを大切にしよう」という行動規範よりも影響力のある、社員の間で暗黙的に共有された考え方や価値観は何だろうか、=明文化されていない組織の文化をみんなで考えていきます。それらは、会社の運営を阻害している要因であることもあれば、会社の運営を円滑にしている要因であったりもします。

 

mctでは、クライアントの組織やチームのカルチャーコード(行動規範)の制定や浸透などを通じて、組織変革のお手伝いをしていますが、その最初のステップとして重要なのが、このようなワークを通じて、自分たち自身も意識していない自社の文化を共有することです。その際に、メンバーが組織変革のプロセスや考え方、ポイントを共有することも大切です。組織変革のポイントが共有できるマンガを使った半日から1日の研修もご用意しています。組織変革のテーマにご興味がある方は、こちらもご覧ください。

http://mctinc.hs-sites.com/organization_manga

 

図1.png

マンガ研修の教材 


◆マンガを使った研修について◆
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Hideaki Shirane株式会社mct CEO / ストラテジスト

Jun 20, 2017 08:51 「行政書類」と「機種変更」~ギャップファインディングというメソッド~

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こんにちは、mctデザインインサイトユニットの小幡(こばた)です。


今朝、移動中の新幹線の中で、「マイナンバーの電子申請、LINEで可能に」という車内ニュースが目に飛び込んできました。ちょうど先週末に、健康保険に関する変更申請書類を記入する必要があったこともあって、気になったのですぐにスマホで調べてみました。

マイナンバー制度の個人向けサイト「マイナポータル」と無料通信アプリ「LINE」の連携については、どうやら「メッセージアプリで日本で最も多い6,800万人が利用しているLINEで、行政窓口を身近にする第一歩にしたい」という目論見のようです

この取り組みの使い勝手などが、実際にどのようなものになるかはわかりませんが「手続きがラクになって、使い勝手がよくなりそうだな」という気持ちにはさせられますよね。


と言うのも、皆さんもご経験がおありかと思いますが、行政の手続き(特に書類記入)というのは、なぜか気合いが必要です。
 

まずは「書き方の理解」に数分から数10分。そして実際に書き始めて「これでいいのかな?」と悩むこと数分。やっと「書き上げた!」と思って見直していると勘違いに気付いて複数箇所修正すること数分。修正も見直しもできていざ窓口に持っていきながらも「これでほんとに合ってるのかなぁ」と自信がない状態で提出。そして窓口の係の人に見てもらいながら、間違っているところを指摘されたらどうしようとドキドキしながら待つ。。。

というように、最初から最後まで常に不安が付きまとってくるんですよね。でもこれが行政の手続きというもの。


一方、この前の日曜日、気に入って使い続けてきたスマホが、ついに使えないレベルのスローモーな動きになってきたので機種変更をすることに。突如思い立ってお店に行ったにも関わらず、マンツーマンでかつ懇切丁寧に変更の手続きを終えることができました。その時、健康保険に関する変更申請書類記入の時に感じた不安は一切なく、ほんとにスムーズに機種変更ができました。


さて、僕が体験したこの2つの出来事を比較して考えたことは、「行政の手続きってこういうもんだよね、面倒だけどそういうもんだよ」という諦めや妥協がある、ということでした。

そして実は、この「比較」こそ重要で、「手続き」ということについて行政と民間の比較ができたからこそ、行政の手続きについて「小難しく、記入しにくい書類を、不安になりながら埋める」ことを「あたりまえのこと」として強いられ、それを「自分も受け容れてきた」ということに気付けたわけです。

このように、まったく別のカテゴリーとの比較を通じて、さまざまな場面に「あたりまえ」のこととして埋め込まれてユーザーの期待を阻んでいる「暗黙の前提」を認識することは、問題解決の視点をグーッと広げてくれます。

それが、mctの「ギャップファインディング」というメソッドです。

このブログを読んでいただいているサービス提供側の皆さんも「何かを変えよう、何か新しいことを生み出そう」と常に奮闘しているのに「なかなかうまくいかない」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。それはもしかすると、従来の枠組みの中で奮闘されているからかもしれません。僕の場合はたまたま短期間に違うカテゴリーの「手続き」を体験したために気付くことができましたが、「ギャップファインディング」はそうした枠組みを取り払うための視点を導き出すためのメソッドなのです。


ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

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◆ギャップファインディングのお問い合わせ・資料請求はこちらから◆
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Tomo Kobata株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jun 02, 2017 08:37 ギャップファインディングというメソッド。

 

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こんにちは、mctデザインインサイトユニットの程野(ほどの)です。

さて、唐突ですが、テレビ番組のお話です。

テレビ番組はかつて、人のほうが番組をやっている時間に合わせてテレビの前に座って観る、というのがあたりまえでした。その昔、人気番組を観るために銭湯から人が消えた、という話もあるくらいで、その番組を観るためにいつもなら銭湯に行っていたところをわざわざ予定を変更して、テレビの前に座っていたわけです。

そういえば、私も中学生のころ、夕方の再放送タイムの番組が観たくて、部活をさぼって自転車を必死に漕いで家に帰ったことがありますし、挙句の果てにはその番組観たさに部活をやめてしまいました。

ところが、今ではパソコンやスマホなどで自分の好きな時間に、好きな場所で番組を楽しむことができるようになりました。もちろん、まだすべての番組が観られるわけではありませんし、未だにテレビの前に座らせることが主流ではありますが、数年前から考えるとコンテンツを楽しむための選択肢が増えたという点では格段の進歩であり、まさにイノベーションと言ってもいいと思います。そしてあと10年もしないうちにテレビ番組のタイムテーブルなんてものはなくなって、コンテンツリストに変わってしまうのかもしれません。その時代の若者に「昔は人気番組を観るために銭湯から人が消えたんだよ」という話をしても、価値観が違いすぎて笑ってもくれないかもしれません。

と、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

ユーザーや企業は、何かしら現状の枠組みの中で、無意識に「暗黙の前提」を形成し、それをあたりまえのことと考えて妥協し、その中での快適さを求めて日々暮らし、活動しています。テレビ番組も、送り手と視聴者の間には、長い間「人のほうが番組をやっている時間に合わせてテレビの前に座って観る」ことがあたりまえのこととして埋め込まれていました。

そうした例は周りを見渡せばいくらでもあると思いますし、今現在、何か新しいことを生み出そう、何かを変えようと奮闘しているのに、いまいちドライブがかからない、うまくいかない、とお悩みの方がいらっしゃったとしたら、それはもしかしたら従来の枠組みをあたりまえとしてとらえ、そのあたりまえの中で奮闘しているからなのかもしれません。

このような、今はあたりまえのこととしてさまざまな場面に埋め込まれているバイアス、つまりユーザーと企業との間にギャップを生み出している「暗黙の前提」を認識し、疑うことによって問題解決の視点を広げることができる「ギャップファインディング」という名前のメソッドを、mctではご用意しています。

ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。テレビ番組を場所と時間から解き放つような、そんなイノベーションのお手伝いをさせていただきます。

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Koji Hodono株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/エスノグラファー

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