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Jul 28, 2017 12:59 『自分で気づいているギャップ、あきらめているギャップ』

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こんにちは、mctデザインインサイトユニットの小幡(こばた)です。

mct
では、さまざまな業界のプロジェクトをお手伝いさせてもらっていますが、ヘルスケア領域のプロジェクトに携わることも少なくありません。

ところで先日、デスクワークの最中にアクビが止まらなくなりました。「あれ?昨日は早く寝たのになあ。逆に寝すぎたかな?」などと考えていたら、しばらくすると「ズキズキ」と偏頭痛のお出ましです。調べてみると、偏頭痛の前兆としてアクビが止まらなくなることがある模様。ふと外を見ると、雨が降りそうな曇り空だったので「気圧が下がってきたこともあって偏頭痛が出てきたのかな?」とか、気づけば朝から休憩なしでパソコン作業に没頭していたので「目の神経が疲れて頭痛を引き起きしてるのかな?」など、過去に偏頭痛を感じた際に調べたことや自身の経験から、いろいろと偏頭痛の原因を探しはじめています。そうこうしているうちに、偏頭痛が「ズキンズキン」とレベルを増してきたので、原因探索より「この症状をなんとかしたい」と考えました。

こんな時、皆さんはどんな解決策を考えますか? 手軽な順番ですと、こんな感じでしょうか。

1]頭痛に効くツボを押す
2]市販の頭痛薬を飲む
3病院に行く


僕の場合、頭痛の常備薬は持っていませんし、偏頭痛で病院という発想には至らないので、[1]のツボ押しを試します。少しでも頭痛が緩和することを期待しながら、ネットで「頭痛 解消 ツボ」と検索。ツボを押すことで頭痛がまったくなくなるとは期待していませんが「少しでもラクになれたら」という気持ちで首の後ろの天柱・風池を押しながら[2]と[3]を選ばない理由を考えてみました。

2]の頭痛薬を飲まない理由は「すぐ収まったり、軽い頭痛では薬は飲みたくない」との考えからです。その背景に「飲みすぎると効かなくなるかも?」という懸念もあり、「痛い!!もう無理だ!!!」というレベルになるまで、僕の場合は選択肢に挙がりません。(「薬を買いに行く」というハードルもあります)

3]の病院受診に至っては、よっぽど症状が長引いたり、尋常ではない痛みだったり、頭を打ったなど他の不安がない限り、選択肢にも挙がらないでしょう。その背景には「病院を受診すべき症状(この症状が出ていたら受診する)や、そのレベル(この症状が一定時間以上続けば受診)等がわからない」ということがありそうです。偏頭痛のような、いわば「ありふれた(と思い込んでいる)症状」の場合、「こんな軽い症状で受診するのは気がひける」といった発想になりがちなのかもしれません。

そう考えると「病院を受診する」というアクションに移る手前には、自分でも深く意識はしていない「暗黙の前提」があるのかもしれません。僕の頭痛の場合だと、例えば「医師が見てあきらかにおかしいと思える症状がなければいけない」とか「自分の症状をきちんと医師に説明できないといけない」などでしょうか。


病院というヘルスケアサービスにおいて、患者さんは、どのような知識や経験を以って、どのように考えて、受診を決意したり治療に臨んでいるのでしょうか? その中で、どのようなことに困ったり、不安を覚えているのでしょうか? 患者さんの「自分自身の思い込み(思考のフレーム)」や「意識して期待していること」、「こうだったらいいけど無理だよね、と諦めつつも期待していること」、「自分でも端から諦めて期待すらしていないこと」などを可視化できると、これまでとは違った解決策が出てくるのかもしれません。



mct
では、ギャップファインディングというサービスをご提供しています。
頭痛ではありませんが「うつ病」をテーマにして「暗黙の前提」を紐解いていく《ギャップファインディング体験ワークショップ》というサービスもご準備しています。参加していただくと、うつ病に関して具体的にどんな暗黙の前提があるのかよく理解できると思います。ワークショップの資料もご用意していますので、ぜひお問い合わせください。

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ギャップファインディングのお問い合わせ・資料請求はこちらから
http://mctinc.hs-sites.com/Gapfinding_Insight
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追伸
結局、頭痛は収まらなかったのでドラッグストアで買った頭痛薬を飲むことで解消しました。[1]を諦めて[2]を選択した僕の頭の中には、どのような期待や不安があったのでしょうね?

Tomo Kobata株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jul 21, 2017 11:31 ベトナム

mctデザインインサイトユニットの合田(ごうだ)です。
先日、ベトナム人スタッフのミーハと、出張で2週間ほどベトナム・ホーチミンシティに行ってきました。
初ベトナムだったのですが、日本人の私が感じたこと、それに対してベトナム人スタッフのミーハがどう感じたのか、などをお伝えしようと思います。
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【フォー】
◎ベトナムではフォーを注文すると、フォーとは別のお皿に大量の野菜(香草など)が運ばれてくる。
◎香草や香辛料を自分で好きなだけ足して、自分好みにカスタマイズしていく。
◎香草の種類が多すぎて、日本語や英語では、ぴったりの単語がない。

ミーハによると、ベトナムの人たちは味はもちろんのこと、香草の香りも楽しんでいるのだそう。彼女曰く、ほとんどすべての香草の味や香りを分かっているそうです。確かにお店でフォーを楽しんでいる周りのベトナムの人たちは自分の好みや体調に合わせて香草をカスタマイズしてフォーに入れていました。すごいですよね。

そういうこともあって、ベトナムの人が日本でフォーのお店に行くと、香草などをカスタマイズができないのでちょっとガッカリしてしまうとのこと。どうやら日本で食べているフォーがベトナムのフォーそのものだと思っていたのに、実はベトナムの人からすると本当のフォーではないようです。確かに日本では香草の香りを楽しむという習慣はあまりなく、どちらかというと味そのものを楽しむことのほうが主流なので、多くの日本人が知っているフォーは日本風にアレンジされたものなのでしょう。専門店と言ってもそれが本当に現地オリジナルのメニューなのか、日本向けに調整されたメニューなのかを見分けるのは、なかなか至難の業ですね。

ちなみに、私は出された香草はとりあえず何でもフォーに入れて食べていましたが、ドクダミがあったのには驚きました。というのも、ドクダミ茶は知っていましたが、そのまま食べる文化もあるんだな、と。高血圧や胃炎などさまざまな効果があるようなのですが、ドクダミの味(風味)がまさに「葉っぱ!」という感じで、フォーを食べてるのか葉っぱを食べてるのか分からなくなるほどクセが強かったです…。

【コーヒーショップ】
◎いたるところにコーヒーショップがある。ベトナムコーヒーが有名なだけあってみんなコーヒーが好き?

ベトナムのコーヒーはかなり濃いので、15時以降に飲むと眠れなくなってしまうとのことで、コーヒーショップに行っても、15時以降はコーヒーじゃなくてフルーツジュースなどを飲んでいるそうです。

ベトナムの人の娯楽は、コーヒーショップに行くか、映画に行くか、バイクに乗ってドライブするか、が多いようで、その中でも休みの日にコーヒーショップに行って流行っている音楽を聞きながらのんびり過ごすことが一般的な休日の過ごし方なんだそうです。コーヒーショップといっても、そこに音楽を聴くために来ている人もいるので、日本とは違って音楽のボリュームは大きめに設定されているとのこと。ちなみにスタバは3年前にベトナムに出店したそうです(スタバでも音楽が大きなボリュームで流れているのかどうかは未確認です)。コーヒーショップが、単にコーヒーを飲むところではなく、思い思いの時間を楽しむところ、というのはどの国も同じようですね。


ちなみに、SNSはFacebookが主流のようです。ファッションやメイクも、日本の大学生に近いような印象の10~20代前半の女の子たちがいろんなところでセルフィーを撮っているのをよく見かけました。

最後にドラッグストアにミーハと行ったときの話を。

事前に「お店の中にいる間は日本語をしゃべらないでね!」と念を押されたので、何のことかと思っていましたが、ドラッグストアによっては外国人だとわかるとかなり吹っ掛けられることもあるようです。さて、ドラッグストアではミーハが私の体調のことを心配してくれて「もし具合が悪くなったらこれを飲んで!」と黒い錠剤を買ってくれました。結局飲むことはなかったのですが、この薬がどれだけ効果があるのかは未だに不明のまま。もしこれからベトナムに行く機会がある方で、体調が悪いなと感じたら、ぜひこの錠剤を買っていただき、効果のほどをレポートしていただけるとうれしいです。

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Satomi Goda株式会社mct エスノグラファー

【タグ】 インサイト,

Jul 21, 2017 11:15 Culture Meet up vol.1-2 つながり感 -Sense of connection-

Second story of IT engineer from Bangalore, India. Another finding we picked up is the sense of connection in Indian daily life.  バンガロール出身、ITエンジニアの第2回目はインドでの日常生活における「つながり感」のお話。

Maintaining the connection with the life happening outside ones own home doors, while one is in their private space, is crucial in India. A typical house consists of both front door and back door, yet they are kept open all day long and only closed when the family goes to sleep at night. Having the doors opened, one can easily have a conversation with their neighbor, or keep updated with what is going on outside. Though security issues like burglary remain their concern, they are outweighed by the need to keep connected. ドアを開放し、周囲の世界とつながっていることは、インド人にとって不可欠なことです。よくあるインド住宅では正面のドアと家の後ろのドアがあるということですが、両方とも一日中開いていて、夜に寝るときだけ閉じるという。ドアが開いていると近所の人と自然に会話を始めることが出来るし、外で何が起こっているかをビビッドに把握することが出来る。もちろん、泥棒のことは気にはなるのですが、家の周囲とつながっていることのほうが重要度が高いということです。

CluMee01-2.jpg *His parent’s house in India. Seems cozy, full of sun light. 彼の両親の家。光にあふれ居心地が良さそうです。

This idea of keeping home doors open to the neighboring community also extends to the workplace. In India, people take lunch break as private time to eat, call home, chill out or chat with colleagues. Eating lunch in front of the computer is considered as an act of either a workaholic or somebody who does not want to connect with their colleagues. Apparently, letting ones colleagues know that they want to spend their lunchbreak alone is an acceptable way to have some me time without being misunderstood as the intention to disconnect from everybody. 家のドアを開けておくというマインドセットは、職場でも似た現象として現れます。インドにおける昼食の時間は、もちろん、昼食を食べたり、家に電話をしたり、気分を落ち着かせたり、同僚とおしゃべりしたりするわけですが、特徴的だと思えるのは、パソコンの前で食事をとる人は仕事中毒か同僚とつながりを持ちたくない意思表明といった(ネガティブなことだと)思われてしまうこと。ただ、昼食の時間を一人で過ごすことを同僚にちゃんと伝えた場合、「自分」の時間を持ちたいんだなと、特に変な誤解なく伝わりはしますが。

Such strong connection with ones family, community, and workplace has probably transformed into the motivation for people like our guest to get out of their comfort zone, establish a new life in a faraway place, and nurture the intention to come back home one day. 母国での家族・地域のコミュニティ・同僚などとのつながりを大切にするがゆえに、今回の我々のゲストのように心地よい母国から遠く離れたインド人は、母国に戻りたいモチベーションを常に抱いているのだろうと思う。

Perhaps with a bit more attention, we may be able to detect such value in even the seemingly littlest acts of people there, and learn from their art of connection. もし我々がインドに行ってあたりを見渡すと、こういったつながりのマインドセットを他の生活シーンからも感じ取ることが出来るかもしれませんね。 

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Nghiem Quoc Hoai MinhDesign Researcher

Jul 19, 2017 11:20 「顧客満足度No1オルビス様との取り組み」顧客経験向上のためのジャーニーマップ開発ワークショップ

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「オルビス」という化粧品メーカーをご存じでしょうか?
1987年に創業された通信販売を主とする化粧品メーカーで、製品の品質がよいのに価格が良心的なことでも女性の間では支持されていますが、
ビジネス界では「アフターサービス満足度ランキング(日経ビジネス誌)ネット通販部門 3年連続1位(2009、2010、2011年)」
「JCSI(日本顧客満足度指数)通信販売業界4年連続1位(2011、2012、2013、2014年)」
「同・通信販売業界自社ブランド型2年連続1位(2015・2016年)」
を獲得といった顧客満足度が高い会社として有名です。

そんなオルビス様からのご依頼で私たちmctは、「顧客経験向上のためのジャーニーマップ開発ワークショップ」を実施いたしました。
※WSの概要は、グループ会社DCDのブログをご覧ください。
 
もともとこのプロジェクトの発端は、コールセンターの顧客経験のさらなる改善でした。
 
しかし、相談しているうちにコールセンターそのもののクオリイティーを上げることよりも他に課題があるのではと考えました。
近年ネットやスマホの普及ともに、顧客は様々なチャネルをミックスして使用しています。普段ネットで買っているOLも、
会社帰りに寄ったファッションビルのオルビスの店舗でついでに買うこともあるでしょう。そんなときに、ネットでのポイントが使えない、
普段買っている商品がわからない、いつももらえるサンプルがもらえない・・・など思わぬところで不便さを感じたり、
期待を裏切っている可能性があります。みなさまの会社のサービスでもありませんか?これはどこでも起こり得ることだと思います。

なので、今回のWSの狙いを「もう一度、顧客経験全体を見直す」「縦割りの部門間の橋渡しをする」と設定し、
コールセンター・Web・店舗の現場のスタッフに来ていただきました。
 
 
 

結果として、お客様の視点に立つことで何をすべきかがクリアになり、また、他の部門にどんな問題があるのかを共有し、
部門を超えて互いに何ができるかと話が盛り上がりました。
 
後日、今回このプロジェクト依頼してくださったオルビス株式会社CRM顧客満足推進部大谷様、
和田様からこのようなコメントをいただきました。

 

(オルビス株式会社CRM顧客満足推進部大谷様)
 
 
・コールセンターの社員がWSの帰り道に「ずっと気になっていたWebサイトの動線について、Webの開発担当に伝えることができました!」
と興奮気味に話してくれました。(和田様)

・部署が異なると会話をすることもなかなかないため、このような機会を積極的に設けていくことが必要だと私自身も感じました。(大谷様)
・納品いただいたジャーニーマップには各販売チャネルでの「お客様の購買体験のプロセス」と「各フェーズことの感情」がまとまっているので、
実務に生かせるヒントがたくさん載っているのです。(和田様)

・やはり、社内だけでやろうとせず、プロにお願いした点が正解だったと思います。
社外のファシリテーターがフラットな立場でアシストしてくださったおかげで、参加者は本音でディスカッションをすることができました。
もし叶うなら、メンバーを入れ替えて継続してこのワークショップを行っていきたいですね。(大谷様)
 
いろんな業種のお手伝いをしているmctだからこそ見える課題、部門などのしがらみを超えた提案。
そういった、mctの強みを感じていただけることができたようでほっといたしました。オルビス様は、担当のお二方をはじめ、
ワークショップに参加されたメンバー全員が前向きに取り組んでいただきました。真剣に議論する姿は、オルビス様の“誠実さ”に触れた瞬間でした。
 
私事ですが、早速オルビス様の商品を購入しました。
 
チャネルが多様化して期待される役割も変わってきている今、みなさまの会社でももう一度顧客経験を見直すとよい気づきがあるかもしれません。

 

 

 

Nanasa Kwan株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

【タグ】 顧客満足度,

【関連記事】

Jul 18, 2017 09:17 ビジネス化を見据えた研究開発テーマの探索

 
ビジネスデザインユニットの下野です。
 
ナインシグマ社が定期的に開催しているオープンイノベーション実践セミナーにて「ビジネス化を見据えた研究開発テーマの探索」というテーマで講師を担当することになりました。
 
 
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オープンイノベーション実践セミナー
 
 
ナインシグマ社は「オープンイノベーション」の概念に基づき、社内だけでは解決できないことや、開発が間に合わない技術を、広く世界中から探し出すことができる、民間では日本初の研究開発のマッチングを支援している企業になります。
 
mctとの関係は、例えば、デザインリサーチから得られたソリューションに対して実現可能性が不透明な場合に、技術的側面をカバーするエキスパートとしてナインシグマ社に参画いただき、ビジネスの具体化を支援いただいております。

写真 2017-06-20 10 41 24-1.jpg
 
ナインシグマ社の定期セミナーに参加したことがありますが、オープンイノベーションの事例が分野ごとに紹介されるのでそれを見ているだけでも面白いですよ。
 
 
ビジネスデザインのメニューについてはこちら
Fumihiro Shimono株式会社mct ストラテジスト

Jul 14, 2017 04:19 Culture Meet up vol.1 IT Engineer from Bangalore in India

Recently, mct has launched a new event series called “Culture Meet Up” to create space for encouraging international cultural exchange and promoting global business activities. Each month, mct invites a foreign guest who is living and working in Japan come to our cozy CHIKA space for a lively discussion with mct members on several topics ranging from history and education to lifestyle and entertainment. Earlier this month, mct welcomed a IT engineer in his mid-30s from Bangalore, India as our first guest. このたびmctでは「Culture Meet Up」という取り組みを始めました。異なる文化の方と対話を行い、インサイトを交換し合うことを目的とします。毎月、日本在住の海外出身者をお招きし、歴史や教育から生活環境の差異などに渡って話し合う予定です。初回となる今回は、インド・バンガロール出身のITエンジニアの男性と対話を行いました。

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Today, we want to highlight some interesting learning about family and its values in India. A major concept of Indian family is the joint family. Although the nuclear family has been emerging in India along with the increase of a younger generation with better opportunities for jobs and wealth, the joint family still remains the main type of family in India. Joint families still account for more than 60% of Indian families in big cities, and even more in rural areas. 本投稿ではまずバンガロールでの「家族」の在り方をお伝えします。インドでは若者がビジネスの機会を都会に求める中で核家族化が進みつつありますが、大家族の家族形態が依然、多くを占めています。都市部でも6割ほど、地方になるとそれ以上の割合を大家族の形態が占めるそうです。

As a value of joint family, family bond and responsibility to parents are very important. In India, a man must take the responsibility to take care of his parents when they get old. Our guest, though having lived for five years and enjoyed a good life in Japan, answered us that he must go back to his hometown Bangalore in several years to take care of his parents because he is the only son. 大家族の中で親を大切にすることは一つの重要なポイントで、親が年老いたときにサポートを行うことは男性にとって必須の事項であるとのこと。今回のゲストも5年間日本に住み、仕事やプライベートも日本に合わせて楽しんできたということですが、ご自身が唯一の息子ということで遠くはないタイミングでバンガロールに帰るそうです。

As a part of joint family culture, arranged marriages also remain common in India. Within the family networks, one family’s son and the other family’s daughter who are considered to have same conditions will be introduced and arranged as marriage partners. Since marriage is not a personal matter of the son or daughter, but a “face” matter for the whole family, it is very important to ensure marriage partners be equal in all aspects. 同国の家族文化の一つとして、お見合い結婚の文化が挙げられます。血縁的なネットワークを介してある家庭の男性、ある家庭の女性が選ばれ、結婚の相手として紹介される。結婚は個人間の問題だけでなく、家の体面の問題でもあるということ。

Potential groom and bride must come from a similar background, the same social class, same education, and even their horoscopes should be matching! Of course, in some senses the similar background will bring the harmony for the marriage, especially, when many couples just get married a few months, sometimes a few weeks after being introduced even without dating. 結婚する男女が近しいバックグラウンドを持っているべきという点も重要です。同じ社会的なクラス、教育レベル、または占星術的なマッチングも重要とのこと。もちろん、背景が近いと夫婦で意気投合しやすいということもあり、特に知り合ってから数か月(場合によっては数週間)でデートする間もなく結婚に至る場合には、そのあたりは重要なのだろうと思います。

We all somehow understand that social class is important in India, but after speaking with him we know the story more vividly, and we can consider social class more critically when considering consumers in India. インドにおいて社会的階層が大切なことは誰しもが知るところですが、彼と対話をすることでそのニュアンスをより生き生きと知ることが出来ました。インドの消費者向けに商品やサービスを考える際は、そういった階層についてしっかりとプランを練る必要があると感じます。

We will share more exciting findings on coming post. Let visit our blog frequently for more reading. その他、いくつかの面白いトピックがありますので、これから数回に渡ってお伝えさせていただきますね。

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My Ha Thi TRAN株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト

Jul 10, 2017 02:38 “働き方” 人生の成功とは何ですか?

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突然ですが、みなさんは、「自分の人生の成功とはなんだろう」と考えたことはありますか?               現代社会において言えば、「お金をたくさん稼ぐこと」「出世すること」等、個人によって成功の捉え方は違うと思いますが、多くの方は上記のような考えに捕われているのではないでしょうか。その結果、働き過ぎてしまい、体調を崩し、鬱になってしまう等、様々な症状が出てしまい仕事へのモチベーションが下がったり、大きく言えば自分の生活スタイル・人生に大きく影響していきます。

今回ご紹介する“サード・メトリック”という考え方では、働くことに対する意識を変えよう!ということが提案されています。「お金をたくさん稼ぐこと」「出世すること」ではない第三の価値観に目を向けようというのがそのコンセプトで、簡単に言うと「自分の日々の生活スタイルを見直しませんか?」という呼びかけです。
本書(『サード・メトリック』 著者:アリアナ・ハフィントン)では、重要な要素として4つ説明されています。幸福(ウェルビーイング)・知恵(ウィズダム)・不思議な驚き(ワンダー)・与えること(ギビング)の柱を基本と考えています。4つの要素を合わせて、生活リズムの改善は、自分の健康だけではなく、マインドも大きく変わってくると唱えています。それは、今からでもすぐに始められるもので、睡眠の改善、瞑想、エクササイズ、ヨガ、家族や友人との結びつき、スマホやパソコンといったデジタルデバイスとの付き合い方などの実践方法や行った研究結果を説明しています。
一つ例をあげると、スポーツ世界ではビジネス世界よりも、より結果を重視する傾向があります。その手段の一つとして、睡眠時間の改善といった方法を取り入れて、活躍している選手が多くいるとのこと。

スタンフォード大学睡眠障害クリニックのシェリ・マー研究員は、スタンフォード大学バスケットボール部の選手11人に、2~3週間いつもどおりの生活をしたあとで、仮眠をとって食事に気を配り、毎晩10時間の睡眠を心がける生活を5~7週間してもらった。この実験を3シーズンにわたって続けたところ、11人全員のパフォーマンスが向上し、スリーポイントシュートの成功率は9.2%、フリースローの成功率は9%アップした。プレーの質が上がっただけではない。気分が明るくなり疲労感を感じにくくなったと選手たちは語った。           
※(『サード・メトリック』 著者:アリアナ・ハフィントン P110、111を引用)

生活習慣を見直すだけで、パフォーマンスが向上するだけではなく、メンタルの向上にも役立てることは、ビジネスの世界でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
このような話題に関連して、7/19に開催するConvivial Salonでは、組織コンサルティングファーム・Thrive globalの傳川紀子さんをゲストにお招きして、ボディコンディショニングと仕事や働き方との関係についてレクチャーしていただきます。また職場やおうちで簡単にできる体操やストレッチ、瞑想体験などのミニエクササイズも予定しております。この機会にぜひ、「働き方/ワークスタイル」について考えている仲間と意見交換をしてみてはいかがでしょうか?

□ゲストスピーカー:
傳川紀子氏
Thrive Global ファシリテーター、コーポレート・ウェルネススペシャリスト
約9年間に渡ってのべ40,000人以上へのボディコンディショニング指導や若手経営者への瞑想指導を行う。体を整えることでパフォーマンスを上げる指導を得意とする。2011年に心地よい睡眠のための運動や生活習慣を解説したDVD、Perfect Sleep DVD 5 シリーズを制作。仕事のパフォーマンスを上げるための体操やヨガのクラス、メンタルヘルスセミナーを開催。2016年12月より米国NYを拠点とするThrive Global社 のファシリテーターとして活動を開始。           傳川さん.jpg

Convivial Salon vol.11『カラダから変える働き方変革 』

⇒参加希望の方はこちらから                             http://peatix.com/event/274399/

Kurokawa Madoka株式会社mct エスノグラファー

Jul 10, 2017 12:51 DMNトレーニングセミナーでお会いしましょう。

こんにちは、mctデザインインサイトユニットの程野(ほどの)です。

先日、NHK Eテレで「SWITCHインタビュー 達人達」という対談番組の「渡辺直美×ムロツヨシ」の回を観ました。そこで印象的だったのは、2人とも自身が主催する舞台を「公開オーディションの場」と考えているということでした。

ムロツヨシは自身が主催している「muro式」について「こんなことを面白いと思っている人間がここにいます、どうですか?」という公開オーディションとして始めたと語り、渡辺直美は「こんな人間がいますよ!」と自分をプロモートするために敢行したのがワールドツアーだったと語っています。

私の感覚としては、表現を生業とする人たちはまずは自分自身の思いを表現する場として舞台があり、それが結果として公開オーディションの場、つまり自身のプレゼンテーションの場として機能するのではないか、と思っていました。しかし彼らは、そもそも自分の舞台を公開オーディションであると位置付けており、駆けつけてくれた観客や関係者に向けてつねに自身をプレゼンテーションしているつもりで臨んでいるということに驚き、そしてそこに彼らの芸事への向き合い方を見たような気がしました。

さて、この話を“私たちのこと”として置き換えてみると、お客様と直接お仕事をさせていただく場が個人の公開オーディションであり、プレゼンテーションの場、ということになりますが、直接お会いできないお客様にはこのブログもその手段と言えるでしょう。そしてもうひとつ、個人を知っていただく手段として「セミナーを開催する」というのがあります。セミナーは、mctの考え方やメソッドを、講義および体験形式でお伝えしつつ、登壇している個人をリアルにプレゼンテーションできる場ですので、ムロツヨシや渡辺直美の言葉を借りるなら、まさに公開オーディションのような場だと言えなくもありません。ただし、私たちは彼らのような表現者ではないので、「私の芸風はこうです」というプレゼンテーションは無理ですが、少なくとも「こんな人間いますよ」とリアルに、その人となりをプレゼンテーションしている場、にはなっているのではないか、と思います。

前置きがかなり長くなりましたが、ここからが本題です。

現在、私たちは「DMNトレーニングセミナー」を開催しています。
「DMNトレーニングセミナー」とは、DMN運営事務局であるmctの若手メンバーがトレーナーとして、参加される方をサポートする「若手向けのデザインメソッド・トレーニングプログラム」です。未来のイノベーターとして活躍が期待される若手マーケターや若手デザイナーに向けた5つのプログラムをご用意している、というセミナーです。

一方的に講師の話を聞く座学と違って、“トレーニングセミナー”と銘打っているだけあって、参加いただいた方に頭と体を使って体感していただく、というのがこのセミナーの特長。当然寝落ちするヒマはありません。

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そして、我がデザインインサイトユニットのメンバーがトレーナーを務めるのが、
7/25(火)と8/3(木)の2日間にわたって開催する
「UXデザイン/デザインリサーチトレーニング」
です

内容は、エスノグラフィーやデプスインタビューなどのデザインリサーチメソッドについて、mctならではの視点や考え方を交えたレクチャー&エクササイズを実施するもので、参加された方に楽しみながら体験、習得していただける実践型のトレーニングセミナーです。

あくまでも若手向けですので、デザインリサーチの基本を知っておきたい、今さら聞けないからこの機会に身につけておきたい、という方、大歓迎です。

では、このセミナーのトレーナーをご紹介します。

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増田伸生(エスノグラファー/エクスペリエンスデザイナー)
ブログ記事: http://hubs.ly/H07Xy4n0

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景山聡之(エクスペリエンスデザイナー)
ブログ記事: http://hubs.ly/H07-qlt0

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合田沙都美(エスノグラファー)
ブログ記事: http://hubs.ly/H07L2g_0

この3名が2日間にわたって、皆さまに楽しくも、ためになるひと時を提供いたします。ぜひ彼らに会いにお越しください(彼らにとってもまさに公開オーディション、あるいはプレゼンテーションの場、ということですね)。

※セミナー2日目終了後は約1時間程度の交流の場を設ける予定です。彼らとの交流はもちろん、参加された方々との交流も可能ですので、ご活用ください。

ということで、ご興味のある方はぜひ下記URLで詳細をご確認いただき、お申し込みください。
まだ開催日まで2週間ほどありますので、余裕で間に合います!
http://peatix.com/event/278990

ぜひご参加ください!

Koji Hodono株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/エスノグラファー

【タグ】 DMN,

Jul 07, 2017 08:12 チームワークを阻むもの、それは自分の「目」かもしれない

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こんにちは、mct 組織デザインユニットの池田です。

 先日、同僚に誘ってもらい、知る人ぞ知るエンターテイメント、 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加してきました。

 

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは…

ホームページでは「暗闇のソーシャルエンターテインメント」と題されており、その名の通り、完全に光を遮断した空間の中を、複数人のグループを組んで進んでいき、さまざまな体験をするというものです。

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏によって発案され、これまで世界39か国以上で開催され、800万人を超える人々が体験されています。http://www.dialoginthedark.com/

 

軽い気持ちで申し込んだものの、当日受付を済ませた後、気持ちが急激に落ち込み始めました。なぜなら、暗闇がめちゃくちゃ苦手であることを急に思い出したからです。どう考えても90分も耐えられる気がしない。

まずは明るいところで、知り合いではない人も含めて8人のグループを組んで出発するのですが、気持ちがすでに動揺しまくっているので、それぞれの人の顔もまったく覚えられませんでした。

そして、段階的に薄暗い部屋へ…。その時、視覚障がい者の男性がアテンド役として、待っていてくれます。私はアテンドがあることを知らなかったので、すごく驚きました。そして、“暗闇のエキスパート” であるこの男性が、適宜声がけをしてくれてすごく頼りになるのです。

 

「今緊張していると思うから、深呼吸しましょう」

…不安でいっぱいの気持ちを察してくれて、ナイスなアシスト! 

 かと思ったら次の瞬間には…、

 

「真っ暗闇なので、目が慣れるということは一切ありません。だから “見る” ことを早くあきらめることです」

 

…怖い、怖すぎる。もう、ここから出してくれ…

と、半ば懇願モードの私におかいまなく、とうとう真っ暗闇の部屋に足を踏み入れることになりました。

 

詳しい内容を書きすぎるとネタバレになるので避けますが、暗闇空間の中で、今日初めて会った8人の人間が、お互いに声をかけあったり、助け合ったり、譲り合ったりしながら、歩を進めていきます。

そして、この体験をしている最中に、私がとても印象的だったことがあります。

 

「みんなと仲良くなるのが、すごく早い…」

 

気がつけば、みんながお互いを気づかい、名前を呼び合い、ついてこれていない人がいれば声をかけて助け合い、最終的には、暗闇の中でお互いに冗談まで言い合える状態になっていました。もちろん、表情も仕草も周りの状況も分からないので、お互いの言葉に注意深く耳を傾け、信頼関係を築いていきます。もし、私たちが目が見える状態で出会っていたら、この短時間で、こうはなっていないだろうなと思います。

私たち人間は、「先入観」を持ってものごとを見てしまいます。その対象が人間であっても、同じです。私自身も、この時の経験から、これまでずいぶんと人の見た目や些細な言動から「この人はこんな人にちがいない」「自分とは仲良くなれそうもない」と勝手に判断し、人と深くコミュニケートする機会を失ってきたのかもしれない、と反省しました。

 

仕事の場面でも同様に、年々問題が複雑化するこれからの時代においては、今後より「チームワーク」が求められます。その時に必要なのは、相手に対する表面的な評価や評論、決めつけではなく、その人自身が「どんな気持ちで、何をしたいと思っているのか」、積極的な対話や共感を通じて、理解を深めていくことではないでしょうか。そんな、基本的で大事なことを、思い出させてもらった貴重な体験でした。

また「先入観を取り払う」ということ以外にも、この「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」には下記のようなチームワークを促進する要素が巧みに散りばめられており、本当によくできた設計だと思いました。ぜひ多くの方に体験していただきたいです。

 

・共通の目標がある(協力して、課せられたアクティビティを完遂する)

・参加者の不安を受け止めながらも、主体性を引き出してくれるファシリテーターの存在

・非日常的なドキドキを共有している一体感、仲間意識

・視覚を失うことで、他の感覚が鋭敏になり、没入状態(フロー)に入る

・相手の声に耳を研ぎ澄ますことで相手の気持ちを感じる力(共感力)が増す

 

チームワークというテーマについては、また引き続き考えてきたいと思います。

 

お薦めしておきながらなのですが…「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は現在、外苑前会場で最後の開催期間中ですが、残念ながら8月末まで全て満席のようです(その後はしばらく移転先を探索されるとのことです)。大阪グランフロントでは「対話のある家」というイベントを定期開催されているようですので、ご興味がおありの方はそちらもぜひ体験してみてください。

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mctのマンガ研修では、「チームワーク」のテーマでもトレーニングを提供しています。

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Eiko Ikeda株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jul 06, 2017 01:48 メタファーとコンテクスト

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こんにちは、mct デザインインサイトユニットの景山です。
 
先週の増田の投稿に続き、「メタファー」について。
皆さんは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』という映画をご存知でしょうか。2014年に公開、今年2017年5月に続編の『リミックス』が封切られ、地域によってはまだギリギリ上映中だったりするので、ご存知の方も観たという方も多いでしょう。その映画の中に、ドラックスというキャラクターが登場します。彼は、家族を悪者に殺された、悲しい過去を持っているのですが、同時に「メタファーが通じない」人物として、コミカルにも描かれています。
例えばこんな場面。作品の主人公・ピーターが、喉に指を当て真横に動かすジェスチャーをして
 
(殺されるぞ)
 
とドラックスに伝えたのに対し、ドラックスは
 
「なぜ喉に指を当てる?」
 
と不思議そうに返します。
 
彼の表情から、自分がやったことの意味が理解されていないと察したピーターは、「いいか、喉に指を当てるっていうのはつまり…」と、いちいち言葉で説明する羽目になります。
 
ドラックスは別の場面でも、彼のことを皮肉って「歩く類語辞典(walking thesaurus)」と呼んだピーターに、「そんなふうに呼ぶな(Do not ever call me a thesaurus)」とキレかけて「メタファーだよ」とまた説明させたり、「こいつにはメタファーは耳を素通り(Metaphors go over his head)」という別の人物のセリフにも「素通りしない。素早い反射神経でキャッチする(Nothing goes over my head. My reflexes are too fast. I would catch it)」と答えたり、といった具合に、言っていることを字義通りにしか受け止めず、会話がまったくスムーズにいきません。
 
作中では、こうしたやり取りはギャグとして描かれており、「喩えが通じない」というドラックスの特徴も、彼のチャーミングな一面、という風に演出されています。しかし現実ではメタファーの使い方を失敗すると、会話がずれてしまうだけでなく、誤解や下手をするとコミュニケーションの断絶を生んでしまいます。あなたにも、喩えが相手にうまく通じなくて困ったり、会話がぎくしゃくしてしまった経験はありませんか?
 
「メタファー」をコミュニケーションで使う際には、当たり前ですが「そのメタファーを、相手が理解できる」ことが大切です。上の例では、「喉に指を当てる」という動作が「人を殺す」ということを暗に意味する、という前提が、話し手と受け手との間で共有されているかが問題となるわけです。ピーターとドラックスの間にはこの前提が共有されていなかったため、紹介したようなズレたコミュニケーションが起きてしまったのです。
 
逆に両者の間で前提や文脈(コンテクスト)を共有し、適切な「メタファー」を見つけてそれをうまく使うことができれば、相手との間に強い関係を築くことができます。
例えばタイヤメーカーのミシュランは、顧客へのインタビューを通じて、彼らがタイヤを「防護服」「セーフティネット」など、自分を守ってくれる「容れ物(Container)」に喩えていることに気づき、タイヤを「ノアの方舟」に見立てたCMを作りました。タイヤの安全性能を、ノアの方舟(=大洪水から中の動物を守ったと旧約聖書で語られる、安全の象徴)の「メタファー」で表現し、顧客の無意識に訴えたわけです。
 
 
「ZMET法」のインタビューでは、顧客から「メタファー」を引き出し、分析を通じて、顧客がそのメタファーを用いるコンテクストを理解します。そこから顧客にとって「適切なメタファー」を発見し、コミュニケーションに応用していくのです。ピーターが最初ドラックスに対してやったような、「このメタファーは当然相手も理解するだろう」という暗黙の前提に陥らず、その前提やメタファーが用いられるコンテクストに意識的になることで、顧客に届くメッセージを届けることが可能になります。
 
ちなみに冒頭で挙げたドラックス、新作の『リミックス』では、何と自分で「メタファー」を使えるようになっています。しかしその内容は何とも・・・な下ネタなので、ここでは説明しません。気になった方はぜひ映画をご覧になってください。
 

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mctでは、ユーザーの無意識から「メタファー」を表出させる世界的メソッドZMET(Zaltman Metaphor Elicitation Technique)のライセンスを、日本企業で唯一保有しています。

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Satoshi Kageyama株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

Jul 04, 2017 12:42 藤井四段 Japanese chess player

30連勝を逃したものの、公式戦29連勝の快挙を成し遂げた藤井聡太四段。彼の飛びぬけた強さの秘密に関し、ネット上ではいろいろと情報が上がっています。In an official match last month on June 29th, the professional Shogi player Sota Fujii (with rank 4-dan) set a new record for 29 consecutive victories. Although he missed the chance for a 30-game winning streak. Now there is a lot of conversation in the media and internet about the reasons for his unique Shogi skill, such as...

Fujii-4-dan.jpg

※画像は将棋会館のホームページより(藤井四段は写真右)


◆AIの将棋ソフトを使って、序盤から攻めるスタイルを身に着けた(普通は王将を守るように駒を置いてしまうが、彼はその呪縛から解き放たれている)He has developed an aggressive playing style learned from AI Shogi game software, which is applied at the beginning of games. (He is free from the bias of protecting the king, which most people cannot break).
◆他の棋士の差し方を本から研究しつくした He has read extensively of professional Shogi players' books and learned from their skills.
◆10,000問以上の詰将棋で終盤戦の力を身に着けた He has cultivated skills for the end game by playing more than 10,000 Shogi matches (A typical professional only plays about 1,000 matches in their lifetime).
◆勝負中にチョコを食べて、脳をリフレッシュ He refreshes his brain with chocolate during games.

など。ただ、世の親たちは彼が使っていた知育玩具にも注目をしているようです。彼が使っていたcuboroは「天才棋士を育てたおもちゃ」としてテレビでも紹介され、7月現在、半年以上の予約待ちのサイトもある状態です。 Based on the kind of conversation above, parents started looking into the kind of toys that Sota used to play with growing up. One of his old toys, Cuboro, has since been introduced on TV as "a toy that makes a genius," and people now can wait more than half a year until they receive the toy from distributors.

上記の情報の関係性を可視化したものが以下の図です。 The following diagram visualizes the above contents:

chart.jpg
上記の図ではまだ説明していない項目が載っています。 But there is more to the above diagram.

◆負けて人前で大泣きしても許してくれる親 Parents who look after him with warm heart regardless of losing or crying.
◆とにかく好きなことをさせてもらえる環境 Environment which allows freedom to do things that he likes.

ここからのお話ですが、まず、ごめんなさい。一部のお父さんお母さんには不快な情報かもしれません。Please excuse my content here, since it might not be appropriate for all parents.

子供がcuboroを買い与えることと「とにかく好きなことをさせてもらえる環境」が矛盾する可能性があるということ。親は子供のためを思ってコントロールしたいと思うが(知育玩具で遊んで賢くなってもらいたい)、親のコントロールと子供の好きなことが矛盾してしまい、子供のモチベーションの芽を摘んでしまうかもしれません。 There could be a contradiction between factors to child's growth, between buying Cuboro for a child and providing an environment which allows the children to do things that they like. Parents tend to control things for the child's sake, but sometimes creates a contradiction with what the child actually wants to do.

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さて、今回の隠れた主題は、実は、このようなロジックチャートを作るということに関してです。ロジックを構造化すると矛盾に気づいたり、そのチャートに載っていない情報を見つけるきっかけになったりします。 Well, the hidden purpose of this theme is to make a logic chart. By making it, you can find possible contradictions in the structure, and even become aware of things that are not on such a logical chart.

上記の図に載っていない重要な要素があれば、お母さん・お父さんたちの参考にもなるはずです。例えば、もしかしたら聡太さんが毎日、庭の木に登って遊んで体力がつき、それが集中力の糧になっているかもしれません。 If you can see other elements that are not on the chart, I am sure that it would be helpful for parents. For example, 'Sota climbs a tree in his garden every day' could be the reason why he maintains so much concentration during matches.

インサイトを得たら情報を構造化し、そして、それをベースに他のインサイトがないかを再度考える。そのような分析フローでインサイトの精度アップを図ることも有用です。ロジカルさとクリエイティビティが正反対の思考と言われることもありますが、クリエイティブになるために一度ロジカルになってみて、そしてそのロジックを乗り越えてクリエイティブになる。そのような思考法のご提案でした。 Once you gain insights, and then structure insights, then go back to the process of gaining additional insights. This kind of flow analysis would further increase the quality of insights as well. Logicality and creativity may be said to be the opposite thinking. But in order to be creative, once you may well become logical. After thinking logically, you overcome that logic and will become more creative. It was a suggestion of such thought method.

これらのトレーニングを繰り返し、高度なロジカルさとクリエイティブさを兼ね備えた棋士の方々に少しでも近づきたいものですね。ちなみに、弊社東京オフィスは千駄ヶ谷の将棋会館から歩いて5分の距離にありますが、佐藤はまだ藤井聡太さんをお見受けしたことはありません。 I would like to get closer to these shogi players who combine advanced logicality and creative, by repeat these trainings. Although our Tokyo office in Sendagaya is only 5 minutes away from the Shogi Hall, I have yet to see him in person. 

◆mctのホームページが新しくなりました our new homepage◆
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Takeshi Sato株式会社mct ストラテジスト

Jul 03, 2017 07:47 (第1回)デザイン思考を用いたビジネスデザイン

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ビジネスデザインユニットの下野です。

 
ここ最近、R&D部門の方から新規事業についての問い合わせが多く、R&D部門を拠点とした新規事業開発が増えてきているのではないか?と感じています
 
彼らが抱えている課題は「技術的な課題の解決策」を探索する前段階、新規事業の「事業のテーマを探すこと」や「フォーカスする機会を探すこと」、そして「収益化に向けたソリューションを開発すること」といった、ビジネスデザインのフェーズにあります。
 
そこで「デザイン思考」や「人間中心のイノベーション思考」を起点にイノベーションのお手伝いをしているmctとして、新規事業を推進するR&D部門の方々が持つ課題に対して、デザイン思考を用いるとどのようなアプローチができるのか、整理してみました
 
ビジネスデザイン全体メニュー.jpg
 

新規事業開発を大きく3つのフェーズに分け、お持ちの課題に合わせたアプローチ方法を整理しています。細かい内容についてはこのブログで随時アップしていこうと思いますが、早く内容を知りたい方はこちらより相談受付・資料送付を行っております。
 

新規事業・新規技術のビジネス開発プログラム 

 

Fumihiro Shimono株式会社mct ストラテジスト

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